ー新伝ー伝説を継ぐもの【3】
ー天涯家:独の部屋ー
独「ううぅっ……痛っ。」
コンコン!
久良三「よう」
独「くらっ……?!えっ、な、なんで?」
久良三「情報が回ってきてな。筋肉痛で動けなくなって学校休んだそうじゃん。はい、お見舞いね、コレ」
独「あ、どうも……じゃなくて、ウチの事はどうやって?」
久良三「あぁ、神姫のお嬢さんから聞いたんだ。無茶したんじゃないかって言われたよ」
独「申し訳ない」
久良三「いや、やるなら徹底的にともいわれたから。上手いこと授業日数の調整してガンガン休ませて鍛えろと追加注文もあった。」
独「……」
久良三「まぁ、ぶっちゃけそれもありかなとは思ったんだけどね。まぁ、はい、好きな果物食べなよ」
独「は、はぁ……」
久良三「下に居たのアレ妹さん?礼儀正しい子だったけど」
独「違いますよ。従妹です。おれはひとりっ子」
久良三「へー、じゃあ懐かれてると」
独「いや、うちの親と妙に仲が良いだけです。俺なんかいっっも孤独呼ばわりですよ……ははは」
久良三「……なんか悪かったな」
独「いえ、こちらこそすいません」
久良三「それで、一体なにして筋肉痛で動けなくなった。」
独「教えてもらった腕立て伏せとパンチの練習して……」
久良三「マジか……」
独「腕立ては十数回が限界でした……けど、パンチの練習は一万回やったんです。そしたら右腕がまったく上がらなくなって」
久良三「そっか…………一万?一万回だと?」
独「あ、はい……ほら、久良三さんは五千回は普通っていってたんで、じゃあ、せめてその倍くらいは頑張ろうかって……まぁ、夜中過ぎにまでなっちゃったんですけど」
久良三「……なるほどな、どうやら俺は見当違いしてたらしい」
独「はい?」
久良三「バカかと思ってたけど大馬鹿だったみたいだな」
独「……えっ?」
久良三「よしよし、いいだろう。今日はしっかり休みなさい。それで……腕立てはしなくていいでも五千本はシャドーをしろ。腕があがなくてもフォームが崩れても五千回はやれ。」
独「は、はい。」
久良三「ついでにこれは俺からのプレゼント」
独「なんすかこれ?」
久良三「クソマズイプロテイン」
独「マズイ……って」
久良三「うん、超マズイし効果も薄い」
独「効果薄いの?!」
久良三「」うん、おまじない程度と思っていい。けど、朝に一杯、夜に一杯飲んでくれ。吐きそうになると思うから。これオブラートな。コレ二重にして包んで飲みこめ。味わったらきっとゲボるから」
独「……」
久良三「っで、これは御嬢さんから」
独「えっ、神姫さんからのお見舞いっすか」
久良三「あけてみな」
独「これって……握力鍛える奴?」
久良三「そーそー、いつでもどこでも暇があったら握ってろってさ。」
独「わーい……」
久良三「んじゃ、俺は帰るから。あぁ、柔軟はしっかりやれよ。」
独「すいまん、わざわざありがとうございました。」
久良三「いいよ、いいよ。死なない程度に無茶するのは大歓迎だ。」
独「はは……」
独「ううぅっ……痛っ。」
コンコン!
久良三「よう」
独「くらっ……?!えっ、な、なんで?」
久良三「情報が回ってきてな。筋肉痛で動けなくなって学校休んだそうじゃん。はい、お見舞いね、コレ」
独「あ、どうも……じゃなくて、ウチの事はどうやって?」
久良三「あぁ、神姫のお嬢さんから聞いたんだ。無茶したんじゃないかって言われたよ」
独「申し訳ない」
久良三「いや、やるなら徹底的にともいわれたから。上手いこと授業日数の調整してガンガン休ませて鍛えろと追加注文もあった。」
独「……」
久良三「まぁ、ぶっちゃけそれもありかなとは思ったんだけどね。まぁ、はい、好きな果物食べなよ」
独「は、はぁ……」
久良三「下に居たのアレ妹さん?礼儀正しい子だったけど」
独「違いますよ。従妹です。おれはひとりっ子」
久良三「へー、じゃあ懐かれてると」
独「いや、うちの親と妙に仲が良いだけです。俺なんかいっっも孤独呼ばわりですよ……ははは」
久良三「……なんか悪かったな」
独「いえ、こちらこそすいません」
久良三「それで、一体なにして筋肉痛で動けなくなった。」
独「教えてもらった腕立て伏せとパンチの練習して……」
久良三「マジか……」
独「腕立ては十数回が限界でした……けど、パンチの練習は一万回やったんです。そしたら右腕がまったく上がらなくなって」
久良三「そっか…………一万?一万回だと?」
独「あ、はい……ほら、久良三さんは五千回は普通っていってたんで、じゃあ、せめてその倍くらいは頑張ろうかって……まぁ、夜中過ぎにまでなっちゃったんですけど」
久良三「……なるほどな、どうやら俺は見当違いしてたらしい」
独「はい?」
久良三「バカかと思ってたけど大馬鹿だったみたいだな」
独「……えっ?」
久良三「よしよし、いいだろう。今日はしっかり休みなさい。それで……腕立てはしなくていいでも五千本はシャドーをしろ。腕があがなくてもフォームが崩れても五千回はやれ。」
独「は、はい。」
久良三「ついでにこれは俺からのプレゼント」
独「なんすかこれ?」
久良三「クソマズイプロテイン」
独「マズイ……って」
久良三「うん、超マズイし効果も薄い」
独「効果薄いの?!」
久良三「」うん、おまじない程度と思っていい。けど、朝に一杯、夜に一杯飲んでくれ。吐きそうになると思うから。これオブラートな。コレ二重にして包んで飲みこめ。味わったらきっとゲボるから」
独「……」
久良三「っで、これは御嬢さんから」
独「えっ、神姫さんからのお見舞いっすか」
久良三「あけてみな」
独「これって……握力鍛える奴?」
久良三「そーそー、いつでもどこでも暇があったら握ってろってさ。」
独「わーい……」
久良三「んじゃ、俺は帰るから。あぁ、柔軟はしっかりやれよ。」
独「すいまん、わざわざありがとうございました。」
久良三「いいよ、いいよ。死なない程度に無茶するのは大歓迎だ。」
独「はは……」