ー新伝ー伝説を継ぐもの【3】
ー鳥居神社:本堂ー
弩躬「センセ、居ますか?」
鳳「……」
弩躬「あ、瞑想中でしたか」
鳳「あら、構わないわよ。なにか御用?」
弩躬「じゃぁ、報告します。紙袋の男ですけど、今日接触します。多分、今日中に刀は取り返せると思います。以上」
鳳「あら、アナタに頼んだのは調査よ。取り返す必要はないわ。梔ちゃんに連絡しなさい」
弩躬「平気ですよ。」
鳳「そう……アナタがそういうのなら構わないけど、くれぐれも無茶はしないようにね」
弩躬「はい。」
鳳「ところで……ひとつ聞きたいことがあるのだけど」
弩躬「あ、はい……なんでしょうか?」
鳳「この子、知り合い?」
ズリリ…
独「……」
弩躬「……知り合いかもしれないです。ピクリともしてませんけど何かあった系で?」
鳳「ウチで修業したいっていうからちょっとテストしてみたら倒れちゃって……つかれてたのかしら」
弩躬「テストってなにしたんすか?」
鳳「難しいことじゃないわ。私が三発撃つ、それをどうにかするだけ」
弩躬「わぁ……俺も良く似たことしましたけど、どうなりました?」
鳳「顎、水月、股間にフルヒットしたくらいかしら」
弩躬「正中線状の急所という急所を穿ちましたか……」
鳳「でも、矢じゃなくゴム弾を使ったのよ?」
弩躬「知ってますか?それって暴徒鎮圧用や大型獣に対して使用されるライオネットガン用のゴム弾であってタダのゴムのおもちゃとかじゃないですから。完全なる「銃弾」ですから。、至近距離から発射すれば、目標にプロボクサーのパンチ並みの打撃を喰らわせますから」
鳳「非致死性兵器でしょ?」
弩躬「当たり所によっては死傷しますから!そもそもセンセが手弓を使ってる時点で全てが実弾と同じなんですから自重してください」
鳳「ふふふ」
弩躬「はぁ……とにかくそいつのこと壊さないでくださいよ。」
鳳「あ、弩躬」
弩躬「はい?まだなにか?」
鳳「これ、持っていきなさい。」
弩躬「はい?これは……ベアリング弾?」
鳳「軽カーボネイト製のね。アナタ、ダート(非殺傷用)しか持ってないでしょ?一応、持っていきなさい。しっかりと殺傷性はあるから」
弩躬「それだったら針着きのダート使いますけど」
鳳「こっちの方が数量持てるでしょ」
弩躬「確かにそうですね。じゃ、ありがたくもらっときます。」
鳳「ええ、あとで感想聞かせてね。使い心地がよかったら、追加発注するから」
弩躬「あぁ……試作してこいってことですね」
鳳「ふふふふっ、ふふふっ。」
ー新宿:亜細亜通りー
弩躬「はぁ……また五千円かかったよ」
「らっしゃーい、お、昨日のあんちゃん。またきたな」
弩躬「おっさんが今日こいったんだろ!」
「はっは、そうだったな」
弩躬「っで、どこに居るんだよ」
「まだだ、時計見てみろ。四時五十八分。あと二分後に来る」
弩躬「こまけぇなぁ……」
「キッチリしてるんだよ」
弩躬「キッチリしてる奴が頭に紙袋なんか被ってるかよ……おっと」
トッ
紙袋の男「あぁ、これは失礼した。お怪我はありませんか?」
弩躬「あ、…こちらこそよそ見しててすいません。」
紙袋の男「いやいや、構いませんよ。男子は元気な方が良いしな。さて、店主。青汁をいっぱいもらおうか」
「へい、まいどどうも」
弩躬「……(どうやって飲むんだ)」
紙袋の男「♪~じゅるるるっ♪」
弩躬「ストローで青汁……しかも、一気飲み」
「なかなかユニークだよな」
弩躬「いや、愉快ってか不愉快……じゃなくて、コイツか!!」
弩躬「センセ、居ますか?」
鳳「……」
弩躬「あ、瞑想中でしたか」
鳳「あら、構わないわよ。なにか御用?」
弩躬「じゃぁ、報告します。紙袋の男ですけど、今日接触します。多分、今日中に刀は取り返せると思います。以上」
鳳「あら、アナタに頼んだのは調査よ。取り返す必要はないわ。梔ちゃんに連絡しなさい」
弩躬「平気ですよ。」
鳳「そう……アナタがそういうのなら構わないけど、くれぐれも無茶はしないようにね」
弩躬「はい。」
鳳「ところで……ひとつ聞きたいことがあるのだけど」
弩躬「あ、はい……なんでしょうか?」
鳳「この子、知り合い?」
ズリリ…
独「……」
弩躬「……知り合いかもしれないです。ピクリともしてませんけど何かあった系で?」
鳳「ウチで修業したいっていうからちょっとテストしてみたら倒れちゃって……つかれてたのかしら」
弩躬「テストってなにしたんすか?」
鳳「難しいことじゃないわ。私が三発撃つ、それをどうにかするだけ」
弩躬「わぁ……俺も良く似たことしましたけど、どうなりました?」
鳳「顎、水月、股間にフルヒットしたくらいかしら」
弩躬「正中線状の急所という急所を穿ちましたか……」
鳳「でも、矢じゃなくゴム弾を使ったのよ?」
弩躬「知ってますか?それって暴徒鎮圧用や大型獣に対して使用されるライオネットガン用のゴム弾であってタダのゴムのおもちゃとかじゃないですから。完全なる「銃弾」ですから。、至近距離から発射すれば、目標にプロボクサーのパンチ並みの打撃を喰らわせますから」
鳳「非致死性兵器でしょ?」
弩躬「当たり所によっては死傷しますから!そもそもセンセが手弓を使ってる時点で全てが実弾と同じなんですから自重してください」
鳳「ふふふ」
弩躬「はぁ……とにかくそいつのこと壊さないでくださいよ。」
鳳「あ、弩躬」
弩躬「はい?まだなにか?」
鳳「これ、持っていきなさい。」
弩躬「はい?これは……ベアリング弾?」
鳳「軽カーボネイト製のね。アナタ、ダート(非殺傷用)しか持ってないでしょ?一応、持っていきなさい。しっかりと殺傷性はあるから」
弩躬「それだったら針着きのダート使いますけど」
鳳「こっちの方が数量持てるでしょ」
弩躬「確かにそうですね。じゃ、ありがたくもらっときます。」
鳳「ええ、あとで感想聞かせてね。使い心地がよかったら、追加発注するから」
弩躬「あぁ……試作してこいってことですね」
鳳「ふふふふっ、ふふふっ。」
ー新宿:亜細亜通りー
弩躬「はぁ……また五千円かかったよ」
「らっしゃーい、お、昨日のあんちゃん。またきたな」
弩躬「おっさんが今日こいったんだろ!」
「はっは、そうだったな」
弩躬「っで、どこに居るんだよ」
「まだだ、時計見てみろ。四時五十八分。あと二分後に来る」
弩躬「こまけぇなぁ……」
「キッチリしてるんだよ」
弩躬「キッチリしてる奴が頭に紙袋なんか被ってるかよ……おっと」
トッ
紙袋の男「あぁ、これは失礼した。お怪我はありませんか?」
弩躬「あ、…こちらこそよそ見しててすいません。」
紙袋の男「いやいや、構いませんよ。男子は元気な方が良いしな。さて、店主。青汁をいっぱいもらおうか」
「へい、まいどどうも」
弩躬「……(どうやって飲むんだ)」
紙袋の男「♪~じゅるるるっ♪」
弩躬「ストローで青汁……しかも、一気飲み」
「なかなかユニークだよな」
弩躬「いや、愉快ってか不愉快……じゃなくて、コイツか!!」