保科宗四郎
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
防衛隊員という仕事柄、命の危機に直面する場面は何度もある。けれど、非番の日にまで「あ、死ぬ……」なんて思う日が来るとは思わなかった。
テレビ画面に映るのは小此木先輩に借りた流行りの同人ゲーム『恋する防衛隊GS』、それにのめり込んで休日を費やした私、そしていつの間にか帰宅していた恋人である保科副隊長。おまけに保科副隊長のスチルがドアップで流れていて、地獄絵図とはまさにこのことかもしれない。
「お前から解体してもええんやで?」
不覚にもびくりとしてしまったのは、本来ボイスが付いていないゲームなのにご本人様のお声で再生されてしまったからだ。赤くなる私を保科副隊長が怪訝そうに覗き込む。
「君、こんなんで喜んでんの?」
「うっ、だって……」
このゲーム、意外とストーリーが良いのだ。その流れでついキュンとしてしまう。本人が絶対に言わないセリフというのがわかっているから、尚更新鮮に感じるのかもしれない。
保科副隊長がコントローラーを奪い、ポチポチとボタンを押していく。ああ、まだ私も見ていないストーリーなのに。
「これ、誰攻略したん?」
「え? えっと、乃木坂参謀長……」
「何でやねん!」
「違うの! 宗四郎さん攻略しようとしたら何故か全部参謀長ルートに行っちゃって」
恋人である保科副隊長や、他のキャラを攻略しようとするも見事に全て参謀長ルートに収束した。何度もプレイしてようやく保科副隊長ルートに入ったと思いきや、ご本人登場でそれどころではなくなってしまったけれど。
「ほーん、他は? 鳴海隊長とかはやってへんの」
やってはいない、まだ。借りたからには全ルート攻略したいところではあるけれど、頷くだけにとどめておく。
二度目の「ほーん」は心なしか機嫌が良さそうで内心ほっとする。
「それにしてもこいつ、何もわかってへんな」
「へ?」
「君の喜ばせかた」
じり、と保科副隊長が距離を詰めてくる。指先同士が触れて咄嗟に離れようとすれば、そのまま指を絡められぐいと引き寄せられた。
「忘れてしもた? 昨日はあんなに喜んどったのに」
耳元で低く囁かれ、ぶわりと体温が上がる。まだ色濃く残る首筋の花弁をなぞられれば否が応でも思い出してしまう。
「あ、あれは宗四郎さんが……」
自分は次の日も仕事の癖に、私が非番だからと容赦がなかった。おかげで身体は怠いし声は本調子じゃないし、それもあって一日ゲームをしていたのだけど。
「忘れてるならしゃあないなぁ、思い出してもらわんと」
「わっ!?」
気を抜いた瞬間に抱き上げられ、彼の足が寝室へと向かう。「覚えてる! ちゃんと覚えてるから!」という私の訴えは見事にスルーされ、借りたゲームも次の日には保科副隊長から小此木先輩へと返却されてしまったのだった。
テレビ画面に映るのは小此木先輩に借りた流行りの同人ゲーム『恋する防衛隊GS』、それにのめり込んで休日を費やした私、そしていつの間にか帰宅していた恋人である保科副隊長。おまけに保科副隊長のスチルがドアップで流れていて、地獄絵図とはまさにこのことかもしれない。
「お前から解体してもええんやで?」
不覚にもびくりとしてしまったのは、本来ボイスが付いていないゲームなのにご本人様のお声で再生されてしまったからだ。赤くなる私を保科副隊長が怪訝そうに覗き込む。
「君、こんなんで喜んでんの?」
「うっ、だって……」
このゲーム、意外とストーリーが良いのだ。その流れでついキュンとしてしまう。本人が絶対に言わないセリフというのがわかっているから、尚更新鮮に感じるのかもしれない。
保科副隊長がコントローラーを奪い、ポチポチとボタンを押していく。ああ、まだ私も見ていないストーリーなのに。
「これ、誰攻略したん?」
「え? えっと、乃木坂参謀長……」
「何でやねん!」
「違うの! 宗四郎さん攻略しようとしたら何故か全部参謀長ルートに行っちゃって」
恋人である保科副隊長や、他のキャラを攻略しようとするも見事に全て参謀長ルートに収束した。何度もプレイしてようやく保科副隊長ルートに入ったと思いきや、ご本人登場でそれどころではなくなってしまったけれど。
「ほーん、他は? 鳴海隊長とかはやってへんの」
やってはいない、まだ。借りたからには全ルート攻略したいところではあるけれど、頷くだけにとどめておく。
二度目の「ほーん」は心なしか機嫌が良さそうで内心ほっとする。
「それにしてもこいつ、何もわかってへんな」
「へ?」
「君の喜ばせかた」
じり、と保科副隊長が距離を詰めてくる。指先同士が触れて咄嗟に離れようとすれば、そのまま指を絡められぐいと引き寄せられた。
「忘れてしもた? 昨日はあんなに喜んどったのに」
耳元で低く囁かれ、ぶわりと体温が上がる。まだ色濃く残る首筋の花弁をなぞられれば否が応でも思い出してしまう。
「あ、あれは宗四郎さんが……」
自分は次の日も仕事の癖に、私が非番だからと容赦がなかった。おかげで身体は怠いし声は本調子じゃないし、それもあって一日ゲームをしていたのだけど。
「忘れてるならしゃあないなぁ、思い出してもらわんと」
「わっ!?」
気を抜いた瞬間に抱き上げられ、彼の足が寝室へと向かう。「覚えてる! ちゃんと覚えてるから!」という私の訴えは見事にスルーされ、借りたゲームも次の日には保科副隊長から小此木先輩へと返却されてしまったのだった。