保科宗四郎
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
保科副隊長、寝癖ついてますよ。
え、嘘やん! どこどこ⁈
右のほうです。もうちょっと、上。
保科副隊長が恥ずかしそうに髪を撫でつける姿が可愛くて、つい「ふ」と声が漏れる。それを見逃さなかった彼は「まさか……」とわなわなし始めた。
「ふふ、そのまさかです。今日はエイプリルフールなので」
「クソ、騙されたー‼︎」
私のささやかな嘘にまんまと引っかかった保科副隊長は、それはそれは悔しそうな顔をしていた。私はそんな姿も拝めて大変満足なのだけど。
「あかん。もう何も信じられん」
「そんな大げさな……」
ずーん、と音がしてきそうなほど落ち込んだ背中に声をかける。やりすぎただろうか。いや、そんな悪い嘘ではなかったはず。どうしようか考えていると、突然くるりと保科副隊長が振り返った。
「なあ、知っとる?」
何を? と開きかけた口は、そのまま保科副隊長の唇で塞がれた。ぬるりと分厚い舌が入ってきて、容赦なく口内を舐られる。抵抗しようにも保科副隊長の鍛え抜かれた身体を押し返すなど不可能で、彼の欲のまま貪られた。
苦しくなって舌を奥へと引っ込めれば、逃げるなとばかりに絡みつかれ、捕まったが最後、じゅっと音がするほど吸いつかれた。何故だか執拗に舌を舐められ、吸われ、歯を立てられ。一体どれくらいそうしていたのか、解放される頃には舌全体がじんじん痺れるほどだった。
呼吸は未だ整わない。肩で息をしながら急に何をするのかと睨め付けると、肩で息をする私の顎を軽く持ち上げて、保科副隊長が言った。
「知っとる? 嘘つくと閻魔様に舌抜かれるんやって」
ああ、だから舌ばかり。抜かれることこそなかったけれど、いっそ抜かれたほうがいいんじゃないかと思うほどの責め苦だった。あんな仕返しをされるとわかっていたら、嘘なんてつかなかったのに。
「こわいなあ」
そう言って目をきゅっと細めて笑う保科副隊長が一番怖い。とは、口が裂けても言えなかった。
え、嘘やん! どこどこ⁈
右のほうです。もうちょっと、上。
保科副隊長が恥ずかしそうに髪を撫でつける姿が可愛くて、つい「ふ」と声が漏れる。それを見逃さなかった彼は「まさか……」とわなわなし始めた。
「ふふ、そのまさかです。今日はエイプリルフールなので」
「クソ、騙されたー‼︎」
私のささやかな嘘にまんまと引っかかった保科副隊長は、それはそれは悔しそうな顔をしていた。私はそんな姿も拝めて大変満足なのだけど。
「あかん。もう何も信じられん」
「そんな大げさな……」
ずーん、と音がしてきそうなほど落ち込んだ背中に声をかける。やりすぎただろうか。いや、そんな悪い嘘ではなかったはず。どうしようか考えていると、突然くるりと保科副隊長が振り返った。
「なあ、知っとる?」
何を? と開きかけた口は、そのまま保科副隊長の唇で塞がれた。ぬるりと分厚い舌が入ってきて、容赦なく口内を舐られる。抵抗しようにも保科副隊長の鍛え抜かれた身体を押し返すなど不可能で、彼の欲のまま貪られた。
苦しくなって舌を奥へと引っ込めれば、逃げるなとばかりに絡みつかれ、捕まったが最後、じゅっと音がするほど吸いつかれた。何故だか執拗に舌を舐められ、吸われ、歯を立てられ。一体どれくらいそうしていたのか、解放される頃には舌全体がじんじん痺れるほどだった。
呼吸は未だ整わない。肩で息をしながら急に何をするのかと睨め付けると、肩で息をする私の顎を軽く持ち上げて、保科副隊長が言った。
「知っとる? 嘘つくと閻魔様に舌抜かれるんやって」
ああ、だから舌ばかり。抜かれることこそなかったけれど、いっそ抜かれたほうがいいんじゃないかと思うほどの責め苦だった。あんな仕返しをされるとわかっていたら、嘘なんてつかなかったのに。
「こわいなあ」
そう言って目をきゅっと細めて笑う保科副隊長が一番怖い。とは、口が裂けても言えなかった。