ー新伝ー伝説を継ぐもの【3】
ー池袋界隈:工事現場ー
久良三「すこしは、筋肉痛ましになった?」
独「はい、動ける程度には。それにしてもマズイですね。あのプロティン」
久良三「マズイだろ。あれが普通に市販品で売られてるのが不思議でならないよ。あ、此処、此処」
独「……立ち入り禁止の札掛かってますけど」
久良三「関係者以外はって書いてるだろ。いいから入った入った。」
独「は、はぁ…」
久良三「さて、今日の目的地はここ」
独「えーと……どう見ても工事現場ですよね、此処?」
久良三「そだよ。でも、色々問題があってね。工事がほっぽり出されてるのさ」
独「問題?」
久良三「あとあとながら利権問題やらなんやらが浮上して、裁判とかで争ってる。おかげでどう見積もってもあと2、3年はこのままって落ち」
独「はぁ、それで?」
久良三「うん、それでさ。ここに融資してる一つがウチの組なんだよね」
独「はい。」
久良三「前に少し話したけどウチは弱小でね。融資してると言っても本当にちょっとだけなんだよ。」
独「はい」
久良三「でも、こういう長いものには巻かれるようにしておかないと顔が利かなくなるんだよ。」
独「大変なんですね。ヤクザ世界も」
久良三「はっはっは、ヤクザ世界か」
独「あ、すいません」
久良三「間違っちゃいないさ。それで……話しは戻るけど、そんな工事が止まったここに何の用があるかというと……」
独「勝手に入っても?」
久良三「いいから、いいから…………あ、ほら居た」
独「いた?」
不良A「あちぃなぁ。」
不良B「お前、ちょっと冷たいもん買ってこいよ」
不良C「あぁ?テメェでイケよ」
久良三「ね?」
独「ね……て、言われましても」
久良三「どうも、不良とかの溜まり場にされてるんだよ。」
独「確かに溜まり場にはもってこいでしょうね」
久良三「そうなんだよ。ほら、あそこなんてどっから持ってきたのかソファとかベンチまである。」
独「俺の部屋より豪華っすね」
久良三「っで、アレを追っ払ってきて」
独「誰がッすか?」
久良三「今俺と君で話してるんだぜ?」
独「……無理っすよっ!!」
久良三「あはは」
独「笑い事じゃなくて!」
久良三「無理かどうかなんて聞いてねぇんだよ。やれってんだよ」
独「っ……」
久良三「死にそうになったら助けてやるからイケ。いいか、相手は三人だ。囲まれたら終わりだ。一番最初に弱そうなのから狙って倒してけ」
独「よ、弱そうなのから?強いのからじゃなくて?」
久良三「その手が通じるのは一撃で強い奴を倒せる実力がある場合だけだ。実力がないなら、最初はともかく弱いのから倒してく。ほら、イケ」
独「は、はい……。」
久良三「安心しろ。義はこっちにある。向こうが立ち入り禁止場所でたむろしてるんだからな。頑張って来い」
独「わかり……ましたよ。」
久良三「応援してる。頑張れ(ま、それでも基本多人数相手にこんな場所で喧嘩売るのは間違ってるんだけどな。鉄パイプやら凶器もいっぱいあるし)」
久良三「すこしは、筋肉痛ましになった?」
独「はい、動ける程度には。それにしてもマズイですね。あのプロティン」
久良三「マズイだろ。あれが普通に市販品で売られてるのが不思議でならないよ。あ、此処、此処」
独「……立ち入り禁止の札掛かってますけど」
久良三「関係者以外はって書いてるだろ。いいから入った入った。」
独「は、はぁ…」
久良三「さて、今日の目的地はここ」
独「えーと……どう見ても工事現場ですよね、此処?」
久良三「そだよ。でも、色々問題があってね。工事がほっぽり出されてるのさ」
独「問題?」
久良三「あとあとながら利権問題やらなんやらが浮上して、裁判とかで争ってる。おかげでどう見積もってもあと2、3年はこのままって落ち」
独「はぁ、それで?」
久良三「うん、それでさ。ここに融資してる一つがウチの組なんだよね」
独「はい。」
久良三「前に少し話したけどウチは弱小でね。融資してると言っても本当にちょっとだけなんだよ。」
独「はい」
久良三「でも、こういう長いものには巻かれるようにしておかないと顔が利かなくなるんだよ。」
独「大変なんですね。ヤクザ世界も」
久良三「はっはっは、ヤクザ世界か」
独「あ、すいません」
久良三「間違っちゃいないさ。それで……話しは戻るけど、そんな工事が止まったここに何の用があるかというと……」
独「勝手に入っても?」
久良三「いいから、いいから…………あ、ほら居た」
独「いた?」
不良A「あちぃなぁ。」
不良B「お前、ちょっと冷たいもん買ってこいよ」
不良C「あぁ?テメェでイケよ」
久良三「ね?」
独「ね……て、言われましても」
久良三「どうも、不良とかの溜まり場にされてるんだよ。」
独「確かに溜まり場にはもってこいでしょうね」
久良三「そうなんだよ。ほら、あそこなんてどっから持ってきたのかソファとかベンチまである。」
独「俺の部屋より豪華っすね」
久良三「っで、アレを追っ払ってきて」
独「誰がッすか?」
久良三「今俺と君で話してるんだぜ?」
独「……無理っすよっ!!」
久良三「あはは」
独「笑い事じゃなくて!」
久良三「無理かどうかなんて聞いてねぇんだよ。やれってんだよ」
独「っ……」
久良三「死にそうになったら助けてやるからイケ。いいか、相手は三人だ。囲まれたら終わりだ。一番最初に弱そうなのから狙って倒してけ」
独「よ、弱そうなのから?強いのからじゃなくて?」
久良三「その手が通じるのは一撃で強い奴を倒せる実力がある場合だけだ。実力がないなら、最初はともかく弱いのから倒してく。ほら、イケ」
独「は、はい……。」
久良三「安心しろ。義はこっちにある。向こうが立ち入り禁止場所でたむろしてるんだからな。頑張って来い」
独「わかり……ましたよ。」
久良三「応援してる。頑張れ(ま、それでも基本多人数相手にこんな場所で喧嘩売るのは間違ってるんだけどな。鉄パイプやら凶器もいっぱいあるし)」