ー新伝ー伝説を継ぐもの
ー陵桜学園高等部教室ー
【裏当て】
裏当てとは、打点と力点をずらす技術。ただ、その概念は言葉では伝えにくい。
分かりやすく言えば衝撃を逃がさなくするという事だ。
反発力と打撃力が拡散してしまうより。
力をぶつけた部分を一点に集中した方が威力は格段にあがる。裏当ては力点の移動技術。そこに「力を伝達」させるものさえ有れば裏当ては何に対しても可能。
白嶺「……」
釘夜「……」
伏見「……」
雫「……」
独「ということらしい。」
釘夜「どういうことだよ。」
独「俺にも解らん」
釘夜「なんでやねん」
伏見「裏当てという技術を習得しようとしたいのはわかったよ。ただ……。」
雫「このフライパンはナニするのん?料理?」
独「それで練習しろっていわれたんだ。」
伏見「振るのかい?」
独「いや、吊るして殴るんだ。」
釘夜「なんだ、そんな事かよ。」
独「いや、それがなかなか……。」
釘夜「吊るして……殴るんだろっ!」
ゴオォォン!!
雫「おー!凄いっ!」
白嶺「ちょっと……打ち上げるのはいいけど蛍光灯割らないでよ」
伏見「それなりにいい音がしたけどあれじゃダメなのかい」
独「違うらしいんだ。がりゅー。」
京「裏当てはあまり得意じゃないんだけど。」
すっ……こぉぉぉん!!
白嶺「……フライパンが跳ねない?」
独「なんか反発力と打撃の位置がズレないからああやってなるらしいんだけど。」
釘夜「ちょっと、待てもっ回やらせろ。」
スッ……ゴオォォン!
スッ……ゴオォォン!
スッ……ゴオォォン!
伏見「振り子のようだね。」
雫「先にフライパンに穴が開くんじゃないかな。」
釘夜「くー、できねぇ!」
独「普通に殴っても痛いからそれで釘夜はいいんじゃないか」
白嶺「っていうか、さっきから口ばかりで行動してない天涯はどうなの?」
独「いや、もう手の皮がずるずるで……」
伏見「バンソーコーだらけだね。そんなに無茶苦茶にやったらダメなんじゃ?」
京「独、そんなに頑張ってたのか!」
独「……まぁな。(いえねぇ……四、五回やったら皮膚が裂けたとは……。)」
釘夜「どらぁ!!」
スッ……ゴオォォン!
ガシャン!!
雫「あーー……」
白嶺「あーあ…」
伏見「あぁ……」
独「釘夜……。」
釘夜「……箒とってくる。」
京「己も手伝うぞ!」
白嶺「がりゅーはいいから座ってなさい。天涯」
独「はい、ですよね。」
【裏当て】
裏当てとは、打点と力点をずらす技術。ただ、その概念は言葉では伝えにくい。
分かりやすく言えば衝撃を逃がさなくするという事だ。
反発力と打撃力が拡散してしまうより。
力をぶつけた部分を一点に集中した方が威力は格段にあがる。裏当ては力点の移動技術。そこに「力を伝達」させるものさえ有れば裏当ては何に対しても可能。
白嶺「……」
釘夜「……」
伏見「……」
雫「……」
独「ということらしい。」
釘夜「どういうことだよ。」
独「俺にも解らん」
釘夜「なんでやねん」
伏見「裏当てという技術を習得しようとしたいのはわかったよ。ただ……。」
雫「このフライパンはナニするのん?料理?」
独「それで練習しろっていわれたんだ。」
伏見「振るのかい?」
独「いや、吊るして殴るんだ。」
釘夜「なんだ、そんな事かよ。」
独「いや、それがなかなか……。」
釘夜「吊るして……殴るんだろっ!」
ゴオォォン!!
雫「おー!凄いっ!」
白嶺「ちょっと……打ち上げるのはいいけど蛍光灯割らないでよ」
伏見「それなりにいい音がしたけどあれじゃダメなのかい」
独「違うらしいんだ。がりゅー。」
京「裏当てはあまり得意じゃないんだけど。」
すっ……こぉぉぉん!!
白嶺「……フライパンが跳ねない?」
独「なんか反発力と打撃の位置がズレないからああやってなるらしいんだけど。」
釘夜「ちょっと、待てもっ回やらせろ。」
スッ……ゴオォォン!
スッ……ゴオォォン!
スッ……ゴオォォン!
伏見「振り子のようだね。」
雫「先にフライパンに穴が開くんじゃないかな。」
釘夜「くー、できねぇ!」
独「普通に殴っても痛いからそれで釘夜はいいんじゃないか」
白嶺「っていうか、さっきから口ばかりで行動してない天涯はどうなの?」
独「いや、もう手の皮がずるずるで……」
伏見「バンソーコーだらけだね。そんなに無茶苦茶にやったらダメなんじゃ?」
京「独、そんなに頑張ってたのか!」
独「……まぁな。(いえねぇ……四、五回やったら皮膚が裂けたとは……。)」
釘夜「どらぁ!!」
スッ……ゴオォォン!
ガシャン!!
雫「あーー……」
白嶺「あーあ…」
伏見「あぁ……」
独「釘夜……。」
釘夜「……箒とってくる。」
京「己も手伝うぞ!」
白嶺「がりゅーはいいから座ってなさい。天涯」
独「はい、ですよね。」