ー新伝ー伝説を継ぐもの【4】
ー池袋:地下中華料理店ー
壁も床も真っ赤な色彩の室内。そこの中央にひとつの大きな円卓が置かれ、ひと席だけ空いてあとの三つは既に誰かが腰掛けてしている。腰掛けている者の付き人なのだろう各自の背後にも数人ずつ男が配置されていた。
心音すら聞こえてきそうなほどの静寂をブチ壊したのは扉が突然勢いよく開いたその男だった。
王「おっくれましたー!」
???A「……」
???B「……」
???C「……」
「「「……」」」
漆原「王さん……はぁ、失礼します。および立ていただきましたが少々トラブルに巻き込まれ遅れてしまいました」
???A「トラブル?」
王「ちょっと車に突っ込まれたんだわん。」
「「「「!!」」」」
???B「王、狙われてる。噂ホントだたか」
ほんの少しインネーションに癖のある男が不敵に笑う。だが、陽気に王か答えた。
王「面白いよねん♪」
漆原「面白くありません」
王「うるたん不機嫌だなー。」
???C「では、全員揃ったところで本日の議題を…」
漆原「その前に」
???A「おい、下郎が勝手に仕切ってんじゃねーぞ。この場がどういう場か……」
漆原「それはこっちのセリフだ。こっちは頭(かしら)が無差別テロ並に狙われてるんだ。今日はテメェらの話しを聞きに来たんじゃねぇ。こっちが話しをしに来てやったんだ。その口閉じてろ。」
???B「ふざけるなっ!」
一触発、いや、もう着火爆発が始まったのかもしれないほど殺気が全て王に向けられる。それに対して爪先も気にした様子なく王は続けた。
王「まぁまぁ。それよりさ、この中に俺の殺しを頼んだ人とか居る?これだけ聞けたら満足なんだけどー」
???A「馬鹿な、何故我々がそんな事を」
漆原「こうも立て続けに襲撃が続くとなると……疑いたくはないが商売敵からの妬みと考えるほかないという結論だ」
???C「商売敵とは否ことを我々は同盟ではないか、それを疑うならばまずは身内のものを疑うべきであろう」
王「そっ、だから少しずつ聞き回ってるよ。えーと……何人だっけ?」
漆原「……勝手に16人程バラしましたよね」
「「「……」」」
王「そそー。だけどー、怪しいひとは居なかったんだよねー。だとしたらやっぱり外だよねー。っで、居るの?」
「「「「……」」」
王「そっかー。仕方ないねぇー。殺っちゃってー。」
王がパチンっと指を弾いた。次の瞬間、紙袋をかぶった男が乱入し白銀の長モノを横薙ぎに振るう。その場に居た全員の首と胴体が別かれた……。
ジュリエッタ「この中に依頼者が居るでしょうか……?」
王「さぁねー。どっちでも面白いんじゃないかな」
漆原「面白いわけないでしょうが!」
王「わーん、うるたん怖い~」
漆原「はぁ……。フーチェン」
あきれ果てた声で漆原が誰かの名を呼ぶと真っ白なチャイナ服の男が入ってきて一礼する。
虎城「はっ、こちらに。」
漆原「ここの後始末をしておけ。」
虎城「どのように?」
王「そだねー。勿体ないから頭だけ送り返して身体はオルガン(臓器)屋で売っちゃって~。」
虎城「御意に」
王「んしゃ、俺らは帰るからあとよろー」
漆原「はぁ、頼みますからもう勝手に行動しないでくださいよ」
ジュリエッタ「私がいれば首領に傷一つつけません!!」
漆原「お前が居なくてもこのひとは傷ひとつ着きはしない!!むしろ周りに被害が広まって危険だといっとるんだ!」
虎城「……くくっ」
壁も床も真っ赤な色彩の室内。そこの中央にひとつの大きな円卓が置かれ、ひと席だけ空いてあとの三つは既に誰かが腰掛けてしている。腰掛けている者の付き人なのだろう各自の背後にも数人ずつ男が配置されていた。
心音すら聞こえてきそうなほどの静寂をブチ壊したのは扉が突然勢いよく開いたその男だった。
王「おっくれましたー!」
???A「……」
???B「……」
???C「……」
「「「……」」」
漆原「王さん……はぁ、失礼します。および立ていただきましたが少々トラブルに巻き込まれ遅れてしまいました」
???A「トラブル?」
王「ちょっと車に突っ込まれたんだわん。」
「「「「!!」」」」
???B「王、狙われてる。噂ホントだたか」
ほんの少しインネーションに癖のある男が不敵に笑う。だが、陽気に王か答えた。
王「面白いよねん♪」
漆原「面白くありません」
王「うるたん不機嫌だなー。」
???C「では、全員揃ったところで本日の議題を…」
漆原「その前に」
???A「おい、下郎が勝手に仕切ってんじゃねーぞ。この場がどういう場か……」
漆原「それはこっちのセリフだ。こっちは頭(かしら)が無差別テロ並に狙われてるんだ。今日はテメェらの話しを聞きに来たんじゃねぇ。こっちが話しをしに来てやったんだ。その口閉じてろ。」
???B「ふざけるなっ!」
一触発、いや、もう着火爆発が始まったのかもしれないほど殺気が全て王に向けられる。それに対して爪先も気にした様子なく王は続けた。
王「まぁまぁ。それよりさ、この中に俺の殺しを頼んだ人とか居る?これだけ聞けたら満足なんだけどー」
???A「馬鹿な、何故我々がそんな事を」
漆原「こうも立て続けに襲撃が続くとなると……疑いたくはないが商売敵からの妬みと考えるほかないという結論だ」
???C「商売敵とは否ことを我々は同盟ではないか、それを疑うならばまずは身内のものを疑うべきであろう」
王「そっ、だから少しずつ聞き回ってるよ。えーと……何人だっけ?」
漆原「……勝手に16人程バラしましたよね」
「「「……」」」
王「そそー。だけどー、怪しいひとは居なかったんだよねー。だとしたらやっぱり外だよねー。っで、居るの?」
「「「「……」」」
王「そっかー。仕方ないねぇー。殺っちゃってー。」
王がパチンっと指を弾いた。次の瞬間、紙袋をかぶった男が乱入し白銀の長モノを横薙ぎに振るう。その場に居た全員の首と胴体が別かれた……。
ジュリエッタ「この中に依頼者が居るでしょうか……?」
王「さぁねー。どっちでも面白いんじゃないかな」
漆原「面白いわけないでしょうが!」
王「わーん、うるたん怖い~」
漆原「はぁ……。フーチェン」
あきれ果てた声で漆原が誰かの名を呼ぶと真っ白なチャイナ服の男が入ってきて一礼する。
虎城「はっ、こちらに。」
漆原「ここの後始末をしておけ。」
虎城「どのように?」
王「そだねー。勿体ないから頭だけ送り返して身体はオルガン(臓器)屋で売っちゃって~。」
虎城「御意に」
王「んしゃ、俺らは帰るからあとよろー」
漆原「はぁ、頼みますからもう勝手に行動しないでくださいよ」
ジュリエッタ「私がいれば首領に傷一つつけません!!」
漆原「お前が居なくてもこのひとは傷ひとつ着きはしない!!むしろ周りに被害が広まって危険だといっとるんだ!」
虎城「……くくっ」