ー新伝ー伝説を継ぐもの【4】
ー???ー
漆原「王さん?王さん?……おい、瑠璃」
瑠璃「なんです?」
漆原「王さんはどこだ?」
瑠璃「さぁ」
漆原「さぁって……。今さっきまでここに居ただろ」
瑠璃「居ましたねぇ」
漆原「……っで、今は?」
瑠璃「さぁ」
漆原「…………」
瑠璃「クリスマスくらい良いじゃないですか。そんな渋い顔しなくても」
漆原「出ていくなとは言わないが、こんな時にひとりで出歩かれるからこそこんな顔になる」
瑠璃「子供じゃないんだし大丈夫でしょう」
漆原「ガキのがまだマシだ……。はぁ、捜してくる。」
瑠璃「あ、ちょっと。今日バラす死体っていくつ?」
漆原「バラすのがひとつで男、直すのがふたつで女とガキだ。ぐしゃぐしゃだそうだ」
瑠璃「了解」
ー池袋ー
王「クリスマス一色だねん」
ジュリエッタ「そうですなぁ。私も気合をいれてクリスマス装飾に拘ってみましたがいかがですかな?」
王「ちょー可愛いよん」
ジュリエッタ「うぉぉぉ!有りがたき幸せ!!」
「すげー、なにあれ。」
「紙袋被ってて超ウケるんですけどー」
「しかもトナカイの角が生えてる……」
パシャ!パシャ!パシャ!
ジュリエッタ「ふむ、しかし今日の市内はいつもより騒がしいですな首領(ドン)」
王「ほんとだねー。さすがクリスマス」
ジュリエッタ「ところで、どこか目的があるのですかな?」
王「んーん、ただブラブラしたかっただけだよーん。いやだった?」
ジュリエッタ「何をおっしゃる。首領とご一緒できるのなら、例えオープンカフェでもコスメショップでもご一緒したてまつる!」
王「あはは~。宮たんは女子力たかいねん」
ジュリエッタ「なんの、なんの。はっはっはっ。」
弩躬「……(やべぇ、ツッコミ不在のヤバい二人を見ちまった。)」
王「なーんか、甘いもの食べたいねー」
ジュリエッタ「おぉ、いいですなぁ。ケーキバイキングの店にでもいきますか?ポイントカードも溜まっておりますし」
弩躬「(お前の恰好だと店はいれねーだろ!っていうか、ポイントカードって常連かよ!)」
王「あれれん?」
ジュリエッタ「むっ?」
弩躬「(やべっ、気がつかれた?!)」
王「やっほー、崇ちゃんメリクリ~」
崇「王……。変わったのを連れてるな」
王「かわいいでしょ?」
ジュリエッタ「お初にお目にかかる。宮本ジュリエッタです」
崇「そうか。っで、何してる?」
王「んー、ただのお散歩だわん」
崇「……」
ジュリエッタ「ケーキバイキングに行くつもりなのですが」
王「あ、よかったら崇ちゃんもいっしょする?」
崇「いいや、せっかくの誘いだが遠慮しておこう。これでも忙しいんでな」
本郷「ふっ」
王「なるほどー、崇ちゃんは大変だねん」
崇「お前は忙しくないのか?」
王「そのあたりのことはウルたんに任せてるから平気だよーん」
崇「ふん、アイツが泣いてなければいいがな」
王「ウルたんならいっっも怖いかおしてるから泣いたりはしないわん。ねー?」
ジュリエッタ「そうですなぁ。もう少し肩の力を抜けばよろしいのに」
王「だよねー」
崇「それは、誰のせいだろうな」
王「わん?」
崇「いいや、なんでもない」
漆原「王さん?王さん?……おい、瑠璃」
瑠璃「なんです?」
漆原「王さんはどこだ?」
瑠璃「さぁ」
漆原「さぁって……。今さっきまでここに居ただろ」
瑠璃「居ましたねぇ」
漆原「……っで、今は?」
瑠璃「さぁ」
漆原「…………」
瑠璃「クリスマスくらい良いじゃないですか。そんな渋い顔しなくても」
漆原「出ていくなとは言わないが、こんな時にひとりで出歩かれるからこそこんな顔になる」
瑠璃「子供じゃないんだし大丈夫でしょう」
漆原「ガキのがまだマシだ……。はぁ、捜してくる。」
瑠璃「あ、ちょっと。今日バラす死体っていくつ?」
漆原「バラすのがひとつで男、直すのがふたつで女とガキだ。ぐしゃぐしゃだそうだ」
瑠璃「了解」
ー池袋ー
王「クリスマス一色だねん」
ジュリエッタ「そうですなぁ。私も気合をいれてクリスマス装飾に拘ってみましたがいかがですかな?」
王「ちょー可愛いよん」
ジュリエッタ「うぉぉぉ!有りがたき幸せ!!」
「すげー、なにあれ。」
「紙袋被ってて超ウケるんですけどー」
「しかもトナカイの角が生えてる……」
パシャ!パシャ!パシャ!
ジュリエッタ「ふむ、しかし今日の市内はいつもより騒がしいですな首領(ドン)」
王「ほんとだねー。さすがクリスマス」
ジュリエッタ「ところで、どこか目的があるのですかな?」
王「んーん、ただブラブラしたかっただけだよーん。いやだった?」
ジュリエッタ「何をおっしゃる。首領とご一緒できるのなら、例えオープンカフェでもコスメショップでもご一緒したてまつる!」
王「あはは~。宮たんは女子力たかいねん」
ジュリエッタ「なんの、なんの。はっはっはっ。」
弩躬「……(やべぇ、ツッコミ不在のヤバい二人を見ちまった。)」
王「なーんか、甘いもの食べたいねー」
ジュリエッタ「おぉ、いいですなぁ。ケーキバイキングの店にでもいきますか?ポイントカードも溜まっておりますし」
弩躬「(お前の恰好だと店はいれねーだろ!っていうか、ポイントカードって常連かよ!)」
王「あれれん?」
ジュリエッタ「むっ?」
弩躬「(やべっ、気がつかれた?!)」
王「やっほー、崇ちゃんメリクリ~」
崇「王……。変わったのを連れてるな」
王「かわいいでしょ?」
ジュリエッタ「お初にお目にかかる。宮本ジュリエッタです」
崇「そうか。っで、何してる?」
王「んー、ただのお散歩だわん」
崇「……」
ジュリエッタ「ケーキバイキングに行くつもりなのですが」
王「あ、よかったら崇ちゃんもいっしょする?」
崇「いいや、せっかくの誘いだが遠慮しておこう。これでも忙しいんでな」
本郷「ふっ」
王「なるほどー、崇ちゃんは大変だねん」
崇「お前は忙しくないのか?」
王「そのあたりのことはウルたんに任せてるから平気だよーん」
崇「ふん、アイツが泣いてなければいいがな」
王「ウルたんならいっっも怖いかおしてるから泣いたりはしないわん。ねー?」
ジュリエッタ「そうですなぁ。もう少し肩の力を抜けばよろしいのに」
王「だよねー」
崇「それは、誰のせいだろうな」
王「わん?」
崇「いいや、なんでもない」