ー新伝ー伝説を継ぐもの【4】

ー教室ー

山口「お前ら誰ひとり動くなよ!」

独「ひそひそ(なぁ、あの銃ってマジもんかな)」

白嶺「ひそひそ(多分そうじゃない?)」

愛「お昼御飯……。」

京「ひそひそ(なあ、なんで己達は端っこに居させられてるんだ?)」

雫「ひそひそ(あ、あのね今、強盗に人質にされてるんだよ?)」

独「ひそひそ(がりゅー、アイツ倒せないか?)」

白嶺「ひそひそ(馬鹿、万が一のことがあったらどうするのよ)」

愛「アイツは敵?」

独「ひそひそ(敵っていうか悪者だな)」

愛「そうか……」

~~

白菊【悪しきものに罰を与えるのが神のさだめです】

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愛「さだめ……」

~~

拳二『お前は力は使うな。世間にバレたら大変なことになる。』

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愛「……」

山口「おい!そこのガキなに勝手に立ってやがる!動くな!」

愛「こういうときはどうしたらいいんだろう」

~~

拳二『もっと自分で考えて動けよ!何が正しい行動かよ!!』

~~

愛「……とりあえずおなか減ったな。」

山口「おい、聞こえてねぇのか!動くなっていってんだろ!」

愛「おなか減った」

山口「あぁ!?そこに固まってろって言っただろ!!」

愛「おなか減った」

山口「……」

愛「おなか減った」

山口「あーもー分かった勝手に食ってろ。そのかわり静かにしてろよ」

愛「わかった。もぐもぐ、あー美味いな」

独「……あいつスゲーな」

白嶺「……私、頭痛くなってきたわ」

雫「なんか、緊張感が無くなったね。」

京「己達もご飯食べていいのかな?」

白嶺「……」

山口「くそ……見てたら俺も食いたくなってきたな。おい、そこの髪縛ってるおまえ」

京「己か?」

山口「食いもんあるんだろ。俺の分も用意しろ」

京「お腹すいてこんなことしてるのか。だったら、己の弁当食べていいぞ。」

独「いや、ちょっと違うって……」

山口「美味いな、なんっていうか、教室で飯食うと懐かしいな……くそ、ガキの頃思い出すな」

愛「お、泣くほどうまいのかおっさんやるな」

京「神姫姐の料理は美味いんだ」

独「……これ、逃げてもバレなくね?」

白嶺「あの二人を放置していく気?」

独「……」

雫「私もご飯食べたい」

愛「おっさん、みんなもご飯食べさせてあげてくれ」

山口「……わかった。お前ら飯食う以外変な真似はするなよ!」
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