棘くんといっしょ
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カーテンの隙間から差し込む日差しが眩しくて目が覚めた。今、何時くらいだろう。結構寝た気がするのに身体が重くて、ぼーっと天井を見つめていると、視界の端からひょこっと棘くんが顔を出した。
「こんぶ」
「おはよ、棘くん」
思っていた以上に声が掠れていてびっくりする。任務の後の棘くんみたいだ。
「高菜?」
「うん、大丈夫だよ」
心配そうに見つめる彼に手を伸ばすと、気持ち良さそうに目を閉じて擦り寄ってきた。ちょっと寝癖のついた髪が指先を掠めてくすぐったい。
そういえば昨日の夜も、こんな風に心配そうな顔をしてたっけ。手を握って、私のことばかり気にかけて。「高菜?」と何度聞いたかわからない。
元々、痛いものだと聞いていた。最初はみんなそんなものだと。だから「大丈夫」と伝えたのだけど、棘くんは最初から最後まで、ずっと優しかった。痛いのも怖いのも、全部どうでもよくなるくらいに。
あの時のぬくもりを確かめるように私は棘くんに抱きついた。
「す、すじこ⁈」
「んー、あったかいなぁって」
今度は私が棘くんに擦り寄る。昨日みたいに溶け合うような熱はないけれど、彼の体温はやっぱりあたたかくて、愛おしくて、離れ難い。
ぎゅーっと抱きしめると、棘くんも同じように返してきて、言葉の代わりに何度も口づけをくれた。
「棘くん大好き」
「ツナマヨ」
「まだ起きたくないなぁ」
「明太子。いくら」
「そうだね。今日はずっとこうしてよっか」
「しゃけ」
クスクスと二人笑いあって、今日は一日ベッドでダラダラ過ごすことに決めた。
何の予定もない日曜日。
二度寝したり、くだらない話をしたりしてたら本当にあっという間で。
同じ二十四時間のはずなのに、恋人と過ごすには短すぎて、久々に「月曜日、嫌だな」と零してしまった。
「こんぶ」
「おはよ、棘くん」
思っていた以上に声が掠れていてびっくりする。任務の後の棘くんみたいだ。
「高菜?」
「うん、大丈夫だよ」
心配そうに見つめる彼に手を伸ばすと、気持ち良さそうに目を閉じて擦り寄ってきた。ちょっと寝癖のついた髪が指先を掠めてくすぐったい。
そういえば昨日の夜も、こんな風に心配そうな顔をしてたっけ。手を握って、私のことばかり気にかけて。「高菜?」と何度聞いたかわからない。
元々、痛いものだと聞いていた。最初はみんなそんなものだと。だから「大丈夫」と伝えたのだけど、棘くんは最初から最後まで、ずっと優しかった。痛いのも怖いのも、全部どうでもよくなるくらいに。
あの時のぬくもりを確かめるように私は棘くんに抱きついた。
「す、すじこ⁈」
「んー、あったかいなぁって」
今度は私が棘くんに擦り寄る。昨日みたいに溶け合うような熱はないけれど、彼の体温はやっぱりあたたかくて、愛おしくて、離れ難い。
ぎゅーっと抱きしめると、棘くんも同じように返してきて、言葉の代わりに何度も口づけをくれた。
「棘くん大好き」
「ツナマヨ」
「まだ起きたくないなぁ」
「明太子。いくら」
「そうだね。今日はずっとこうしてよっか」
「しゃけ」
クスクスと二人笑いあって、今日は一日ベッドでダラダラ過ごすことに決めた。
何の予定もない日曜日。
二度寝したり、くだらない話をしたりしてたら本当にあっという間で。
同じ二十四時間のはずなのに、恋人と過ごすには短すぎて、久々に「月曜日、嫌だな」と零してしまった。
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