中嶋×石森
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卒業発表をした時、ずっと見つめてくる貴女の表情が固くなった。
諦めなのか、違うのか。
「卒業公演来てくれるよね?」
と問えば、
「もちろん」
とひとこと。
「あと三ヶ月、たくさん会いに来てくれる?」
「…うん。」
「じゃあまた次のライブでね」
多分貴女はもう来ない。
明日会う予定だったライブも誰の為に歌えばいいか分からない。
人気のない私にとっては、貴女がいちばんのファンで、いちばん大好きで。
その好きが膨らみすぎたから。
この距離感じゃ、もう耐えられないと思ったから。
アイドルを辞めてでも、貴女の隣にいたいと思ってしまったから。
私が一人抜けても誰も気付かないから、会場を数分前に後にした貴女を追う。
いつも見てた背中。間違えるわけない。
「ゆづ!」
「…なぁに、特典会中でしょ?抜けてきちゃダメでしょ」
「別にゆづしか来ないの知ってるじゃん」
「それもそうか」
「聞いて欲しいことがあって」
「アイドル辞めることは聞いたよ?」
「違う」
「じゃあなに?」
「私、ゆづが好き。だからアイドル辞める」
「はぁ?」
想像通りのリアクション。
「ゆづのことが好きで、ゆづの隣にいたいから、だからアイドル辞めるの。アイドルのままだったら、ゆづが好きって気持ちがライブ中に溢れ出ちゃいそうだから」
「私は、璃花の隣にはいられないよ」
「どうして?」
「璃花の好きは多分違うから。だから、」
「じゃあゆづの好きは何?」
「…っ、好きで好きで仕方ないの。何でも知りたくて、何にも知らなくて、これ以上好きにさせないで欲しいのにっ、」
「なら、これからはもっと知って欲しい。」
諦めきれない物を手放すかと、ただ一人泣き崩れる貴女をそっと抱きしめた。
「卒業公演来てくれるでしょ?」
「彼女の卒業、見届けないわけないので」
「ゆづって、思ってる以上に璃花のこと好きだよね」
「当たり前なんだけど」
諦めなのか、違うのか。
「卒業公演来てくれるよね?」
と問えば、
「もちろん」
とひとこと。
「あと三ヶ月、たくさん会いに来てくれる?」
「…うん。」
「じゃあまた次のライブでね」
多分貴女はもう来ない。
明日会う予定だったライブも誰の為に歌えばいいか分からない。
人気のない私にとっては、貴女がいちばんのファンで、いちばん大好きで。
その好きが膨らみすぎたから。
この距離感じゃ、もう耐えられないと思ったから。
アイドルを辞めてでも、貴女の隣にいたいと思ってしまったから。
私が一人抜けても誰も気付かないから、会場を数分前に後にした貴女を追う。
いつも見てた背中。間違えるわけない。
「ゆづ!」
「…なぁに、特典会中でしょ?抜けてきちゃダメでしょ」
「別にゆづしか来ないの知ってるじゃん」
「それもそうか」
「聞いて欲しいことがあって」
「アイドル辞めることは聞いたよ?」
「違う」
「じゃあなに?」
「私、ゆづが好き。だからアイドル辞める」
「はぁ?」
想像通りのリアクション。
「ゆづのことが好きで、ゆづの隣にいたいから、だからアイドル辞めるの。アイドルのままだったら、ゆづが好きって気持ちがライブ中に溢れ出ちゃいそうだから」
「私は、璃花の隣にはいられないよ」
「どうして?」
「璃花の好きは多分違うから。だから、」
「じゃあゆづの好きは何?」
「…っ、好きで好きで仕方ないの。何でも知りたくて、何にも知らなくて、これ以上好きにさせないで欲しいのにっ、」
「なら、これからはもっと知って欲しい。」
諦めきれない物を手放すかと、ただ一人泣き崩れる貴女をそっと抱きしめた。
「卒業公演来てくれるでしょ?」
「彼女の卒業、見届けないわけないので」
「ゆづって、思ってる以上に璃花のこと好きだよね」
「当たり前なんだけど」
