中嶋×石森
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放課後、生徒会室から見える部活中の彼女。半袖短パンにポニーテール。真剣な表情でアップをしている姿をじっと見る。先輩仕事進めてくださいなんていう声は無視。ちゃんと後からやるし、期限には間に合わせるから。だから、今だけは真剣な彼女を見させてほしい。普段はふわふわおっとりしている彼女だけど、この時間だけはかっこよくなる。そんなギャップにやられている。今も昔もずっと。
バスケ部が体育館で練習を始めてから一時間とちょっと。自分の生徒会としての仕事を終えて、体育館へ向かう。体育館の二階。バルコニーになっているところには毎日絶えずギャラリーがいる。隣で男バスの練習もしているからそっちが目当てだったり、女バスだって男女問わず人気だったり。もちろん私の彼女目当ての人だって一定数いる。手を振られたり、声を掛けられたりしてるけど、それに一切として返さないのは私のことを思ってらしい。私にはブンブン手を振ったり、おっきな声で名前呼んだりするのにね。「また中嶋先輩だけ」だの、「なんで中嶋なんだよ」なんて何回も言われたけど、恋人としての特権てことで。
「ゆーづ!」
「りかぁ!」
「今日も点取るから見ててねー!」
「もちろん!」
なんて言って、コートへと戻っていく彼女。毎回、これを言ってくれるの健気で可愛い。
もちろんこの日も何本もシュートを決めて何点も取って。コートに立ってる時の真剣で敵を狩るような眼には、何回も惚れ直している。
練習が終わったら、私は先に玄関へ向かう。少ししたら、パタパタ走ってくる彼女。その勢いのまま抱きついてくるから受け止めるのに精一杯。そっちは筋肉の塊のバスケ部で、私は室内で書類と睨めっこしてるだけの生徒会なのを忘れないでほしいなんて思いながら受け止める。
「ゆづだ」
「ゆーづですよ」
「今日のりかどうだった?」
「今日の璃花も最高だったよ」
「んふふ、知ってる」
「……握りつぶしてやろうか?」
「ゆづにならいくらでも」
「そんなことしないけどね」
「それも知ってる」
こうやってくっつける時間が好き。
私たちの学校から最寄りの駅まではかなり距離がある。駅まではふたりきり。クラスが違うからその日あったことを知れるのはここだけ。
「今日はゆづはなにしたの?」
「そろそろ総会近いからそれの準備かな」
「ってことは部活の決算も出さないとだね」
「今回もお願いしますね、面倒なことだけは避けたい」
「任せといて」
今日はここまで。駅に着いちゃったからね。だけど、今日の彼女ば機嫌がいい。今週末の試合終わったらそのままお泊まりだからかな。
「また明日ね」
「うん、また明日」
「今日も電話していい?」
「嫌って言っても電話してくるのはどこの誰?」
「石森の璃花さんです」
「ははは、待ってるね」
「うん、またあと…でね?」
毎日どちらかが寝落ちするまで電話しちゃうからそれまでにやること終わらせないとな。
バスケ部が体育館で練習を始めてから一時間とちょっと。自分の生徒会としての仕事を終えて、体育館へ向かう。体育館の二階。バルコニーになっているところには毎日絶えずギャラリーがいる。隣で男バスの練習もしているからそっちが目当てだったり、女バスだって男女問わず人気だったり。もちろん私の彼女目当ての人だって一定数いる。手を振られたり、声を掛けられたりしてるけど、それに一切として返さないのは私のことを思ってらしい。私にはブンブン手を振ったり、おっきな声で名前呼んだりするのにね。「また中嶋先輩だけ」だの、「なんで中嶋なんだよ」なんて何回も言われたけど、恋人としての特権てことで。
「ゆーづ!」
「りかぁ!」
「今日も点取るから見ててねー!」
「もちろん!」
なんて言って、コートへと戻っていく彼女。毎回、これを言ってくれるの健気で可愛い。
もちろんこの日も何本もシュートを決めて何点も取って。コートに立ってる時の真剣で敵を狩るような眼には、何回も惚れ直している。
練習が終わったら、私は先に玄関へ向かう。少ししたら、パタパタ走ってくる彼女。その勢いのまま抱きついてくるから受け止めるのに精一杯。そっちは筋肉の塊のバスケ部で、私は室内で書類と睨めっこしてるだけの生徒会なのを忘れないでほしいなんて思いながら受け止める。
「ゆづだ」
「ゆーづですよ」
「今日のりかどうだった?」
「今日の璃花も最高だったよ」
「んふふ、知ってる」
「……握りつぶしてやろうか?」
「ゆづにならいくらでも」
「そんなことしないけどね」
「それも知ってる」
こうやってくっつける時間が好き。
私たちの学校から最寄りの駅まではかなり距離がある。駅まではふたりきり。クラスが違うからその日あったことを知れるのはここだけ。
「今日はゆづはなにしたの?」
「そろそろ総会近いからそれの準備かな」
「ってことは部活の決算も出さないとだね」
「今回もお願いしますね、面倒なことだけは避けたい」
「任せといて」
今日はここまで。駅に着いちゃったからね。だけど、今日の彼女ば機嫌がいい。今週末の試合終わったらそのままお泊まりだからかな。
「また明日ね」
「うん、また明日」
「今日も電話していい?」
「嫌って言っても電話してくるのはどこの誰?」
「石森の璃花さんです」
「ははは、待ってるね」
「うん、またあと…でね?」
毎日どちらかが寝落ちするまで電話しちゃうからそれまでにやること終わらせないとな。
