ー新伝ー伝説を継ぐもの【3】
ー教室ー
雫「瀬川さんやめたらしいよ」
独「……は?」
雫「だーかーらー、瀬川香さん、学校辞めたんだって」
独「ちょっと待て……きょろきょろ」
雫「なに、きょろきょろしてんの?」
独「……俺に話してるんだな」
雫「孤独君しかいなーいじゃん」
独「いや、もしかしたら俺には見えない何かに話しかけているんじゃないかなと……意思疎通が出来て無かったし」
雫「口悪くなった?」
独「霊感ついた?」
雫「私は怖いの嫌いなのっ!」
独「ふむ……でも、怖いことって幽霊とかだけじゃないよな。刃物とか天災とか……インナーマッスル鍛えてる婆さんとか」
雫「なにか最後気になるの混ざっゃってた!!」
独「俺がロードワークしてる公園でよく「インナーマッスルを鍛える。インナーマッスルを鍛える。インナーマッス……あ、お嬢ちゃん、今日もがんばってんねー」っていいながら走ってる婆さんが……」
雫「待って!」
独「舞って?いや、踊りはちょっと」
雫「そーじゃないっ!」
独「え?」
雫「インナーマッスルを鍛えるって呟いたあとのなに?」
独「ああ、がりゅーと顔見知りらしく挨拶を交わした時。」
雫「それをわざわざ混ぜ込む必要あった?」
独「……」
雫「……」
独「臨場感?」
雫「私の知ってる臨場感と違うなぁ」
独「というか……辞めた人って誰だ?」
雫「誰って……ほら、宿題であったじゃん。びじつかんの感想文」
独「……」
雫「……」
独「何の宿題って?」
雫「びじつかん」
独「美術館」
雫「びじつかん」
独「……あったな、その宿題」
雫「なんかバカにしてるだろコラ」
独「急に渋い声ださないでくれ。」
雫「っで、そのびじつ……絵が受賞した人が瀬川香さん。」
独「へぇ、そうだったんだ。」
雫「だけど、なんか春休み明けと同時に辞めちゃったんだって」
独「どうして?」
雫「さぁ……そこまでは」
独「……ちなみになんで俺にそんな話を?」
雫「いやー……宿題が間違いだらけで居残りして再提出させられてる孤独君があまりにも不憫で」
独「俺さタッパは有るけど心は簡単に砕けるタイプなんだよ」
雫「ふーん。ナイーブなんだね」
独「…………びじつかん」
雫「……」
ゴッ!
独「見えないところ(机の下)で脛とかけるのは酷くないかな」
雫「足が滑った系」
独「っていうか、俺痛さにビビって足ぷるぷるしてる」
雫「あははっ。おっかしー。」
雫「瀬川さんやめたらしいよ」
独「……は?」
雫「だーかーらー、瀬川香さん、学校辞めたんだって」
独「ちょっと待て……きょろきょろ」
雫「なに、きょろきょろしてんの?」
独「……俺に話してるんだな」
雫「孤独君しかいなーいじゃん」
独「いや、もしかしたら俺には見えない何かに話しかけているんじゃないかなと……意思疎通が出来て無かったし」
雫「口悪くなった?」
独「霊感ついた?」
雫「私は怖いの嫌いなのっ!」
独「ふむ……でも、怖いことって幽霊とかだけじゃないよな。刃物とか天災とか……インナーマッスル鍛えてる婆さんとか」
雫「なにか最後気になるの混ざっゃってた!!」
独「俺がロードワークしてる公園でよく「インナーマッスルを鍛える。インナーマッスルを鍛える。インナーマッス……あ、お嬢ちゃん、今日もがんばってんねー」っていいながら走ってる婆さんが……」
雫「待って!」
独「舞って?いや、踊りはちょっと」
雫「そーじゃないっ!」
独「え?」
雫「インナーマッスルを鍛えるって呟いたあとのなに?」
独「ああ、がりゅーと顔見知りらしく挨拶を交わした時。」
雫「それをわざわざ混ぜ込む必要あった?」
独「……」
雫「……」
独「臨場感?」
雫「私の知ってる臨場感と違うなぁ」
独「というか……辞めた人って誰だ?」
雫「誰って……ほら、宿題であったじゃん。びじつかんの感想文」
独「……」
雫「……」
独「何の宿題って?」
雫「びじつかん」
独「美術館」
雫「びじつかん」
独「……あったな、その宿題」
雫「なんかバカにしてるだろコラ」
独「急に渋い声ださないでくれ。」
雫「っで、そのびじつ……絵が受賞した人が瀬川香さん。」
独「へぇ、そうだったんだ。」
雫「だけど、なんか春休み明けと同時に辞めちゃったんだって」
独「どうして?」
雫「さぁ……そこまでは」
独「……ちなみになんで俺にそんな話を?」
雫「いやー……宿題が間違いだらけで居残りして再提出させられてる孤独君があまりにも不憫で」
独「俺さタッパは有るけど心は簡単に砕けるタイプなんだよ」
雫「ふーん。ナイーブなんだね」
独「…………びじつかん」
雫「……」
ゴッ!
独「見えないところ(机の下)で脛とかけるのは酷くないかな」
雫「足が滑った系」
独「っていうか、俺痛さにビビって足ぷるぷるしてる」
雫「あははっ。おっかしー。」