中嶋×石森
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空なんて長らく見ていない。まぁ、見上げたところで背の高いビルとそれから発された光で照らされた空が見えるだけ。見上げる度に思う。なんて人工的な空なんだろうかって。
地元にいた時は天気が悪い日以外は空を見上げれば真っ暗で。でも、その中にも幾千にもなる小さな光が頑張って輝いていて。月が輝いている日もあれば、星が輝いてる日もあって。時々見える人工衛星の光を見つけるのが楽しかったり。この景色を誰かに見せたいって思ったことは何度もある。それこそ璃花には何度も言った。地元の空がねって。楽しそうに聞いてくれるからついね。
でも、こっちに来てからは夜空なんて見ていない。つまらない夜空なんて見る気にもならなかったから。だけど、今日だけは違う。璃花に誘って貰ったからってのもあるけど、少し遠出して夜空を見に来た。七夕くらいは贅沢したいじゃん。って。なんとも璃花らしい提案だったけど。
車で小一時間。璃花の運転で郊外にある空が開けて見える場所に来た。窓から見えた夜空も既に綺麗だったけど、いざ、原っぱに寝転がって見た夜空は別格に綺麗で。隣にいる璃花はずっとテンションが上がりっぱなしで話しかけてきていた。
「ねぇ、ゆーづ!!すっごくきれい!」
「うん、すーっごくきれい」
「ゆづと来れて良かった」
「え?」
「今日は七夕だよ?」
「それは知ってるよ?」
「織姫と彦星はこの日しか逢えないの少しかわいそう」
「それと私になんの関係が?」
「んー、ゆづとは1年に1度じゃなくてずーっと一緒にいたいなって」
「…まって、それ、私から言いたい」
「それを待ってたよ」
「そういうとこ璃花策士だよね、ずるいわ」
「早くしてよ私の織姫さん」
言わなきゃいけない。言う機会をくれたんだ。
「私は璃花の彦星にはなれないし、1年に1度じゃ足りない。この先ずっと一緒にいて欲しい…です…」
「うん」
「…好きです。」
「りかもすきだよゆづのこと」
「付き合ってくれますか?」
「もちろんです」
なんかプロポーズみたいだねって横で微笑むから、多分私の顔は真っ赤。
瞬いている星たちは私たちのことを祝福してくれてるのかな。君たちが織り成してる天の川にお世話になることはないけど、天の川を見る度に今日のことを思い出すんだろうな。
地元にいた時は天気が悪い日以外は空を見上げれば真っ暗で。でも、その中にも幾千にもなる小さな光が頑張って輝いていて。月が輝いている日もあれば、星が輝いてる日もあって。時々見える人工衛星の光を見つけるのが楽しかったり。この景色を誰かに見せたいって思ったことは何度もある。それこそ璃花には何度も言った。地元の空がねって。楽しそうに聞いてくれるからついね。
でも、こっちに来てからは夜空なんて見ていない。つまらない夜空なんて見る気にもならなかったから。だけど、今日だけは違う。璃花に誘って貰ったからってのもあるけど、少し遠出して夜空を見に来た。七夕くらいは贅沢したいじゃん。って。なんとも璃花らしい提案だったけど。
車で小一時間。璃花の運転で郊外にある空が開けて見える場所に来た。窓から見えた夜空も既に綺麗だったけど、いざ、原っぱに寝転がって見た夜空は別格に綺麗で。隣にいる璃花はずっとテンションが上がりっぱなしで話しかけてきていた。
「ねぇ、ゆーづ!!すっごくきれい!」
「うん、すーっごくきれい」
「ゆづと来れて良かった」
「え?」
「今日は七夕だよ?」
「それは知ってるよ?」
「織姫と彦星はこの日しか逢えないの少しかわいそう」
「それと私になんの関係が?」
「んー、ゆづとは1年に1度じゃなくてずーっと一緒にいたいなって」
「…まって、それ、私から言いたい」
「それを待ってたよ」
「そういうとこ璃花策士だよね、ずるいわ」
「早くしてよ私の織姫さん」
言わなきゃいけない。言う機会をくれたんだ。
「私は璃花の彦星にはなれないし、1年に1度じゃ足りない。この先ずっと一緒にいて欲しい…です…」
「うん」
「…好きです。」
「りかもすきだよゆづのこと」
「付き合ってくれますか?」
「もちろんです」
なんかプロポーズみたいだねって横で微笑むから、多分私の顔は真っ赤。
瞬いている星たちは私たちのことを祝福してくれてるのかな。君たちが織り成してる天の川にお世話になることはないけど、天の川を見る度に今日のことを思い出すんだろうな。
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