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NANA夢小説

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ハチ成り代わり小説です。少しクロスオーバーもしております。
※原作とは登場人物の性格が違うとことがありますのでご注意ください。

小松奈々
温和な性格、癒し系で清楚系。
愛嬌のある顔
職業:小説家


高校時代に小説が大きな賞を取り、社会現象までなってしまった。未だに夢なんじゃないかと思ってしまう。それが今でも続いて人生何が起こるかわからないものだ。才能はまだ枯れていない、スランプなんてなったことがない私は、新刊を出せば重版なり、いつこの才能が消えてしまうか怯えている。そのせいなのか、庶民派で浪費はあまりしないし、上京できるお金はあるのに、実家暮らしで親に甘えている。
そんな私に転機が訪れた、彼氏である章司が東京の美大に合格した。お祝いしたくて、電話しながら準備している。遠慮してホテルを取るといったのに、章司は急に来る私を泊めてくれると言ってくれて、駅まで迎えに来てくれるという、なんとできた彼氏なのか私にはもったないと常々思う。

今日は稀にみる大雪で電車の指定席が取れなかった。席が空いているか心配しながら、歩いていると、格好いい美人の女性がギター退けてくれた。

「ここ空いてるよ、座りなよ」
『ありがとうございます』

きれいな人、まつ毛長いし、メイク派手だけどすっごく似合ってる美人はなんでも似合うななんて思いながら、ながながとガン見してしまった。恥ずかし。

「ごめん、煙い?」
『あっ、いえ、気にしないでください全然大丈夫!』
「電車…動かないね。さっきからずっとこんな感じでさ」
『そうなんですか?メール打っとかないと』
「彼氏?いいね~女子高生青春だね」
『えっと、私二十歳ですけど…』
「ごめん、同い年かww」
『えっ同い年ですか?大人っぽいからてっきり年上かと』

なんて話していると、電車のアナウンスが流れてきた、東京につくのはだいぶ先になりそうだ。お隣さんとは同い年でお互い上京であることで意気投合したくさん話した。というか、彼氏のこととか私のことばかり話してしまった、ハズイ。
お隣さんもといナナと行きずりの思い出に乾杯してしゃべってると、あっというまに時間が流れ、いつの間にか電車はは東京についていた。
電車を出ると章司が待ったいてくれた
うれしくて走って抱き着いてしまった。久しぶりに会えてうれしくて、自然と涙が出てしまう。

「何お前泣いてんの?」
『笑うなんてひどい…』

そんな話をして、周りを見わまして見るとナナはもうどこにもなくて、携帯番号でも交換しとけばと少し後悔した。そんな感情が顔に出ていたのか、章司が心配そうにこっちを見てくる、そんな彼に「大丈夫」だと言いながら、電車であった彼女の話をした。

「そう落ち込みなって、淳子たちが下で待ってるから」

その後、淳ちゃんたちと合流した。久しぶりに会ってたくさん話したかったけど、夜も遅いし、解散となった。それでも、三人とも嫌な顔せず笑ってくれた。その雰囲気が久しぶりで
なんだか安心した。




その日は章司の家に泊めてもらい、次の日章司がバイトに行ってる間に、担当編集者のフミに上京のお知らせに行った。
家族と淳ちゃん以外、私が小説家なことは秘密にしている、デビュー時一切露出しなかったせいかマスコミに追いかけまわされたことがトラウマで今も言い出せないでいる…だから章司は私もこと未だにフリーターだと思っている。私自身あまり気にしてないし、タイミングを見て話そうとは思ってはいる!いつ話せかわからないけど。

その夜、ちょっと章司と喧嘩をしてしまった。私がバイトも家も探さないで家にいたからだ。ちょっと反省、バイトは探さなけど、明日家を探そうと思う。


現在、絶賛家探し中である。意外といい家が見つからないものだ、お金はある、新刊一冊出せば印税が億は入るが、そんなに広い家はいらない一人でいるのは寂しいから。
そんな中、いいのを見つけたかなり古い物件だけどレトロ感があっておしゃれだ。
心惹かれながら、部屋につくとそこには電車で会ったナナがいた。

『えっ!ナナだよね。嘘どうして…すごい偶然』
「誰だっけあ?」
『覚えてない…?電車でお隣になって結構話したんだけどなぁ』
「ごめんごめん大丈夫響ちゃん」
『覚えてるじゃん!よかった~』

何気ない話をしていたら、駅前不動産屋の安藤さん(50)がルームシェアを提案してきて、お互い納得の上で同居が決まった。急展開過ぎて、ドキドキしながらもこれからの生活にワクワクしている私がいる。



暮らすまでに章司とかガスや電気とかなんやかんやあったが今は、無事暮らせている。



今日はナナと家具を探しに来ている。ナナはあまり興味ないみたいだけど、在宅で勤務する身としては、重要であるのだ。
100円ショップでお揃いのかわいい苺のマグカップかったり、レトロな家具屋さんで家具を買ったりした。
CD屋によった、家で音楽を聴くためにラジカセを買ったのだ、CDの一枚くらい持っていないと。

『なにがいいかな~?私あんまり歌って聞いたことないんだよね。ナナおすすめある?』
「なんでもいいだろそんなもん」
『だって~ナナってギター弾いてるし詳しいでしょ』

うろうろしながら見ていたら、一番大きな所に【TRAPNEST】とポスターも張り出されいた。

『もう何でもいいやこれにしちゃと。ナナ私買ってくるね』
「…」
『どうしたの?』
「何でもないよ。早く買った来な」
『ちょっと待っててすぐ買ってくるか』

『お待たせ!ポスターも貰っちゃった』
「それ部屋に貼る気じゃねーだろうな」ナナがあきれながら言ってくる
『うーんどうしよう。でも捨てちゃもったいないし貼っちゃおうかな~』
「中学生かてめえは」
『こうゆうの貼ったことないからワクワクするよ』

せっかくポスターも貰ったしCDも買ったので聞きながら眺めようと思って大事に持って帰った。



◇夜
『ねぇナナ本当に一人で大丈夫?』
「どーぞどーぞ、どうせ朝帰りだろ。鍵忘れるなよ」
『うん、ありがとう。戸締りには気を付けてね。行ってきます』
「いってらっしゃい」


◇ジャクソン
『あーおいしかった。ごちそうさま』
「結構食ったな。おまえ」
『えーだって、すっごくおいしかったんだもん』
「そっかそれはよかったよ」
少し呆れながら笑顔で章司は言った。

「この後、家来るだろ」
『うん、行こうかな』
そのまま、章司の家に泊まった。章司は次の日朝早くからバイトでお互い早朝に別れ私も707号室に帰宅した。
部屋ではナナが布団も届いているのにストーブの脇で毛布一枚で寝ていた。なんだか寂しそうで私のコートをかけて、朝食の準備をした。


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