棘くんといっしょ
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いつだったか「おかか!(月曜は嫌だ!)」と棘くんが言っていた。
休み明けの最初の一日。起きるのは辛いし、朝礼はあるし。
世の中の大半の人はきっと棘くんと同意見だろう。
でも私は結構、月曜日が好きだったりする。
「棘くん、おはよー」
後ろの席からポンポンと肩を叩いて声をかける。棘くんは朝、特に月曜日はぽやんとしていて反応が遅い。ふあ、と欠伸をしてから、「……しゃーけ」と間延びした声で私のほうを振り向いた。
そしてその拍子に、ぷにっと。彼の柔らかな頬っぺたが私の指先に突き刺さる。
「ふふ、引っかかったー!」
「お、おかかぁ」
寝ぼけ眼の棘くんがろくに抵抗できないのをいいことに、私は好きなだけ彼の頬を突つく。つんつんする度に「おかか」と鳴く姿が可愛くてたまらない。
「お前らまたそれやってんのかよ」
「おはよー、真希ちゃんもやる?」
「やらねぇよ。てか棘も学習しろよな。毎週毎週引っかかってんじゃねぇか」
棘くんは不満げに頬を膨らませていたけれど、そんな姿も可愛くて。フグみたいな頬っぺたを指先で突つくと「おかかぁ」と空気の抜ける音がした。
「棘くんはやっぱり月曜は嫌い?」
「しゃぁけ」
予鈴が鳴ってもまだまだ眠そうな棘くんが欠伸と一緒に応える。
「そっか。私は好きだなぁ」
いつにも増して可愛い君が見れるから、なんて。本人に言ったら拗ねてしまうだろうから、内緒だけど。
休み明けの最初の一日。起きるのは辛いし、朝礼はあるし。
世の中の大半の人はきっと棘くんと同意見だろう。
でも私は結構、月曜日が好きだったりする。
「棘くん、おはよー」
後ろの席からポンポンと肩を叩いて声をかける。棘くんは朝、特に月曜日はぽやんとしていて反応が遅い。ふあ、と欠伸をしてから、「……しゃーけ」と間延びした声で私のほうを振り向いた。
そしてその拍子に、ぷにっと。彼の柔らかな頬っぺたが私の指先に突き刺さる。
「ふふ、引っかかったー!」
「お、おかかぁ」
寝ぼけ眼の棘くんがろくに抵抗できないのをいいことに、私は好きなだけ彼の頬を突つく。つんつんする度に「おかか」と鳴く姿が可愛くてたまらない。
「お前らまたそれやってんのかよ」
「おはよー、真希ちゃんもやる?」
「やらねぇよ。てか棘も学習しろよな。毎週毎週引っかかってんじゃねぇか」
棘くんは不満げに頬を膨らませていたけれど、そんな姿も可愛くて。フグみたいな頬っぺたを指先で突つくと「おかかぁ」と空気の抜ける音がした。
「棘くんはやっぱり月曜は嫌い?」
「しゃぁけ」
予鈴が鳴ってもまだまだ眠そうな棘くんが欠伸と一緒に応える。
「そっか。私は好きだなぁ」
いつにも増して可愛い君が見れるから、なんて。本人に言ったら拗ねてしまうだろうから、内緒だけど。
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