ー新伝ー伝説を継ぐもの【4】
ー???ー
蜜柑「ふん、本当は目星ついているんだろ」
王「そんにゃことないんだけどねーん。蜜柑ちゃんはなにか気がついたのん?」
蜜柑「どう考えても身内に首謀者がいる」
漆原「言葉に気をつけろよ小娘」
その言葉が発せられた刹那、椅子に座っている王と蜜柑を除く男女が一斉に動いた。
林檎「姫に向かって何った?次かましたら目ン玉かき回してやるからな。」
漆原「その空っぽな頭に風穴あけてやろうかクソガキ」
ジュリエッタ「ほほう。なんという怪力。」
桃「おー、おっちゃんいつの間に刀抜いたのか分からなかったな」
銃口を林檎の頭に突き付ける漆原、その目にナイフを突き付ける林檎。ジュリエッタの首に手をかけて絞める桃、その桃の首に刀身をひたりと当てるジュリエッタ。動けば殺す。少なくとも誰かが動けば最低でも死体が2つは出来上がる。
王「そういえば蜜柑ちゃんどら焼き好き?大きいどら焼き買ってきたんだけど」
蜜柑「この状況でどこまでもふざけた男だな。っというか、林檎、桃やめろ。この男は初めから感づいてて放置しているんだからな」
漆原「は?」
王「わかってたるわけじゃないよん。気がついたのだってほんのついさっきだわん」
蜜柑「どうだか……」
漆原「王さん、それはいったい……」
王「ねー、お伽噺って好き?」
蜜柑「なんの比喩だ?」
王「比喩とかじゃなくてねん。俺はそーゆーお話し大好きなんだよね。特に日本のお伽噺。そんなお話しの中で「真の武」っていうのが特に気にいってるの」
蜜柑「真の武?聞いたことないな」
王「正義っていうのは混沌とした闇と暴力の果てに生まれる。どうしてか分かる?答えはね絶対的正義の象徴「真の武」を完成させるためには滅ぼされるべき絶対的な悪が必要不可欠」
蜜柑「……ホントまるでお伽噺だな。それでなにかお前を絶対的な悪にしたてて殺し屋雇って殺して「真の武」になろうとしてる奴がいるっていうのか?」
王「かもしれないわん。」
蜜柑「話にならないな。林檎、桃帰るぞ」
王「あっ、どら焼き持って帰る?」
桃「貰う貰う!」
蜜柑「ガッツクなよなぁ」
桃「だって食べたいんだもーん」
林檎「失礼します」
ジュリエッタ「なんとも華やかですなぁJKというものは」
漆原「あのなぁ」
王「んふふ~」
瑠璃「それでどうします?」
王「そうだねんご飯でも食べにいこっか」
漆原「……」
王「あれれ、うるたんどしたの?顔怖いよ」
漆原「色々と言いたいことがあり過ぎて頭痛がひどいだけです。」
王「瑠璃ちゃん、鎮痛剤」
瑠璃「正露丸なら」
漆原「それは腹痛の薬だろ」
ジュリエッタ「どうぞ。半分がやさしさでできた。お薬です」
被っている紙袋の中に手を突っ込んで錠剤のプレートを差し出す。
漆原「今どっから出したどっから!」
瑠璃「水は?」
ジュリエッタ「ええと、飲む点滴なら」
漆原「だからどっからそのペットボトル出した!!」
王「あははは。ジュリエッタ面白い~」
ジュリエッタ「お褒めに預かり光栄の極み」
漆原「面白くありません!!」
蜜柑「ふん、本当は目星ついているんだろ」
王「そんにゃことないんだけどねーん。蜜柑ちゃんはなにか気がついたのん?」
蜜柑「どう考えても身内に首謀者がいる」
漆原「言葉に気をつけろよ小娘」
その言葉が発せられた刹那、椅子に座っている王と蜜柑を除く男女が一斉に動いた。
林檎「姫に向かって何った?次かましたら目ン玉かき回してやるからな。」
漆原「その空っぽな頭に風穴あけてやろうかクソガキ」
ジュリエッタ「ほほう。なんという怪力。」
桃「おー、おっちゃんいつの間に刀抜いたのか分からなかったな」
銃口を林檎の頭に突き付ける漆原、その目にナイフを突き付ける林檎。ジュリエッタの首に手をかけて絞める桃、その桃の首に刀身をひたりと当てるジュリエッタ。動けば殺す。少なくとも誰かが動けば最低でも死体が2つは出来上がる。
王「そういえば蜜柑ちゃんどら焼き好き?大きいどら焼き買ってきたんだけど」
蜜柑「この状況でどこまでもふざけた男だな。っというか、林檎、桃やめろ。この男は初めから感づいてて放置しているんだからな」
漆原「は?」
王「わかってたるわけじゃないよん。気がついたのだってほんのついさっきだわん」
蜜柑「どうだか……」
漆原「王さん、それはいったい……」
王「ねー、お伽噺って好き?」
蜜柑「なんの比喩だ?」
王「比喩とかじゃなくてねん。俺はそーゆーお話し大好きなんだよね。特に日本のお伽噺。そんなお話しの中で「真の武」っていうのが特に気にいってるの」
蜜柑「真の武?聞いたことないな」
王「正義っていうのは混沌とした闇と暴力の果てに生まれる。どうしてか分かる?答えはね絶対的正義の象徴「真の武」を完成させるためには滅ぼされるべき絶対的な悪が必要不可欠」
蜜柑「……ホントまるでお伽噺だな。それでなにかお前を絶対的な悪にしたてて殺し屋雇って殺して「真の武」になろうとしてる奴がいるっていうのか?」
王「かもしれないわん。」
蜜柑「話にならないな。林檎、桃帰るぞ」
王「あっ、どら焼き持って帰る?」
桃「貰う貰う!」
蜜柑「ガッツクなよなぁ」
桃「だって食べたいんだもーん」
林檎「失礼します」
ジュリエッタ「なんとも華やかですなぁJKというものは」
漆原「あのなぁ」
王「んふふ~」
瑠璃「それでどうします?」
王「そうだねんご飯でも食べにいこっか」
漆原「……」
王「あれれ、うるたんどしたの?顔怖いよ」
漆原「色々と言いたいことがあり過ぎて頭痛がひどいだけです。」
王「瑠璃ちゃん、鎮痛剤」
瑠璃「正露丸なら」
漆原「それは腹痛の薬だろ」
ジュリエッタ「どうぞ。半分がやさしさでできた。お薬です」
被っている紙袋の中に手を突っ込んで錠剤のプレートを差し出す。
漆原「今どっから出したどっから!」
瑠璃「水は?」
ジュリエッタ「ええと、飲む点滴なら」
漆原「だからどっからそのペットボトル出した!!」
王「あははは。ジュリエッタ面白い~」
ジュリエッタ「お褒めに預かり光栄の極み」
漆原「面白くありません!!」