ー新伝ー伝説を継ぐもの【3】
ー池袋界隈:工事現場ー
独「すいません、ちょっと意味が分からないんですけど」
久良三「じゃあ、ちゃんと説明しようか」
独「あまり詳しく聞くのも怖いんですけど……。」
久良三「まぁ、単純な話しだよ。ここにたむろする不良をキミが阻止する。そのあいだここをキミの基地として使っていいよ。」
独「……」
久良三「わかった?」
独「分かりましたけど分かりませんです、はい。」
久良三「ふふっ」
独「あはは」
久良三「俺、理解力の無い奴は嫌いだぞ」
ガシッ
独「笑顔で胸ぐら掴まないでください!力で押し通すってヤクザですか!」
久良三「ヤクザだよ」
独「そうだった?!」
久良三「冗談言う余裕はあるんだな」
独「……」
久良三「お前だって適度にトレーニングできる空間が欲しいだろ」
独「まぁ、そりゃ家でバタバタやってるよりはいいですけど対価がでかすぎますって」
久良三「なぁに、どうせもう手をだしちゃってるから狙われるのは間のがれないぞ」
独「えっ」
久良三「はっきり顔見られてるし、ああいう輩は報復をしてくるぞー」
独「久良三さん、もしかして……」
久良三「なに?」
独「全部計算ずくでこんな真似をさせたんスか」
久良三「全部が全部思いどおりって訳じゃないけどな。そこそこは考えて動いてたよ。キミはもう痛くて辛いのにほとんど見返りのない世界に足つっこんじゃったんだからな」
独「そんな……」
久良三「おっと、今さら弱音吐くなよ。そうなることくらい分かってただろ」
独「……」
久良三「ただ、ひとついい話しもあるぞ」
独「なんすか」
久良三「チームイーターは正義の味方で突きとおせるってこと」
独「正義の……味方?」
久良三「悪いヤツから弱者を助ける。騒音がうるさい暴走族を潰して近隣の方々の安眠と交通を守る。あとはなんだ……不良狩りして有名になれる。」
独「……」
久良三「いいビックネームになると思うよ、実際。」
独「ビックネームとか正義の味方って……俺はそーいうのは」
久良三「ま、それはあくまでもそれに伴う実力がついての話しだから気にしなくていいよ。目先の問題に目を向けよう」
独「俺が狙われるって話しですね」
久良三「そうそう。俺の脅しが効いてるから良くて一週間は来ないだろうけど……別の奴らが来るかもしれない。もしあいつらが本物のバカだったら明日にも来るかも……だ」
独「……」
久良三「ま、それでも頑張ってくれ」
独「ちょ、俺ひとりでどうにかしろっていうんですか」
久良三「影ながら俺が見てる時もあるよ。」
独「時もって……。」
久良三「ま、今日は片づけしようじゃないか」
独「ちょっと……」
久良三「片付け終わったら延々とパンチの練習な。ついでに対武器の立ちまわりを教えるよ」
独「胃が破裂しそうです」
久良三「破裂したら救急車呼んだげるよ」
独「そこだけは優しい…」
久良三「同じ意味で訓練中にマズイなーって事になったら救急車呼ぶなり病院は連れて行ってやるから、それ以外はどうなっても続けるんだぞ」
独「わぁ、優しさは表面で中身は激辛」
独「すいません、ちょっと意味が分からないんですけど」
久良三「じゃあ、ちゃんと説明しようか」
独「あまり詳しく聞くのも怖いんですけど……。」
久良三「まぁ、単純な話しだよ。ここにたむろする不良をキミが阻止する。そのあいだここをキミの基地として使っていいよ。」
独「……」
久良三「わかった?」
独「分かりましたけど分かりませんです、はい。」
久良三「ふふっ」
独「あはは」
久良三「俺、理解力の無い奴は嫌いだぞ」
ガシッ
独「笑顔で胸ぐら掴まないでください!力で押し通すってヤクザですか!」
久良三「ヤクザだよ」
独「そうだった?!」
久良三「冗談言う余裕はあるんだな」
独「……」
久良三「お前だって適度にトレーニングできる空間が欲しいだろ」
独「まぁ、そりゃ家でバタバタやってるよりはいいですけど対価がでかすぎますって」
久良三「なぁに、どうせもう手をだしちゃってるから狙われるのは間のがれないぞ」
独「えっ」
久良三「はっきり顔見られてるし、ああいう輩は報復をしてくるぞー」
独「久良三さん、もしかして……」
久良三「なに?」
独「全部計算ずくでこんな真似をさせたんスか」
久良三「全部が全部思いどおりって訳じゃないけどな。そこそこは考えて動いてたよ。キミはもう痛くて辛いのにほとんど見返りのない世界に足つっこんじゃったんだからな」
独「そんな……」
久良三「おっと、今さら弱音吐くなよ。そうなることくらい分かってただろ」
独「……」
久良三「ただ、ひとついい話しもあるぞ」
独「なんすか」
久良三「チームイーターは正義の味方で突きとおせるってこと」
独「正義の……味方?」
久良三「悪いヤツから弱者を助ける。騒音がうるさい暴走族を潰して近隣の方々の安眠と交通を守る。あとはなんだ……不良狩りして有名になれる。」
独「……」
久良三「いいビックネームになると思うよ、実際。」
独「ビックネームとか正義の味方って……俺はそーいうのは」
久良三「ま、それはあくまでもそれに伴う実力がついての話しだから気にしなくていいよ。目先の問題に目を向けよう」
独「俺が狙われるって話しですね」
久良三「そうそう。俺の脅しが効いてるから良くて一週間は来ないだろうけど……別の奴らが来るかもしれない。もしあいつらが本物のバカだったら明日にも来るかも……だ」
独「……」
久良三「ま、それでも頑張ってくれ」
独「ちょ、俺ひとりでどうにかしろっていうんですか」
久良三「影ながら俺が見てる時もあるよ。」
独「時もって……。」
久良三「ま、今日は片づけしようじゃないか」
独「ちょっと……」
久良三「片付け終わったら延々とパンチの練習な。ついでに対武器の立ちまわりを教えるよ」
独「胃が破裂しそうです」
久良三「破裂したら救急車呼んだげるよ」
独「そこだけは優しい…」
久良三「同じ意味で訓練中にマズイなーって事になったら救急車呼ぶなり病院は連れて行ってやるから、それ以外はどうなっても続けるんだぞ」
独「わぁ、優しさは表面で中身は激辛」