ー新伝ー伝説を継ぐもの【4】
ー池袋:路地裏ー
怪しい男「お、そこのお兄さん。どういいもの有るよ?」
紅「へー、どんなのあるのぉ」
怪しい男「そりゃあ……ハーブとかさぁ」
紅「脱法?」
怪しい男「ハーブですよォ。ハーブ」
紅「そっかーハーブかぁー」
怪しい男「へっへへ、それじやゃあ、何グラム?」
紅「拳骨一発かな♪」
ゴン!
怪しい男「は?んぎゃっ!?」
紅「ったく、こーゆー馬鹿はどこにでも沸くなぁ。とりあえず、適当に縛って禅にメールしてどうにかしてもらっとこう。」
弩躬「おーい、紅。なにしてる?」
紅「ちょっとしたゴミ掃除のボランティア……そっちはどうだった?」
宗二「事情を説明してどこに売ったか聞いてきたよ」
紅「ふぅん……え、普通に話してくれたのか?」
弩躬「話してくれたが……どうもなぁ」
宗二「あぁ、どうもなぁ」
紅「………どした?」
ー池袋:雑居ビルー
宗二「ここだ」
紅「ここ?」
弩躬「ここの作業者が買ったらしい。」
紅「それって……どういうことだ?」
宗二「つまり、この業者が仲介屋に小型のウィンチが欲しいけど探してもらえるかって連絡を受けて、そのウィンチを作ってくれないかって俺に連絡が来たってこと」
紅「じゃあ、犯人は?」
弩躬「それを今から確かめに行くってことだろ」
宗二「えぇ、連絡は既に入っているはずなので行きましょう」
~応接室~
作業着の男「このたびはご足労をありがとうございます。それで、ええと……」
宗二「小型ウィンチを製作した宗二と申します。こっちの二人は……製作の手伝いをしてくれた紅と弩躬です」
紅「ども」
弩躬「どうも」
作業着の男「ほほう……まさか、こんな若い人たちがあのような物を作れるとは、素晴らしい才能ですな」
宗二「いえ、それより単刀直入に聞きますが……あの小型ウィンチをどのような事に使われています?」
作業着の男「それが……お恥ずかしながら紛失してしまったのです」
紅「は?」
宗二「どういう事ですか?」
作業着の男「二週間くらい前でしょうか……保管していたのですが忽然と」
紅「無くしたっていうか盗まれたんだろ。心当たりは?」
作業着の男「それがまったく……盗まれるだなんて思ってもみなかったので」
弩躬「警察には届けてないのか?」
作業着の男「届は出してません。荒らされた形跡や他に盗まれた物もなかったので……そのせいで盗まれたことに気がつくのが遅くなったんです。なのでもしかしたら、二週間以上前から……その……」
弩躬「なるほどな……。まぁ、できるだけ警察沙汰にはしたくなかったのも分かるけど、それが元で妙な事になることだってあるんだ。次からはちゃんとした方がいいぞ」
作業着の男「返す言葉もない…」
宗二「……監視カメラとかは?」
作業着の男「倉庫に置いてあったのでカメラまでは…」
弩躬「んー、ここで途切れたか」
紅「しかたない、ここは探偵に相談してみるか」
弩躬「探偵……悠か?」
紅「そういうこと、携帯はでなくても家電にかけたら誰か知ら出るだろうし」
怪しい男「お、そこのお兄さん。どういいもの有るよ?」
紅「へー、どんなのあるのぉ」
怪しい男「そりゃあ……ハーブとかさぁ」
紅「脱法?」
怪しい男「ハーブですよォ。ハーブ」
紅「そっかーハーブかぁー」
怪しい男「へっへへ、それじやゃあ、何グラム?」
紅「拳骨一発かな♪」
ゴン!
怪しい男「は?んぎゃっ!?」
紅「ったく、こーゆー馬鹿はどこにでも沸くなぁ。とりあえず、適当に縛って禅にメールしてどうにかしてもらっとこう。」
弩躬「おーい、紅。なにしてる?」
紅「ちょっとしたゴミ掃除のボランティア……そっちはどうだった?」
宗二「事情を説明してどこに売ったか聞いてきたよ」
紅「ふぅん……え、普通に話してくれたのか?」
弩躬「話してくれたが……どうもなぁ」
宗二「あぁ、どうもなぁ」
紅「………どした?」
ー池袋:雑居ビルー
宗二「ここだ」
紅「ここ?」
弩躬「ここの作業者が買ったらしい。」
紅「それって……どういうことだ?」
宗二「つまり、この業者が仲介屋に小型のウィンチが欲しいけど探してもらえるかって連絡を受けて、そのウィンチを作ってくれないかって俺に連絡が来たってこと」
紅「じゃあ、犯人は?」
弩躬「それを今から確かめに行くってことだろ」
宗二「えぇ、連絡は既に入っているはずなので行きましょう」
~応接室~
作業着の男「このたびはご足労をありがとうございます。それで、ええと……」
宗二「小型ウィンチを製作した宗二と申します。こっちの二人は……製作の手伝いをしてくれた紅と弩躬です」
紅「ども」
弩躬「どうも」
作業着の男「ほほう……まさか、こんな若い人たちがあのような物を作れるとは、素晴らしい才能ですな」
宗二「いえ、それより単刀直入に聞きますが……あの小型ウィンチをどのような事に使われています?」
作業着の男「それが……お恥ずかしながら紛失してしまったのです」
紅「は?」
宗二「どういう事ですか?」
作業着の男「二週間くらい前でしょうか……保管していたのですが忽然と」
紅「無くしたっていうか盗まれたんだろ。心当たりは?」
作業着の男「それがまったく……盗まれるだなんて思ってもみなかったので」
弩躬「警察には届けてないのか?」
作業着の男「届は出してません。荒らされた形跡や他に盗まれた物もなかったので……そのせいで盗まれたことに気がつくのが遅くなったんです。なのでもしかしたら、二週間以上前から……その……」
弩躬「なるほどな……。まぁ、できるだけ警察沙汰にはしたくなかったのも分かるけど、それが元で妙な事になることだってあるんだ。次からはちゃんとした方がいいぞ」
作業着の男「返す言葉もない…」
宗二「……監視カメラとかは?」
作業着の男「倉庫に置いてあったのでカメラまでは…」
弩躬「んー、ここで途切れたか」
紅「しかたない、ここは探偵に相談してみるか」
弩躬「探偵……悠か?」
紅「そういうこと、携帯はでなくても家電にかけたら誰か知ら出るだろうし」