ー新伝ー伝説を継ぐもの【4】
ー池袋界隈ー
紅「さて、ようやく俺たちのターンだな」
弩躬「寅達と分かれ暗器使いの烏帽子宗次を探してる最中……でいいんだよな」
紅「なんか大分ぼーっとしてた気がする。8ページ分ぐらい」
弩躬「気にしたら負けだろ。」
紅「それもそうだな」
弩躬「それで、どうするんだ?」
紅「どうするんだって……なんかアテがあるからいっしょに来たんだよな?」
弩躬「あるような無いような」
紅「え~…」
弩躬「いや、宗次の居場所を知ってるわけでも携帯番号を知ってるわけでもない」
紅「……」
弩躬「そんな目で見るなよぉ」
紅「ってかさ、お前のところで修業してたんだよな。」
弩躬「してたよ。素性を明かさず、一般の振りしてさ。だから、俺は最後まで気がつかなかったわけ。」
紅「潜入……ってやつか?」
弩躬「さぁ、そういうタイプじゃないんだよな。先生は気がついてたみたいだし、、なにより「俺に黙って別訓練」させてたみたいだし」
紅「あの姉さんてさ……」
弩躬「いや、そっから先は言わなくていい」
紅「でも……」
弩躬「いいから、ホント」
紅「……わかった。じゃあ、それは置いといてこれからどうするかは本当にアテがないんだな」
弩躬「まぁ、無いといいますか」
紅「さっきから、その微妙な言い回しが気になるんだが…」
弩躬「おっ、着いた」
紅「ん?どこだここ?」
弩躬「宗次の実家」
紅「は?」
弩躬「だから宗次の実家だよ」
紅「待て待て待て待て、お前居場所も携帯も知らないって言ったよな?」
弩躬「知らないぞ。けど、実家は知ってる」
紅「どういうことだよ……」
弩躬「烏帽子工業と鳥居家は色々と関係は深いんだよ。まぁそれも俺の代からの話しじゃなくてもっと前からの話しだから。俺と直接関係があるわけじゃない。むしろその辺りは先生の人徳とかだな」
紅「細かい事はもういいや……ところで工場っぽいけど、何の工場なんだ?」
弩躬「鉄のスクラップからネジの精製まで色々だな」
紅「ふーん……でもさ、ソレって別段おまえのところと関係って無くないか?」
弩躬「え?」
紅「え?」
弩躬「いやいや、ウチとは超関係あるよ。例えばこれ、ダート。競技用とかじゃなくてより軽く、より硬く、より鋭利で、よりひとを撃つために特化した物を作ってくれるんだぞ?」
紅「そいつは……確かにおまえのところとはしっかりと関係結んでるわな」
弩躬「ここはホントいいぞ。お前もバット強化したいとか一から手にぴったり合ったの作りたいならオススメだ」
紅「俺は俺で御用達があるからな」
弩躬「ま、そうだろうな。よし、入るか」
紅「アポ無しでいいのか?」
弩躬「平気平気。たぶん…」
紅「たぶんて……お前って結構テキトーだよな」
弩躬「次期十神将だからな」
紅「どういう理由なんだか……しかし、妙に納得できる」
紅「さて、ようやく俺たちのターンだな」
弩躬「寅達と分かれ暗器使いの烏帽子宗次を探してる最中……でいいんだよな」
紅「なんか大分ぼーっとしてた気がする。8ページ分ぐらい」
弩躬「気にしたら負けだろ。」
紅「それもそうだな」
弩躬「それで、どうするんだ?」
紅「どうするんだって……なんかアテがあるからいっしょに来たんだよな?」
弩躬「あるような無いような」
紅「え~…」
弩躬「いや、宗次の居場所を知ってるわけでも携帯番号を知ってるわけでもない」
紅「……」
弩躬「そんな目で見るなよぉ」
紅「ってかさ、お前のところで修業してたんだよな。」
弩躬「してたよ。素性を明かさず、一般の振りしてさ。だから、俺は最後まで気がつかなかったわけ。」
紅「潜入……ってやつか?」
弩躬「さぁ、そういうタイプじゃないんだよな。先生は気がついてたみたいだし、、なにより「俺に黙って別訓練」させてたみたいだし」
紅「あの姉さんてさ……」
弩躬「いや、そっから先は言わなくていい」
紅「でも……」
弩躬「いいから、ホント」
紅「……わかった。じゃあ、それは置いといてこれからどうするかは本当にアテがないんだな」
弩躬「まぁ、無いといいますか」
紅「さっきから、その微妙な言い回しが気になるんだが…」
弩躬「おっ、着いた」
紅「ん?どこだここ?」
弩躬「宗次の実家」
紅「は?」
弩躬「だから宗次の実家だよ」
紅「待て待て待て待て、お前居場所も携帯も知らないって言ったよな?」
弩躬「知らないぞ。けど、実家は知ってる」
紅「どういうことだよ……」
弩躬「烏帽子工業と鳥居家は色々と関係は深いんだよ。まぁそれも俺の代からの話しじゃなくてもっと前からの話しだから。俺と直接関係があるわけじゃない。むしろその辺りは先生の人徳とかだな」
紅「細かい事はもういいや……ところで工場っぽいけど、何の工場なんだ?」
弩躬「鉄のスクラップからネジの精製まで色々だな」
紅「ふーん……でもさ、ソレって別段おまえのところと関係って無くないか?」
弩躬「え?」
紅「え?」
弩躬「いやいや、ウチとは超関係あるよ。例えばこれ、ダート。競技用とかじゃなくてより軽く、より硬く、より鋭利で、よりひとを撃つために特化した物を作ってくれるんだぞ?」
紅「そいつは……確かにおまえのところとはしっかりと関係結んでるわな」
弩躬「ここはホントいいぞ。お前もバット強化したいとか一から手にぴったり合ったの作りたいならオススメだ」
紅「俺は俺で御用達があるからな」
弩躬「ま、そうだろうな。よし、入るか」
紅「アポ無しでいいのか?」
弩躬「平気平気。たぶん…」
紅「たぶんて……お前って結構テキトーだよな」
弩躬「次期十神将だからな」
紅「どういう理由なんだか……しかし、妙に納得できる」