ー新伝ー伝説を継ぐもの【3】
ー居酒屋:三日月ー
凛「いらっしゃいませー」
拳二「やぁ、女将さん。今日も着物が似合ってんなー。」
凛「あら、瓦谷さん、ありがとうございます。」
拳二「二人なんだがはいれるかい?」
凛「隅のカウンター席になってしまうんですけど……よろしいですか?」
拳二「おうおう、かまわねぇよ」
凛「すみません。じゃあ、どうぞこちらへ。」
拳二「よっこいしょ」
久良三「いい雰囲気の店ですねぇ。」
拳二「おうよ。ここの店の最高なところはな女将が美人で飯が美味いってことだ」
久良三「はは、なるほど」
恵瑠「お絞りどうぞ」
久良三「ありがとう」
拳二「おう、ついでに先ビール持ってきてくんなぁ」
恵瑠「はーい、わかりました。」
久良三「……」
拳二「どしたぁ?」
久良三「あ、いやぁ、あの子ってもしかしてテレビ出てる子じゃないかなって」
拳二「お前、そーいうの詳しいんか?」
久良三「詳しいほどじゃないですけど、声と顔が一致したら名前が出てくるようにしてるんです」
拳二「かっかっか、大したもんだなさすが国立の出だな。俺ぁなんかその辺はまるで駄目だぜ」
久良三「ふふっね瓦谷さんはそんなことしなくても腕っぷしがある」
拳二「逆に言えばこれしかねぇよ」
久良三「いや、もっといいものがあるじゃないですか」
拳二「この男前な顔だろ」
恵瑠「ぷふっ……あっ、コホン、コホン」
拳二「おーい、お嬢ちゃん今笑ったか?」
恵瑠「えー、なんのことですかぁー?」
拳二「かっかっか、役者だなぁー」
久良三「ふふっ」
拳二「それより何か頼むか、俺ぁのおごりだ好きなモン頼んでいいぞ」
久良三「気前がいいですね」
拳二「かっかっか、俺ぁ毎月25日にゃいい収入があるんだよ」
久良三「それはそれは……女将さん、オススメは?」
凛「鶏牛蒡飯ですけど、お酒のあてでしたらサワラを焼きましょうか?醤油ダレと西京味噌、塩焼きができますけど」
久良三「それじゃあ、斉京焼きでたのみます」
凛「はい、喜んで。」
久良三「それで……なにかわかりましたか?」
拳二「あぁ、例の薬だがアッパー系の脱法ドラッグだった。70%は」
久良三「70%?」
拳二「俺ぁもよーわからんのだがな。その70%の成分が所謂アッパー系のドラッグ成分。まぁ。待ちの裏をちょっと探せばガキの小遣いで買えちまう程度の純度も効果も薄いやつだ。これが成分表だ。俺ぁは見てもわかんねーけど」
久良三「ふーむ、なるほど……っで、残る30%は?」
拳二「不明だ。」
久良三「不明?」
拳二「今まで見たこともない成分だったそうだ。まぁ、それこそ俺ぁにはなんもわけが分かんねぇ話しだ。」
久良三「かなり不気味な話しにも聞こえますが……混ぜものありでシャブを捌く奴らもいるしねぇ」
拳二「あぁ、だから、もうちょっと俺ぁで情報集めてみるとしよう。内密にな」
久良三「分かりました。」
拳二「まぁ、本当に分からなくなったら俺ぁには悠っう最終兵器があるし、こんな話しは終わりにしてだ……それそり、お前さっきなにいいかけた?」
久良三「はい?」
拳二「俺ぁにあるものの話しだよ」
久良三「あぁ、それは……今ご自分で仰られたじゃないですか」
拳二「あぁ?」
久良三「素晴らしいな友人がいる。瓦谷さんは友人に恵まれてるってことですよ」
拳二「……かっかっか。なぁるほどな」
凛「いらっしゃいませー」
拳二「やぁ、女将さん。今日も着物が似合ってんなー。」
凛「あら、瓦谷さん、ありがとうございます。」
拳二「二人なんだがはいれるかい?」
凛「隅のカウンター席になってしまうんですけど……よろしいですか?」
拳二「おうおう、かまわねぇよ」
凛「すみません。じゃあ、どうぞこちらへ。」
拳二「よっこいしょ」
久良三「いい雰囲気の店ですねぇ。」
拳二「おうよ。ここの店の最高なところはな女将が美人で飯が美味いってことだ」
久良三「はは、なるほど」
恵瑠「お絞りどうぞ」
久良三「ありがとう」
拳二「おう、ついでに先ビール持ってきてくんなぁ」
恵瑠「はーい、わかりました。」
久良三「……」
拳二「どしたぁ?」
久良三「あ、いやぁ、あの子ってもしかしてテレビ出てる子じゃないかなって」
拳二「お前、そーいうの詳しいんか?」
久良三「詳しいほどじゃないですけど、声と顔が一致したら名前が出てくるようにしてるんです」
拳二「かっかっか、大したもんだなさすが国立の出だな。俺ぁなんかその辺はまるで駄目だぜ」
久良三「ふふっね瓦谷さんはそんなことしなくても腕っぷしがある」
拳二「逆に言えばこれしかねぇよ」
久良三「いや、もっといいものがあるじゃないですか」
拳二「この男前な顔だろ」
恵瑠「ぷふっ……あっ、コホン、コホン」
拳二「おーい、お嬢ちゃん今笑ったか?」
恵瑠「えー、なんのことですかぁー?」
拳二「かっかっか、役者だなぁー」
久良三「ふふっ」
拳二「それより何か頼むか、俺ぁのおごりだ好きなモン頼んでいいぞ」
久良三「気前がいいですね」
拳二「かっかっか、俺ぁ毎月25日にゃいい収入があるんだよ」
久良三「それはそれは……女将さん、オススメは?」
凛「鶏牛蒡飯ですけど、お酒のあてでしたらサワラを焼きましょうか?醤油ダレと西京味噌、塩焼きができますけど」
久良三「それじゃあ、斉京焼きでたのみます」
凛「はい、喜んで。」
久良三「それで……なにかわかりましたか?」
拳二「あぁ、例の薬だがアッパー系の脱法ドラッグだった。70%は」
久良三「70%?」
拳二「俺ぁもよーわからんのだがな。その70%の成分が所謂アッパー系のドラッグ成分。まぁ。待ちの裏をちょっと探せばガキの小遣いで買えちまう程度の純度も効果も薄いやつだ。これが成分表だ。俺ぁは見てもわかんねーけど」
久良三「ふーむ、なるほど……っで、残る30%は?」
拳二「不明だ。」
久良三「不明?」
拳二「今まで見たこともない成分だったそうだ。まぁ、それこそ俺ぁにはなんもわけが分かんねぇ話しだ。」
久良三「かなり不気味な話しにも聞こえますが……混ぜものありでシャブを捌く奴らもいるしねぇ」
拳二「あぁ、だから、もうちょっと俺ぁで情報集めてみるとしよう。内密にな」
久良三「分かりました。」
拳二「まぁ、本当に分からなくなったら俺ぁには悠っう最終兵器があるし、こんな話しは終わりにしてだ……それそり、お前さっきなにいいかけた?」
久良三「はい?」
拳二「俺ぁにあるものの話しだよ」
久良三「あぁ、それは……今ご自分で仰られたじゃないですか」
拳二「あぁ?」
久良三「素晴らしいな友人がいる。瓦谷さんは友人に恵まれてるってことですよ」
拳二「……かっかっか。なぁるほどな」