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中学3年生の始業式当日。暖かい日が続いたためか、すでに校庭の桜は8割方が散っていた。
昇降口前に張り出されたクラス割に人が群がるが、我が校最大の脅威も、この日ばかりは温情を発生させる。もちろん度を越して騒げば元も子もないため、新三年生は皆手慣れた様子で程よい騒ぎを保っていた。
ツナは中学生活最後の年を獄寺、山本だけでなく、クローム、京子、黒川まで同じのA組で過ごすこととなった。さらにB組には炎真と水野、そしてShitP!が集められている。
「これ、絶対にリボーンの奴絡んでるだろ……」
町の教育委員会にコネクションでもあるのか、あるいは実効支配的な権力者である雲雀にネゴしたか。
今更驚きはしないが、露骨な『関係者一同』を『それぞれ』分けたような状況にいっそ笑いが漏れる。
京子と黒川を『関係者』とは思いたくはないが、ことあるごとに接点ができている以上どうしようもないのだろう。せめて黒川だけでも実情を知らずにい続けてくれることを願うのみだ。
それはそれとして、獄寺、山本という親友2人と同じクラスであることは単純に喜ばしい。現時点で一番後ろの席というのもありがたいことだ。
そして何より、出席番号の関係でツナの目の前が京子の席になっている。席替えでも起こらない限り常に授業中に京子を見ていられるし、逆にツナが授業中寝ていても京子からは見えないのだ。
なんとも言えない僥倖、少しだけ心でリボーンに感謝の言葉を送る。
チャイムが鳴り、教室に入ってきた担任が「はいはい、始業式やるから体育館に集合してくださいね」と緩く声をかけた。
昇降口前に張り出されたクラス割に人が群がるが、我が校最大の脅威も、この日ばかりは温情を発生させる。もちろん度を越して騒げば元も子もないため、新三年生は皆手慣れた様子で程よい騒ぎを保っていた。
ツナは中学生活最後の年を獄寺、山本だけでなく、クローム、京子、黒川まで同じのA組で過ごすこととなった。さらにB組には炎真と水野、そしてShitP!が集められている。
「これ、絶対にリボーンの奴絡んでるだろ……」
町の教育委員会にコネクションでもあるのか、あるいは実効支配的な権力者である雲雀にネゴしたか。
今更驚きはしないが、露骨な『関係者一同』を『それぞれ』分けたような状況にいっそ笑いが漏れる。
京子と黒川を『関係者』とは思いたくはないが、ことあるごとに接点ができている以上どうしようもないのだろう。せめて黒川だけでも実情を知らずにい続けてくれることを願うのみだ。
それはそれとして、獄寺、山本という親友2人と同じクラスであることは単純に喜ばしい。現時点で一番後ろの席というのもありがたいことだ。
そして何より、出席番号の関係でツナの目の前が京子の席になっている。席替えでも起こらない限り常に授業中に京子を見ていられるし、逆にツナが授業中寝ていても京子からは見えないのだ。
なんとも言えない僥倖、少しだけ心でリボーンに感謝の言葉を送る。
チャイムが鳴り、教室に入ってきた担任が「はいはい、始業式やるから体育館に集合してくださいね」と緩く声をかけた。