ー新伝ー伝説を継ぐもの【3】

ー鳥居神社:本堂ー

鳳「えぇ、そう。海外なんてある意味、優雅ね。お土産はなにがいいかしら……あ、トマトとキュウリのソースとハツミツが良いわ。お願いね。あ、当然二人分よ。それじゃあ」

独「はぁはぁはぁ……」

鳳「弩躬ったら、今ロシアに居るそうよ。」

独「そ……っすか」

鳳「アナタの分のお土産も頼んでおいたから。」

独「はぁはぁ……。」

鳳「立てない?」

独「いや、ちょっと……足が、動かなくて」

鳳「そう。じゃあ、頑張って立ちましょうか」

独「はははっ……はい。うっ……ぐぅ。」

鳳「はい、次…用意して」

門下生「はっ!」

独「ふぅ……いきますっ!」




~五分後~



門下生「……あの、師範。これ以上はちょっと普通にノビてますよ」

独「……」

鳳「かすりもしなかったわねぇ。いいわ、ご苦労様。その子はそのままにしておいていいから解散して」

門下生「押忍っ!」

鳳「さてと……バケツバケツ……。はい、起きて」

ばしゃ!!
独「ぶはっ?!」

鳳「目、覚めた?」

独「……さ、めました」

鳳「私は温厚なの」

独「は?」

鳳「例え頭が悪くても、才能がなくても、言葉遣いが悪くても、乱暴者でも、助平でも、五体満足じゃなくても、犯罪者でも……ちゃんと学ぶ覚悟と気持ちがあるなら受け入れるのよ」

独「は、はい。おかげさまで俺もここに通わせてもらっ……てぇっ?!」

ぐぐッ……

鳳「えぇ。弩躬も気にいってるみたいだしね。けど……やる気がないわよね?」

独「ぐっ(か、片手で吊りあげられてる?!)」

鳳「アナタ、拳を当てることを躊躇し過ぎ。そんなのでどうにか出来ると思ってるの?」

パッ…ドザッ!
独「げほっげほっ……ば、バレてましたか」

鳳「……ふぅ、ちゃんとお話ししましょうか。はい、ここにきて」

そういって膝を叩く鳳。

独「え、えーと?」

鳳「はい、頭をここに持ってくる。」

独「……膝枕?」

鳳「いや?」

独「いえ、失礼します」

遠慮なく膝の上に頭を乗せるとふたつの塊りが視界を遮った……いや、遮ってるのではなく巨大な乳房が覆い尽くしているのだ。

鳳「やっぱり男の子ねぇ。」

独「うっ……すいません(えっ、見えてるのこの人?っていか、足元見えないだろコレ)」

鳳「見えてるわよ」

独「心の中を読まないでください!?」

鳳「ふふっ、ちなみに……この体勢だと力込めなくても首絞めれるしね」

きゅっ…

独「うっ……」

鳳「それで、なんで当てれない……当てないのかしら?」

独「……」

鳳「……」

きゅぅぅ……

独「ちょ、締まってます。ゆっくりと着実にしまってます!!」

鳳「うふふっ」
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