村井×山下
夢小説設定
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胸に咲いた赤い花が枯れる頃。私はまた瞳月を求めてしまう。
特段そういった欲が強いわけではない。ただ、猫のようにふらふらとどこかへ行ってしまう瞳月が私の元を離れてしまうのが怖くて。
できるなら私だけを見ていて欲しい。私だけに夢中になって欲しい。そう思えばそう思うほど、不安になって仕方がない。
「ねぇ、しーちゃん」
「ん?」
「しよ?」
瞳月を抱きしめて耳元でそう呟く。そうしたら瞳月は私を抱いてくれるから。その時だけは満たされるから。
瞳月は好きを伝えてくれているのは分かっている。常に思いを伝えてくれるから。だけど、それを素直を受け入れられない自分がいて。
ソファに押し倒され、縫い付けられた腕は自由をなくして、瞳月をただ見上げることしか出来ない。
「ゆうはなんでそんなに悲しい顔しとるん?」
「…え?」
「しーに抱いて欲しいって言うけど、いっつも悲しそうな顔やで」
「……」
「しかも決まって、キスマ消えるくらいで。なんか悩み事でもある?」
「悩み事かぁ…。」
「しーはさ、私の事好き?」
「そりゃ、好きやで」
「私ね、いつかしーに捨てられちゃうんじゃないかって不安になっちゃって」
泣きたくないのに、瞳月に胸中を吐露すればするほどに涙が止まらない。
「しーが、ゆう以外の人好きになるわけないやん」
「分かってる、分かってるんだけど…」
「泣いたら腫れてまうで」
「ずっとゆうといてくれる?」
「そんなん当たり前やん」
「そっか」
縫われた腕はいつの間にか解放され、代わりに正面からとんでもない強さで抱きつかれる。
「しーの方がゆうがおらんと無理なのに」
そう微笑まれ、軽く唇があたる。
「不安にならないくらいたくさん好きって言うから」
「うんっ」
特段そういった欲が強いわけではない。ただ、猫のようにふらふらとどこかへ行ってしまう瞳月が私の元を離れてしまうのが怖くて。
できるなら私だけを見ていて欲しい。私だけに夢中になって欲しい。そう思えばそう思うほど、不安になって仕方がない。
「ねぇ、しーちゃん」
「ん?」
「しよ?」
瞳月を抱きしめて耳元でそう呟く。そうしたら瞳月は私を抱いてくれるから。その時だけは満たされるから。
瞳月は好きを伝えてくれているのは分かっている。常に思いを伝えてくれるから。だけど、それを素直を受け入れられない自分がいて。
ソファに押し倒され、縫い付けられた腕は自由をなくして、瞳月をただ見上げることしか出来ない。
「ゆうはなんでそんなに悲しい顔しとるん?」
「…え?」
「しーに抱いて欲しいって言うけど、いっつも悲しそうな顔やで」
「……」
「しかも決まって、キスマ消えるくらいで。なんか悩み事でもある?」
「悩み事かぁ…。」
「しーはさ、私の事好き?」
「そりゃ、好きやで」
「私ね、いつかしーに捨てられちゃうんじゃないかって不安になっちゃって」
泣きたくないのに、瞳月に胸中を吐露すればするほどに涙が止まらない。
「しーが、ゆう以外の人好きになるわけないやん」
「分かってる、分かってるんだけど…」
「泣いたら腫れてまうで」
「ずっとゆうといてくれる?」
「そんなん当たり前やん」
「そっか」
縫われた腕はいつの間にか解放され、代わりに正面からとんでもない強さで抱きつかれる。
「しーの方がゆうがおらんと無理なのに」
そう微笑まれ、軽く唇があたる。
「不安にならないくらいたくさん好きって言うから」
「うんっ」
