ー新伝ー伝説を継ぐもの【3】
ースポーツジム:プール施設ー
窈「いやいやいやいや、待て待て待て!!アホ!こんな所で喧嘩するな!」
熊彦「あぁん?!」
独「げほげほっ……くそっ」
熊彦「オラ、上がってきたんだったら来いや」
窈「来いやじゃないっての!お前なんか問題起こしたらウチの事務所が色々と迷惑になるんだよ!それに見てみろ何事かと皆が固まっただろ!」
熊彦「だったら、表でやればいいんだなっ!」
窈「それは……まぁ、それならいいけど。どしたんだよお前……」
熊彦「どうしたもこうしたも……俺はコイツみたいな奴が一番嫌いなんだよっ!身体で思い知らせてやる!!」
窈「分かったから大声出すなめっちゃ響いてるし……っで、天涯はどうする?今だったらコイツ俺が押えとくけど……」
独「……ここまで……」
熊彦「あん?」
独「ここまでやられて……逃げっ……なぃ……」
窈「(ビビってるし……。)おい、熊……」
熊彦「よーし、それでいい。オラ、とっとと着いて来い。」
独「……」
熊彦「鍵渡しとくから後は自分で全部してくれ。俺はコイツの性根を叩き直す」
窈「あーぁ……もうなんなんだか……好きにしてくれ。」
春香「プロデューサー……何かあったんですか?」
窈「いや……俺もなにがなんだか。」
ー池袋:裏路地ー
熊彦「覚悟は出来てんだろうな」
独「……一方的にキレられて覚悟もなにもないっての」
熊彦「口だけは達者だなッ!」
言い終わる間もなく巨拳が向かってくる。それを右に飛んで……避けた。しかし、狭い路地で勢いよく飛んだことにより壁に右肩をぶつける。
独「っ……!」
熊彦「なんだぁ?逃げたと思えば自爆かよっ!」
路上での喧嘩なれしている相手だけあって狭さをものともせずに拳を次々に放ってくる。
独「ぐっ!うっ!」
熊彦「ガードだけは一人前か!」
壁に追い込まれリンチを受ける独。しかし、ただの一度も直撃が入っていない。攻撃こそしてこないが独は熊彦の打撃を弾ききっているの。
独「はぁはぁ……。」
熊彦「(妙なやつだ。適当に手を振りまわしてるだけにしては狙いが正確なのに、バランスはめちゃくちゃで、構えはまるっきりの素人……。こうなったら蹴るか。思いっきり前蹴りで腹を潰す)」
独「はぁはぁ……(怖い。膝が震える。弾いてるだけなのに手が痛い。)」
窮地、神経をすり減らすとはよく言ったもので人間は精神からくる疲労の方がキツイのだ。遅かれはやかれ何もしないまま勝ことは出来ない。タイムオーバーも、助っ人も来はしない。勝つためには……否、居場所を手に入れるためには抵抗して初めて資格を得られる。敗者あるいは搾取される側の人間はいつもソレを始めない。
熊彦「くらぇっ!!」
ゴッ!ゴムタイヤのように太い足が振り上がった。独はとっさに両手で腹の前をガードした。選択としては悪くはない。だが……ダメージは決して軽いものではない。皮膚が焼けるような、筋肉が潰れるような、腕の骨が折れるような……一度にあらゆる痛みが襲いかかった。
独「ぐぁっ……ぁ?!」
熊彦「これで……終わりだっ!」
背を壁にぶつけ、はね返りで寄って来た独の横面へ拳を叩きこんだ。避けることも受けることもなく直撃し、横っ跳びに吹っ飛んでく。
窈「いやいやいやいや、待て待て待て!!アホ!こんな所で喧嘩するな!」
熊彦「あぁん?!」
独「げほげほっ……くそっ」
熊彦「オラ、上がってきたんだったら来いや」
窈「来いやじゃないっての!お前なんか問題起こしたらウチの事務所が色々と迷惑になるんだよ!それに見てみろ何事かと皆が固まっただろ!」
熊彦「だったら、表でやればいいんだなっ!」
窈「それは……まぁ、それならいいけど。どしたんだよお前……」
熊彦「どうしたもこうしたも……俺はコイツみたいな奴が一番嫌いなんだよっ!身体で思い知らせてやる!!」
窈「分かったから大声出すなめっちゃ響いてるし……っで、天涯はどうする?今だったらコイツ俺が押えとくけど……」
独「……ここまで……」
熊彦「あん?」
独「ここまでやられて……逃げっ……なぃ……」
窈「(ビビってるし……。)おい、熊……」
熊彦「よーし、それでいい。オラ、とっとと着いて来い。」
独「……」
熊彦「鍵渡しとくから後は自分で全部してくれ。俺はコイツの性根を叩き直す」
窈「あーぁ……もうなんなんだか……好きにしてくれ。」
春香「プロデューサー……何かあったんですか?」
窈「いや……俺もなにがなんだか。」
ー池袋:裏路地ー
熊彦「覚悟は出来てんだろうな」
独「……一方的にキレられて覚悟もなにもないっての」
熊彦「口だけは達者だなッ!」
言い終わる間もなく巨拳が向かってくる。それを右に飛んで……避けた。しかし、狭い路地で勢いよく飛んだことにより壁に右肩をぶつける。
独「っ……!」
熊彦「なんだぁ?逃げたと思えば自爆かよっ!」
路上での喧嘩なれしている相手だけあって狭さをものともせずに拳を次々に放ってくる。
独「ぐっ!うっ!」
熊彦「ガードだけは一人前か!」
壁に追い込まれリンチを受ける独。しかし、ただの一度も直撃が入っていない。攻撃こそしてこないが独は熊彦の打撃を弾ききっているの。
独「はぁはぁ……。」
熊彦「(妙なやつだ。適当に手を振りまわしてるだけにしては狙いが正確なのに、バランスはめちゃくちゃで、構えはまるっきりの素人……。こうなったら蹴るか。思いっきり前蹴りで腹を潰す)」
独「はぁはぁ……(怖い。膝が震える。弾いてるだけなのに手が痛い。)」
窮地、神経をすり減らすとはよく言ったもので人間は精神からくる疲労の方がキツイのだ。遅かれはやかれ何もしないまま勝ことは出来ない。タイムオーバーも、助っ人も来はしない。勝つためには……否、居場所を手に入れるためには抵抗して初めて資格を得られる。敗者あるいは搾取される側の人間はいつもソレを始めない。
熊彦「くらぇっ!!」
ゴッ!ゴムタイヤのように太い足が振り上がった。独はとっさに両手で腹の前をガードした。選択としては悪くはない。だが……ダメージは決して軽いものではない。皮膚が焼けるような、筋肉が潰れるような、腕の骨が折れるような……一度にあらゆる痛みが襲いかかった。
独「ぐぁっ……ぁ?!」
熊彦「これで……終わりだっ!」
背を壁にぶつけ、はね返りで寄って来た独の横面へ拳を叩きこんだ。避けることも受けることもなく直撃し、横っ跳びに吹っ飛んでく。