ー新伝ー伝説を継ぐもの

ー???ー

柏「……」

匣「難しい顔してどーかしたのかい?」

柏「ここ最近、チャイナの奴らの動きが目立ってきている……。」

匣「きひひ。」

柏「なんだ?」

匣「隣国の方々はいつだって動きが活発じゃないか。なにをいまさら。」

柏「……」

匣「どーにかしたいなら大臣にでもなって尖閣を爆破でもしたらどうかな。きひひ。」

柏「くくく、そいつはいいな。ごちゃごちゃ騒いでるのをあの島に集めて、テルミットを数トンばかり落としてやるなりしたら楽しそうだ」

匣「きひひ」

柏「くくく……はぁ~…用事が無いなら出ていけ」

匣「用事ならあるさ。これ、蘇砕のデータだよ。総合成績A歴代四位だね」

柏「そうか。なかなかいい拾いものになったようだな。」

匣「まだ、寿命も有りそうだしね。僕より長生きするかもしれないね。きひひ」

柏「お前に比べたらエデンの方が健康だ。」

匣「きひひ、照れるじゃないか」

柏「砕はどうしてる?」

匣「ああ、彼ならイマジマシンでテストしてるよ。」

柏「相手のデータは?」

匣「さっきまでは金剛君とやっていたね。ちなみに実戦なら五十回は殺されてるね。」

柏「あとで、金剛に俺が呼んでるといっておけ。」

匣「きひひ。厳しいねぇ。本人ならともかくデータなのに」

柏「余計なことはいい」

匣「はいはい。そうそう、ついでに……」

柏「まだ、あるのか」

匣「イトコ柏、君、健康診断してないよね。」

柏「そんな暇は無い」

匣「困るんだよねぇ~。したくは無いけど、僕は皆の健康管理の役もかってるんだから……頭である君に拒否られるとねぇ~?」

柏「……」

匣「血液検査くらいしてもらえないかな」

柏「ふぅ……。わかった。準備しろ。」

匣「話しが速くて助かるよ。きひひ、病猫の山子くんのネコくん」

ネコ「あの~名前からコードネームからなにから全部呼ぶのやめてくれませんかにゃ?」

匣「きひひ、すまないね。ここは猫関係の人間やらなんやらが多いからね」

柏「なんの話しをしてる?」

匣「きひひ、メタすぎたかな。それより右と左どっちに刺してほしい?」

柏「どっちでもいい。さっさとしろ。」

匣「なら、左でいいね。えーと……狛、してあげてくれるかな」

ネコ「呼びかた統一してくださいにゃん……。失礼しますにゃ」

柏「……」

ネコ「刺しますにゃ。」

プッ…
柏「だいぶ上手くなってきたな。昔は血管にささらなかったりしたが。」

ネコ「にゃはは、もう手なれましたにゃ。」

匣「一本多く抜いといておくれね」

柏「お前……。」

匣「いいじゃないか減るものじゃないし」

ネコ「思いっきり減ってますにゃ」

匣「きひひひひ」

柏「……」

ネコ「そうだ。よかったら柏さん、焼き肉とか食べにいかないですかにゃ♪血を作るために♪」

柏「肉か……。」

匣「たっくさん、血が取れてる取れてる。きひきひ」
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