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ここ(第4章「真相」2ページ)のネタバレ。
夢主、夢主兄及びジンジャーブレッドや匣アニマルに関する独自設定。
マジでやりたいことするためだけに考えてる内容なので、「夢小説とて(原作にてない設定を勝手に生やすのは)許せぬ」という方はごめんなさい。
必要な部分は作中にて都度説明を入れるので、ここはあくまでも書いてる人間が考えをまとめるため、設定にぶれが生じないために書きなぐっている場所です。
ここを伏線とかにする気は一切ありません。
ここ(1ページ)の補足説明。
【オートマタドール】
自律的に動く人形。夢主人公兄妹がこれ。
あとは『魔術師の人形』ジンジャー・ブレッドとか。
作中では面倒なので「ドール」と略すことが多い。
<歴史>
復讐者のアレハンドロが生み出したジンジャー・ブレッド×2が最古のオートマタドール。
はじめはジンジャー・ブレッドのように、人形らしい人形(老いも成長もしない、身体が破壊されても代替の素体があれば転生可能)だった。
アレハンドロがアルコバレーノになって以降、後続の人形作家や技術者によって彼の手記を基に研究・開発が進められ、どんどんと人間に近いドールが生み出されるようになる(アレハンドロの年齢とか知らんけど、とりあえず17~18世紀くらいを想定)。
1900年代に入る頃には、ほぼ生命体といえるほどのドールの生成方法が確立。
人間に比べて体が丈夫であり、その使い勝手の良さ故に様々な目的での需要がある。
ただし流通量は多くないし、大抵の人形作家は自身のドールを大切にしている。
<ドールの主たる構成要素>
・コア
文字通り核となる部分。
エネルギーの保持及び炎への変換効率の高い、リングの素材と同質のものが使われる。
吸収したエネルギーをドールにとってより利用しやすい形へと変換し、全身に血液のように送り込む役割を持つ。
人間でいう心臓や脳といった部位であり、失えば死ぬし損傷が激しくても死ぬ。
原料はリングに使われる石で、エネルギーを通し、圧縮からの発炎ができるものがコアとなる。
基本的には1体のドールに対して1つのコア。
ドールの生命維持のため、常に燃えている。
いわゆる「死ぬ気」の状態になるときはコアが燃える。
詳細は下部<ドールと死ぬ気>の項目にて。
基本的には効率よく前進にエネルギーを回すため、体の中心線にコアを置くケースが多い。
ちなみに夢主のコアは首元、左右の鎖骨の中間。
夢主兄はみぞおち。
・エネルギー
死ぬ気の炎に圧縮される前のアレ。
ドールにとっての血液あるいはカロリー。
活動に必要なエネルギーであり、肉体構成のための素材でもある。
身体に欠損レベルの大きな損傷があっても、コアが無事であり、なおかつ十分量のエネルギーを確保できれば修復可能、生えてくる。
ただし、エネルギーとの需給バランスが崩れるほどの活動量であったり、エネルギーが足りない状況での傷の治りは非常に遅くなる。
また不足状態が続くと仮死状態になり、さらにその状態が続けば死ぬ。
エネルギーの供給元はオーナーあるいは周辺の生物、勝手に吸収している 基本的に漏れ出てるものをパクッてるだけなので、吸収された側に影響はない。
一方で、ドールによっては太い血管が通る部位に触れることで生物から強制的にエネルギーを奪取することもできる。
奪取量によっては相手がめまい→昏倒→意識不明等を起こすことも。
<オーナー>
・オーナーとは その名の通り「ドールの所有者」を指す。
ドールへの恒常的なエネルギー供給が主な役割であり、有事の際のドールはオーナーの生存を最優先に動く。
夢主のオーナーはツナ、夢主兄のオーナーはディーノ。
双方の信頼関係が必須であり、その上でドール側のコアとオーナーの波動の相性もある。
相性が合わないからといって問題が生じるわけではないが、合っている方がエネルギーの吸収・変換効率が高いので望ましい。
契約方法は双方が同意の上、ドールのコアがある箇所の表皮にオーナーとなる人が触れる必要がある。
・オーナーの有無による影響
ドールは基本的には人間より高い身体能力を持っているが、オーナーがいない場合、大抵は「一般的な人間よりちょっと強い」程度。
前項の通り、ドールは周囲の人間から漏れたエネルギーを吸収・変換している。
ただし波動も非固定かつ供給者もバラバラなため、変換時のエネロスが非常に多く、変換に時間もかかる。
なので「全力を出す」ことが難しい。
出せなくはないが、その後の疲弊が大きかったり活動時間が制限されたり、体力回復に時間がかかる等の弊害がある。
オーナーを持つと、今度はエネルギーの供給先の大半がオーナーになる(100%にはならない)。
結果的にエネルギーの変換効率が大幅に上昇し、ドールの身体機能も向上、これまでと比較して瞬発力、持久力、膂力、治癒力が上がるケースが多い。
肉体の限界はあるので、ぶっ壊れ性能にはならない。
ただし、身体の破壊を無視すれば割と無茶は利く。
<種類>
・素体型→ジンジャーブレッドのように、人形の素体を基礎としたドール。
血も流さず、骨や肉もなければ当然ながら臓器もない。
大きな特徴は素体についているのは簡易コアであり、メインコアはオーナーが手元所持のため、素体のコアが破壊されても転生が可能なこと。
ドールの中で最も歴史のある型であり、製作工程も比較的容易とされているが、一方でオーナーに対するエネルギー依存が最も高く、第三者からのエネルギー吸収効率が非常に悪い。
基本的にオーナーが死ぬといっしょに死ぬ。
死体は人形の素体として残る。
・肉体依存型→生物の体にコアを埋め込んで無理矢理ドール化させるもの。
1900年代前半の「ほぼ人間と似たようなドール」は基本これ。 孤児を利用して作られたものが非常に多い。
元が人間なので、当然身体反応や内部構造はほぼ人間。
ただし身体能力が向上したり、治癒能力が向上したりという変化もある。
設定として色々考えてはみたけど、あまりにも倫理観がないので現在は製造されていない。
オートマタドールの闇の歴史という感じで考えているだけで、作中に出ることはないと思う。
死体は一気に腐敗が進んで骨とコアだけが残る。
・コア主体型→夢主兄妹のタイプ。
肉体依存型とほぼ同年代に発明される。
コアに細胞や血液を付着させ、そこにエネルギーを流し込むことで、ほぼ生命体のように育つタイプのドール。
エネルギーを流し込む工程が非常に複雑であり、気温湿度気流光度その他あらゆる要素で規定値がすぐにずれる。
規定値を大きくずれるとただの肉塊になるため、製造は最も困難とされるが、成功すれば文字通りほぼ人間。
骨、血、肉体を持ち成長もするが、内臓を持たず、飲食の必要はない。
ただし、コアの炎で炭化することで一部をエネルギーに変質できるので全く無意味ではない。
ちなみにコア主体型は生物の受精卵をコアに付着させる製法の場合は遺体が残り、血液や細胞の一片を付着させる製法の場合はコアを除き遺体が残らない。
夢主兄妹は後者タイプなので遺体は残らず崩壊・消失する。
<匣アニマルとの関係性>
匣アニマルの技術の源流はドールの製法であり、主にコア主体型を基礎としている。
人間の受精卵より(倫理的に)はるかに入手しやすいため、匣アニマルは大体が受精卵タイプ。
細胞付着済みのコアを匣という隔離空間に入れることで、あらゆる不確定要素を排除、ドールより圧倒的に安定した環境での生成が可能となった。
とはいえやはり製法が製法なので大量生産は困難。
ただし基本的に匣の中で圧縮されていることもあり、人型のドールと比較して肉体的成長は遅かったりしなかったり、瓜のように特定の条件が揃えば急に大きくなったり。
ドールと異なり周囲から炎を自動で吸収することはできず、最初から匣に大量に炎を注ぎ込む。
ギアであれば常時持ち主から流れ込む炎を備蓄する等で活動。
作中にて夢主がナッツに「オーナーが同じ」というが、厳密には匣アニマル等にオーナーの概念はない。
<ドールと死ぬ気及び副産物>
ドールも死ぬ気になれば炎が出せる。
燃えるのはコア。
というより基本的にコアは常時燃えているので、状況的には常時死ぬ気。
ただし了平のように気力全開というわけではなく、単にエネルギー変換のために燃やさざるを得ないというのが正解。
コアが燃えることでドールが使えるエネルギーに変換されるが、コアが小さくなるとかそういうことはない。
ただ、灰のようなものが生成されており、実はこれがドールの肉体を構成している不思議物質(ここはあまり深く考えないでほしい)。
ドールが本当の意味で「死ぬ気」になるとコアが通常より大きく発炎し、身体能力を強制的に向上させる。
当然ながらエネルギーの消費量は多くなり燃費は悪化、なおかつ許容量以上に灰が発生するため、体内に灰がたまり消化できるまで不調を来すことも。
つまり長時間の戦闘には向かない、短期決戦型。
なお、リング等の媒体を用いると燃焼の負担を分割できるため、灰の発生が減ってかなり楽にはなる。
<ドールの知覚>
基本的には五感や痛覚を持ち、大体は人間と同程度。
ただし一部ドールにおいては視力、聴覚、嗅覚、味覚、触覚、痛覚のいずれかがずば抜けて高い、あるいは低いケースもある。
夢主兄妹は比較的目がいい。
基本的に動体視力で「見てから動く」タイプ。
一方で痛覚が若干鈍いため、人間であれば耐え難い痛みでも動ける。
なお素体型あるいはコア主体型かつ細胞付着タイプのドールに共通で、幻覚を感知することができない。
※以下理由は完全に独自解釈
霧の炎は他の炎と比べて非常に粒子が細かく、生物が吸入することで体内に侵入する。
その際にドーパミンと似た神経伝達物質として作用をすることで幻覚を引き起こす。
そのため生物的な脳を持たない素体型や細胞付着タイプのコア主体型ドールは、高密度に編み上げられた有幻覚以外感知することが非常に困難。
一方で、一般的な生物とほぼ同等の仕組みを持つ肉体依存型、コア主体型かつ受精卵タイプのドールは幻覚を感知できる。
とする。
<腐食液>
リングやコアに使用される石を腐食させる液体が存在する。
ただし炎を灯した場合は爆速で腐食が進み、見た目が錆びまくった金属のようになる。
発炎しているとおよそ数時間で芯まで腐食し、取り返しがつかなくなる。
腐食しきったリングの場合は炎をうまく排出できず、ドロリとした灰がにじみ続ける。
ドールや匣アニマルのコアの場合は、当人が望まない行動を引き起こす。
目立つのは「守るべきオーナーに対して攻撃を行ってしまう」、「自害をしたいのにできない」という矛盾行動。
ちなみにコアが腐食したところで炎の吸収はできるので、直接の供給が必要な匣アニマルはともかく、ドールは生きながらえてしまう。
液体付着後、炎を灯さずに拭き取ればよいが、常に発炎しているドールや匣アニマルのコアは停止できないためほぼ致命的。
ドールや匣アニマルの場合は注射器などで体内に注入をすることで作用する(気化吸入や経皮吸収は効果なし)。
夢主兄がコアの腐食に対して長期間抵抗を続けられたのは、腐食液内の不純物が多くて濃度が低かったから。
結果的に浸食が非常に遅く、なおかつディーノとの契約が続いており、その調和の炎で代謝のようなものが活性化し、定期的に腐食部分が剥離したから。
とはいえ終盤ではさすがに芯の方まで腐りかけていたので、どちらにせよ限界は近かった。
そのため本来であれば残るはずのコアは、腐食に耐えきれずに崩壊。
文字通り跡形もなく消えた。
Q.何で人間じゃなくしたんですか。
A.どうしても人間だとやりにくい展開とかあったのと、あとは性癖です。
夢主、夢主兄及びジンジャーブレッドや匣アニマルに関する独自設定。
マジでやりたいことするためだけに考えてる内容なので、「夢小説とて(原作にてない設定を勝手に生やすのは)許せぬ」という方はごめんなさい。
必要な部分は作中にて都度説明を入れるので、ここはあくまでも書いてる人間が考えをまとめるため、設定にぶれが生じないために書きなぐっている場所です。
ここを伏線とかにする気は一切ありません。
ここ(1ページ)の補足説明。
【オートマタドール】
自律的に動く人形。夢主人公兄妹がこれ。
あとは『魔術師の人形』ジンジャー・ブレッドとか。
作中では面倒なので「ドール」と略すことが多い。
<歴史>
復讐者のアレハンドロが生み出したジンジャー・ブレッド×2が最古のオートマタドール。
はじめはジンジャー・ブレッドのように、人形らしい人形(老いも成長もしない、身体が破壊されても代替の素体があれば転生可能)だった。
アレハンドロがアルコバレーノになって以降、後続の人形作家や技術者によって彼の手記を基に研究・開発が進められ、どんどんと人間に近いドールが生み出されるようになる(アレハンドロの年齢とか知らんけど、とりあえず17~18世紀くらいを想定)。
1900年代に入る頃には、ほぼ生命体といえるほどのドールの生成方法が確立。
人間に比べて体が丈夫であり、その使い勝手の良さ故に様々な目的での需要がある。
ただし流通量は多くないし、大抵の人形作家は自身のドールを大切にしている。
<ドールの主たる構成要素>
・コア
文字通り核となる部分。
エネルギーの保持及び炎への変換効率の高い、リングの素材と同質のものが使われる。
吸収したエネルギーをドールにとってより利用しやすい形へと変換し、全身に血液のように送り込む役割を持つ。
人間でいう心臓や脳といった部位であり、失えば死ぬし損傷が激しくても死ぬ。
原料はリングに使われる石で、エネルギーを通し、圧縮からの発炎ができるものがコアとなる。
基本的には1体のドールに対して1つのコア。
ドールの生命維持のため、常に燃えている。
いわゆる「死ぬ気」の状態になるときはコアが燃える。
詳細は下部<ドールと死ぬ気>の項目にて。
基本的には効率よく前進にエネルギーを回すため、体の中心線にコアを置くケースが多い。
ちなみに夢主のコアは首元、左右の鎖骨の中間。
夢主兄はみぞおち。
・エネルギー
死ぬ気の炎に圧縮される前のアレ。
ドールにとっての血液あるいはカロリー。
活動に必要なエネルギーであり、肉体構成のための素材でもある。
身体に欠損レベルの大きな損傷があっても、コアが無事であり、なおかつ十分量のエネルギーを確保できれば修復可能、生えてくる。
ただし、エネルギーとの需給バランスが崩れるほどの活動量であったり、エネルギーが足りない状況での傷の治りは非常に遅くなる。
また不足状態が続くと仮死状態になり、さらにその状態が続けば死ぬ。
エネルギーの供給元はオーナーあるいは周辺の生物、勝手に吸収している 基本的に漏れ出てるものをパクッてるだけなので、吸収された側に影響はない。
一方で、ドールによっては太い血管が通る部位に触れることで生物から強制的にエネルギーを奪取することもできる。
奪取量によっては相手がめまい→昏倒→意識不明等を起こすことも。
<オーナー>
・オーナーとは その名の通り「ドールの所有者」を指す。
ドールへの恒常的なエネルギー供給が主な役割であり、有事の際のドールはオーナーの生存を最優先に動く。
夢主のオーナーはツナ、夢主兄のオーナーはディーノ。
双方の信頼関係が必須であり、その上でドール側のコアとオーナーの波動の相性もある。
相性が合わないからといって問題が生じるわけではないが、合っている方がエネルギーの吸収・変換効率が高いので望ましい。
契約方法は双方が同意の上、ドールのコアがある箇所の表皮にオーナーとなる人が触れる必要がある。
・オーナーの有無による影響
ドールは基本的には人間より高い身体能力を持っているが、オーナーがいない場合、大抵は「一般的な人間よりちょっと強い」程度。
前項の通り、ドールは周囲の人間から漏れたエネルギーを吸収・変換している。
ただし波動も非固定かつ供給者もバラバラなため、変換時のエネロスが非常に多く、変換に時間もかかる。
なので「全力を出す」ことが難しい。
出せなくはないが、その後の疲弊が大きかったり活動時間が制限されたり、体力回復に時間がかかる等の弊害がある。
オーナーを持つと、今度はエネルギーの供給先の大半がオーナーになる(100%にはならない)。
結果的にエネルギーの変換効率が大幅に上昇し、ドールの身体機能も向上、これまでと比較して瞬発力、持久力、膂力、治癒力が上がるケースが多い。
肉体の限界はあるので、ぶっ壊れ性能にはならない。
ただし、身体の破壊を無視すれば割と無茶は利く。
<種類>
・素体型→ジンジャーブレッドのように、人形の素体を基礎としたドール。
血も流さず、骨や肉もなければ当然ながら臓器もない。
大きな特徴は素体についているのは簡易コアであり、メインコアはオーナーが手元所持のため、素体のコアが破壊されても転生が可能なこと。
ドールの中で最も歴史のある型であり、製作工程も比較的容易とされているが、一方でオーナーに対するエネルギー依存が最も高く、第三者からのエネルギー吸収効率が非常に悪い。
基本的にオーナーが死ぬといっしょに死ぬ。
死体は人形の素体として残る。
・肉体依存型→生物の体にコアを埋め込んで無理矢理ドール化させるもの。
1900年代前半の「ほぼ人間と似たようなドール」は基本これ。 孤児を利用して作られたものが非常に多い。
元が人間なので、当然身体反応や内部構造はほぼ人間。
ただし身体能力が向上したり、治癒能力が向上したりという変化もある。
設定として色々考えてはみたけど、あまりにも倫理観がないので現在は製造されていない。
オートマタドールの闇の歴史という感じで考えているだけで、作中に出ることはないと思う。
死体は一気に腐敗が進んで骨とコアだけが残る。
・コア主体型→夢主兄妹のタイプ。
肉体依存型とほぼ同年代に発明される。
コアに細胞や血液を付着させ、そこにエネルギーを流し込むことで、ほぼ生命体のように育つタイプのドール。
エネルギーを流し込む工程が非常に複雑であり、気温湿度気流光度その他あらゆる要素で規定値がすぐにずれる。
規定値を大きくずれるとただの肉塊になるため、製造は最も困難とされるが、成功すれば文字通りほぼ人間。
骨、血、肉体を持ち成長もするが、内臓を持たず、飲食の必要はない。
ただし、コアの炎で炭化することで一部をエネルギーに変質できるので全く無意味ではない。
ちなみにコア主体型は生物の受精卵をコアに付着させる製法の場合は遺体が残り、血液や細胞の一片を付着させる製法の場合はコアを除き遺体が残らない。
夢主兄妹は後者タイプなので遺体は残らず崩壊・消失する。
<匣アニマルとの関係性>
匣アニマルの技術の源流はドールの製法であり、主にコア主体型を基礎としている。
人間の受精卵より(倫理的に)はるかに入手しやすいため、匣アニマルは大体が受精卵タイプ。
細胞付着済みのコアを匣という隔離空間に入れることで、あらゆる不確定要素を排除、ドールより圧倒的に安定した環境での生成が可能となった。
とはいえやはり製法が製法なので大量生産は困難。
ただし基本的に匣の中で圧縮されていることもあり、人型のドールと比較して肉体的成長は遅かったりしなかったり、瓜のように特定の条件が揃えば急に大きくなったり。
ドールと異なり周囲から炎を自動で吸収することはできず、最初から匣に大量に炎を注ぎ込む。
ギアであれば常時持ち主から流れ込む炎を備蓄する等で活動。
作中にて夢主がナッツに「オーナーが同じ」というが、厳密には匣アニマル等にオーナーの概念はない。
<ドールと死ぬ気及び副産物>
ドールも死ぬ気になれば炎が出せる。
燃えるのはコア。
というより基本的にコアは常時燃えているので、状況的には常時死ぬ気。
ただし了平のように気力全開というわけではなく、単にエネルギー変換のために燃やさざるを得ないというのが正解。
コアが燃えることでドールが使えるエネルギーに変換されるが、コアが小さくなるとかそういうことはない。
ただ、灰のようなものが生成されており、実はこれがドールの肉体を構成している不思議物質(ここはあまり深く考えないでほしい)。
ドールが本当の意味で「死ぬ気」になるとコアが通常より大きく発炎し、身体能力を強制的に向上させる。
当然ながらエネルギーの消費量は多くなり燃費は悪化、なおかつ許容量以上に灰が発生するため、体内に灰がたまり消化できるまで不調を来すことも。
つまり長時間の戦闘には向かない、短期決戦型。
なお、リング等の媒体を用いると燃焼の負担を分割できるため、灰の発生が減ってかなり楽にはなる。
<ドールの知覚>
基本的には五感や痛覚を持ち、大体は人間と同程度。
ただし一部ドールにおいては視力、聴覚、嗅覚、味覚、触覚、痛覚のいずれかがずば抜けて高い、あるいは低いケースもある。
夢主兄妹は比較的目がいい。
基本的に動体視力で「見てから動く」タイプ。
一方で痛覚が若干鈍いため、人間であれば耐え難い痛みでも動ける。
なお素体型あるいはコア主体型かつ細胞付着タイプのドールに共通で、幻覚を感知することができない。
※以下理由は完全に独自解釈
霧の炎は他の炎と比べて非常に粒子が細かく、生物が吸入することで体内に侵入する。
その際にドーパミンと似た神経伝達物質として作用をすることで幻覚を引き起こす。
そのため生物的な脳を持たない素体型や細胞付着タイプのコア主体型ドールは、高密度に編み上げられた有幻覚以外感知することが非常に困難。
一方で、一般的な生物とほぼ同等の仕組みを持つ肉体依存型、コア主体型かつ受精卵タイプのドールは幻覚を感知できる。
とする。
<腐食液>
リングやコアに使用される石を腐食させる液体が存在する。
ただし炎を灯した場合は爆速で腐食が進み、見た目が錆びまくった金属のようになる。
発炎しているとおよそ数時間で芯まで腐食し、取り返しがつかなくなる。
腐食しきったリングの場合は炎をうまく排出できず、ドロリとした灰がにじみ続ける。
ドールや匣アニマルのコアの場合は、当人が望まない行動を引き起こす。
目立つのは「守るべきオーナーに対して攻撃を行ってしまう」、「自害をしたいのにできない」という矛盾行動。
ちなみにコアが腐食したところで炎の吸収はできるので、直接の供給が必要な匣アニマルはともかく、ドールは生きながらえてしまう。
液体付着後、炎を灯さずに拭き取ればよいが、常に発炎しているドールや匣アニマルのコアは停止できないためほぼ致命的。
ドールや匣アニマルの場合は注射器などで体内に注入をすることで作用する(気化吸入や経皮吸収は効果なし)。
夢主兄がコアの腐食に対して長期間抵抗を続けられたのは、腐食液内の不純物が多くて濃度が低かったから。
結果的に浸食が非常に遅く、なおかつディーノとの契約が続いており、その調和の炎で代謝のようなものが活性化し、定期的に腐食部分が剥離したから。
とはいえ終盤ではさすがに芯の方まで腐りかけていたので、どちらにせよ限界は近かった。
そのため本来であれば残るはずのコアは、腐食に耐えきれずに崩壊。
文字通り跡形もなく消えた。
Q.何で人間じゃなくしたんですか。
A.どうしても人間だとやりにくい展開とかあったのと、あとは性癖です。