ー新伝ー伝説を継ぐもの【4】
ー池袋西口:駅近くー
紅「あっつぃ」
弩躬「はー、絶好の人探し日和だなぁ。太陽サンサンだぜ」
宗「あ、居た。すいません、お待たせしたみたいで」
紅「なぁにほんの二、三十分だ」
弩躬「俺は五分」
宗「集合時間五分前に来たはずなのに、それ以上に前倒しって言うやつですか」
紅「いや、俺は普段だとまず待ち合わせ時間に遅れるから三十分前には近くをうろついてるんだ」
弩躬「俺は普通に十分前に来とかないと、先生方になにをされるかわからないから自己防衛」
宗「はははっ、面白い人たちだ」
紅「じゃあ、俺が知ってるもっと面白い話をしてやるよ。」
宗「お、何々?」
紅「純粋で何かもう生き物として真っ直ぐ過ぎる女が居るんだけど、その娘は約束の時間の二時間前には現れて待ってるらしいぜ。」
宗「なにそれ逆にちょっと怖い…」
弩躬「……もしかしてがりゅーお嬢?」
紅「あぁ、悠は予防線を張って一時間まえに向かったけど、がりゅーの子猫ちゃんを舐めてたって珍しく負けを認めてたわ」
弩躬「がりゅーお嬢じゃしかたねーな。あのお嬢さんは色んな意味で最強だから」
宗「がりゅー……もしかして九頭竜家の親戚の臥劉さん?」
紅「あ、知ってたのか」
宗「詳しく……というか、顔とかは全然だけど十神将本家と一部の宗家のことくらいは知ってる」
紅「本家と宗家って同じ意味じゃないのか?」
弩躬「この場合の宗家は分家みたいなものだ。言うなれば九頭竜家の神姫お嬢は本家のお嬢、その親戚にあたる臥劉家のがりゅーお嬢は宗家のお嬢」
紅「……なんとなくは分かった」
弩躬「俺も元々は鳥居家の分家だったけど今は鳥居家の本家だ。けど、一応俺は酉居宗家って名乗ってる先生が酉居の頭になるんだから本家じゃなくて自分が宗家で頭になったって自慢しろってことで」
宗「ちなみに、ウチは鳥居家の分家で烏帽子宗家になるわけだ」
紅「頭痛くなってきたから宗家だの本家だのはもういいわ。コイツの名前も宗で烏帽子宗家烏帽子宗とかいいだしたら、ホントに訳分からなくなる」
弩躬「だよな」
宗「それわかる。っていうか、ウチは烏帽子宗家とか本家とか名乗ってない、ただの烏帽子家だから気にしなくていいよ。鳥居家と親類ってことだけで解決」
弩躬「そうそうソレでいいんだよな。神姫嬢とかりゅーお嬢が親戚ってのと同じ」
紅「わかったわかった、お前らの親戚事情はいい。そのまま聞いてたら十神将の派生の親せき筋の名前が恐ろしいほど羅列されそうだし」
弩躬「間違いではないな」
宗「なんかめちゃめちゃ多いですもんね。」
弩躬「名前だけで会ったこともない親戚とか居るし」
宗「本家近くの人はさういう点では大変ですよね。何だかかんだでそういう方々と……」
紅「なぁ、その話し続けるんならそこのコンビニで何か冷たいもん買ってからにしてくれ。炎天下で長々と話し聞いてたら脳がうだる」
弩躬「あぁ、悪い。こんな話しをするために集まったんじゃないんだったな」
宗「すいません」
紅「まったくだよ。しかも俺だけはお前らと親せき筋じゃないからは超関係ない系だし。罰としてソフトクリーム買って来てくれ。」
弩躬「……冷たくて甘いもん食べたいだけじゃね?」
紅「うん」
宗「じゃあ、俺が一番遅かったから全員分奢りますよ」
紅「マジで。じゃあ、メロンパフェにしよ。あとお茶」
弩躬「俺ハロハロとアイスコーヒー」
宗「あぁ、容赦ないなこの人たち」
紅「あっつぃ」
弩躬「はー、絶好の人探し日和だなぁ。太陽サンサンだぜ」
宗「あ、居た。すいません、お待たせしたみたいで」
紅「なぁにほんの二、三十分だ」
弩躬「俺は五分」
宗「集合時間五分前に来たはずなのに、それ以上に前倒しって言うやつですか」
紅「いや、俺は普段だとまず待ち合わせ時間に遅れるから三十分前には近くをうろついてるんだ」
弩躬「俺は普通に十分前に来とかないと、先生方になにをされるかわからないから自己防衛」
宗「はははっ、面白い人たちだ」
紅「じゃあ、俺が知ってるもっと面白い話をしてやるよ。」
宗「お、何々?」
紅「純粋で何かもう生き物として真っ直ぐ過ぎる女が居るんだけど、その娘は約束の時間の二時間前には現れて待ってるらしいぜ。」
宗「なにそれ逆にちょっと怖い…」
弩躬「……もしかしてがりゅーお嬢?」
紅「あぁ、悠は予防線を張って一時間まえに向かったけど、がりゅーの子猫ちゃんを舐めてたって珍しく負けを認めてたわ」
弩躬「がりゅーお嬢じゃしかたねーな。あのお嬢さんは色んな意味で最強だから」
宗「がりゅー……もしかして九頭竜家の親戚の臥劉さん?」
紅「あ、知ってたのか」
宗「詳しく……というか、顔とかは全然だけど十神将本家と一部の宗家のことくらいは知ってる」
紅「本家と宗家って同じ意味じゃないのか?」
弩躬「この場合の宗家は分家みたいなものだ。言うなれば九頭竜家の神姫お嬢は本家のお嬢、その親戚にあたる臥劉家のがりゅーお嬢は宗家のお嬢」
紅「……なんとなくは分かった」
弩躬「俺も元々は鳥居家の分家だったけど今は鳥居家の本家だ。けど、一応俺は酉居宗家って名乗ってる先生が酉居の頭になるんだから本家じゃなくて自分が宗家で頭になったって自慢しろってことで」
宗「ちなみに、ウチは鳥居家の分家で烏帽子宗家になるわけだ」
紅「頭痛くなってきたから宗家だの本家だのはもういいわ。コイツの名前も宗で烏帽子宗家烏帽子宗とかいいだしたら、ホントに訳分からなくなる」
弩躬「だよな」
宗「それわかる。っていうか、ウチは烏帽子宗家とか本家とか名乗ってない、ただの烏帽子家だから気にしなくていいよ。鳥居家と親類ってことだけで解決」
弩躬「そうそうソレでいいんだよな。神姫嬢とかりゅーお嬢が親戚ってのと同じ」
紅「わかったわかった、お前らの親戚事情はいい。そのまま聞いてたら十神将の派生の親せき筋の名前が恐ろしいほど羅列されそうだし」
弩躬「間違いではないな」
宗「なんかめちゃめちゃ多いですもんね。」
弩躬「名前だけで会ったこともない親戚とか居るし」
宗「本家近くの人はさういう点では大変ですよね。何だかかんだでそういう方々と……」
紅「なぁ、その話し続けるんならそこのコンビニで何か冷たいもん買ってからにしてくれ。炎天下で長々と話し聞いてたら脳がうだる」
弩躬「あぁ、悪い。こんな話しをするために集まったんじゃないんだったな」
宗「すいません」
紅「まったくだよ。しかも俺だけはお前らと親せき筋じゃないからは超関係ない系だし。罰としてソフトクリーム買って来てくれ。」
弩躬「……冷たくて甘いもん食べたいだけじゃね?」
紅「うん」
宗「じゃあ、俺が一番遅かったから全員分奢りますよ」
紅「マジで。じゃあ、メロンパフェにしよ。あとお茶」
弩躬「俺ハロハロとアイスコーヒー」
宗「あぁ、容赦ないなこの人たち」