ー新伝ー伝説を継ぐもの【4】
ーバッティングセンターー
紅「……6、99997、99998、99999、100000!」
客A「すげぇ……あの兄さん。ずーっと素振りしてるぞ」
客B「なんだ、知らないのか。ここの名物みたいなもんだぞ。あそこの一レーンは紅さん専用のトレーニングレーンなんだよ」
客C「おっ、素振り終わったら打つ」
紅「……りゃっ!!」
ガギーン!!ゴッゴッ……
客A「な、なんだあの球。打った音もおかしかったし」
客B「球の中に鉄がはいってるらしい。」
客C「うわぁ……見てるだけで手が痛いわ」
走「えーと……あ、居た。紅さーん」
紅「ん?」
ガキーン!ゴッゴッ……
走「緊急のご報告に来たっスよ。」
紅「緊急だって?」
ガギーン!ゴッゴッ……
走「はいっす。崇さんからの伝達で集合せよとの事っす」
紅「崇さんが!!そりゃ、急がないと!」
ガキーン!ごっごっ……
走「それじゃ、伝えたので自分は失礼しまっス」
ーラスタ・ラヴー
紅「すいません。遅れました!」
崇「何かしてたのか?」
紅「いや、ただ身体動かしてて携帯が鳴ったの気がついてんかったっス」
崇「そうか。それは悪かったな」
紅「いやいや、全然。それで何の召集っすか?全員集まってるようですけど」
崇「あぁ……お前ら草津を覚えてるか」
本郷「ふっ」
鈴猫「草津……草津ってまさか」
宮塚「アイツですか?ロストナンバーの」
崇「そうだ。直接会ってないものもいるだろうが元№sの第三鎮圧隊だった男。炎銃の前任者だ」
炎銃「よっく覚えてますよ。ってか、印象に残り過ぎてます」
紅「俺は名前くらいしか知りませんけど……ヤバい奴だったんですか?」
崇「……紅。闘路で除名になる状況をいってみろ」
紅「えーと、一番多いのは自主除名っすかね。怖くなって諦めたり、他にも歳とか生活的なもんで、次が再起不能レベルの怪我、それとあとはランカーとして逸脱し過ぎた場合の強制除名」
崇「そうだ。奴はその最後で俺が除名した」
紅「崇さんがじきじきに?」
炎銃「アイツは俺ら武器組から見ても相当な者だった。けど、裏ではドラッグを売りさばいたりガキ(少女)に売り(売春)させてたりしてやがったんだ。」
紅「そいつはアホだな…。ウチらのってか崇さんのエリアでは薬とエンコーはご法度なのに」
禅「さ……らに……将来…的に……は…組に……入る……つもり……だった…ようです」
崇「あまりにも目についたんでな。最後に一度だけ問いたんだ。薬も売り斡旋もやめるつもりはないかと」
紅「そうしたら……?」
崇「ははっ、牙を剥いて来たさ。最終警告も無視して襲いかかってくる相手に手心なんか加えてやるつもりはなかった。」
紅「結果は……?」
崇「その時は左腕を残して手足の骨と顔面を潰した。後に整形手術とながーい入院生活を明けてこの街から出ていった。」
宮塚「一生車いす生活になったんですよね。確か」
崇「あぁ。」
紅「ひゅー……それでそいつがどうかしたんですか?」
崇「ごく最近……そいつが帰って来たという噂が耳に入った。しかも、自分の足で歩いていたとな」
「「「……」」」
崇「ただの噂だと思うが万が一のこともある、そこでロストナンバー警戒をここに宣言する。まだ大がかりに動かなくていいが……誰か一番槍で動きたい奴は居るか?」
炎銃「は……」
紅「はい!」
炎銃「紅、てめ……」
崇「いいだろう。紅に一任する。禅と協力して調べてみろ」
紅「ういっす!」
禅「仰せ…の……ままに」
紅「……6、99997、99998、99999、100000!」
客A「すげぇ……あの兄さん。ずーっと素振りしてるぞ」
客B「なんだ、知らないのか。ここの名物みたいなもんだぞ。あそこの一レーンは紅さん専用のトレーニングレーンなんだよ」
客C「おっ、素振り終わったら打つ」
紅「……りゃっ!!」
ガギーン!!ゴッゴッ……
客A「な、なんだあの球。打った音もおかしかったし」
客B「球の中に鉄がはいってるらしい。」
客C「うわぁ……見てるだけで手が痛いわ」
走「えーと……あ、居た。紅さーん」
紅「ん?」
ガキーン!ゴッゴッ……
走「緊急のご報告に来たっスよ。」
紅「緊急だって?」
ガギーン!ゴッゴッ……
走「はいっす。崇さんからの伝達で集合せよとの事っす」
紅「崇さんが!!そりゃ、急がないと!」
ガキーン!ごっごっ……
走「それじゃ、伝えたので自分は失礼しまっス」
ーラスタ・ラヴー
紅「すいません。遅れました!」
崇「何かしてたのか?」
紅「いや、ただ身体動かしてて携帯が鳴ったの気がついてんかったっス」
崇「そうか。それは悪かったな」
紅「いやいや、全然。それで何の召集っすか?全員集まってるようですけど」
崇「あぁ……お前ら草津を覚えてるか」
本郷「ふっ」
鈴猫「草津……草津ってまさか」
宮塚「アイツですか?ロストナンバーの」
崇「そうだ。直接会ってないものもいるだろうが元№sの第三鎮圧隊だった男。炎銃の前任者だ」
炎銃「よっく覚えてますよ。ってか、印象に残り過ぎてます」
紅「俺は名前くらいしか知りませんけど……ヤバい奴だったんですか?」
崇「……紅。闘路で除名になる状況をいってみろ」
紅「えーと、一番多いのは自主除名っすかね。怖くなって諦めたり、他にも歳とか生活的なもんで、次が再起不能レベルの怪我、それとあとはランカーとして逸脱し過ぎた場合の強制除名」
崇「そうだ。奴はその最後で俺が除名した」
紅「崇さんがじきじきに?」
炎銃「アイツは俺ら武器組から見ても相当な者だった。けど、裏ではドラッグを売りさばいたりガキ(少女)に売り(売春)させてたりしてやがったんだ。」
紅「そいつはアホだな…。ウチらのってか崇さんのエリアでは薬とエンコーはご法度なのに」
禅「さ……らに……将来…的に……は…組に……入る……つもり……だった…ようです」
崇「あまりにも目についたんでな。最後に一度だけ問いたんだ。薬も売り斡旋もやめるつもりはないかと」
紅「そうしたら……?」
崇「ははっ、牙を剥いて来たさ。最終警告も無視して襲いかかってくる相手に手心なんか加えてやるつもりはなかった。」
紅「結果は……?」
崇「その時は左腕を残して手足の骨と顔面を潰した。後に整形手術とながーい入院生活を明けてこの街から出ていった。」
宮塚「一生車いす生活になったんですよね。確か」
崇「あぁ。」
紅「ひゅー……それでそいつがどうかしたんですか?」
崇「ごく最近……そいつが帰って来たという噂が耳に入った。しかも、自分の足で歩いていたとな」
「「「……」」」
崇「ただの噂だと思うが万が一のこともある、そこでロストナンバー警戒をここに宣言する。まだ大がかりに動かなくていいが……誰か一番槍で動きたい奴は居るか?」
炎銃「は……」
紅「はい!」
炎銃「紅、てめ……」
崇「いいだろう。紅に一任する。禅と協力して調べてみろ」
紅「ういっす!」
禅「仰せ…の……ままに」