ー新伝ー伝説を継ぐもの【2】
ーヲユミヤライ:店内ー
紅「しかし……これといった情報は無いわけだよな」
紗季「私が犯人じゃないってことを分かったじゃない」
弩躬「ふむ……どうしたもんかな。」
紗季「お姉さんからアドバイスをあげましょうか」
紅「ん?」
紗季「詳しい話しを聞いてみたら?」
紅「誰に?」
紗季「私が刑事さんに聞いたところ昨日の夜中にも女の子が病院に運ばれたらしいわ。」
弩躬「四人目の犠牲者か」
紗季「そう。その被害者の子はまだ病院に通院してるらしいわよ」
紅「なるほどな。でも、名前も顔も分からなんじゃあな……。」
弩躬「首に包帯巻いてるってのと……通院て事は」
紗季「輸血ね」
紅「ふーむ……こういう時は悠の出番なんだけど」
弩躬「電話は?」
紅「未だなし」
弩躬「ま、ここまで来たんだ。病院もいってみるか」
紅「そうだな」
紗季「それじゃあ、気をつけてね。なにか解ったらお姉さんにも教えてちょうだい」
ー電車ー
紅「さーて、移動時間の合間にちょっと整理するか」
弩躬「そうだな。」
紅「まず、吸血鬼。これは居る。ただし、犯行が異常なだけで人間の可能性は大いにある。」
弩躬「っでもって犯行内容は夜道に襲われて首を怪我して血液を奪われた形跡がある。物取りとかの様子は無し」
紅「犠牲者は全員女で歳は16~18前後の高校生」
弩躬「……」
紅「……なんかわかったか?」
弩躬「全然」
紅「だよなぁ……。これっていう決めてな引っかかりもないし」
弩躬「ただの愉快犯なんじゃないか」
紅「これならいっそ夜道を見張ってたほうが楽かもしれないな」
弩躬「俺らが犯人と間違えられて通報されそうでだけどな」
紅「めっちゃありえそうだな……ん?」
弩躬「どした?」
紅「斜め前見てみ」
弩躬「斜め前?」
首に包帯を巻いた少女「……」
紅「もしかして」
弩躬「もしかしちゃったかもな……」
紅「ちょっと聞いてみよーぜ」
弩躬「だな、おーい、ちょっとそこの君」
包帯を巻いた少女「え、はい?」
紅「ちょーっと話し聞かせて欲しいんだけど」
包帯を巻いた少女「……なんですか?」
紅「しかし……これといった情報は無いわけだよな」
紗季「私が犯人じゃないってことを分かったじゃない」
弩躬「ふむ……どうしたもんかな。」
紗季「お姉さんからアドバイスをあげましょうか」
紅「ん?」
紗季「詳しい話しを聞いてみたら?」
紅「誰に?」
紗季「私が刑事さんに聞いたところ昨日の夜中にも女の子が病院に運ばれたらしいわ。」
弩躬「四人目の犠牲者か」
紗季「そう。その被害者の子はまだ病院に通院してるらしいわよ」
紅「なるほどな。でも、名前も顔も分からなんじゃあな……。」
弩躬「首に包帯巻いてるってのと……通院て事は」
紗季「輸血ね」
紅「ふーむ……こういう時は悠の出番なんだけど」
弩躬「電話は?」
紅「未だなし」
弩躬「ま、ここまで来たんだ。病院もいってみるか」
紅「そうだな」
紗季「それじゃあ、気をつけてね。なにか解ったらお姉さんにも教えてちょうだい」
ー電車ー
紅「さーて、移動時間の合間にちょっと整理するか」
弩躬「そうだな。」
紅「まず、吸血鬼。これは居る。ただし、犯行が異常なだけで人間の可能性は大いにある。」
弩躬「っでもって犯行内容は夜道に襲われて首を怪我して血液を奪われた形跡がある。物取りとかの様子は無し」
紅「犠牲者は全員女で歳は16~18前後の高校生」
弩躬「……」
紅「……なんかわかったか?」
弩躬「全然」
紅「だよなぁ……。これっていう決めてな引っかかりもないし」
弩躬「ただの愉快犯なんじゃないか」
紅「これならいっそ夜道を見張ってたほうが楽かもしれないな」
弩躬「俺らが犯人と間違えられて通報されそうでだけどな」
紅「めっちゃありえそうだな……ん?」
弩躬「どした?」
紅「斜め前見てみ」
弩躬「斜め前?」
首に包帯を巻いた少女「……」
紅「もしかして」
弩躬「もしかしちゃったかもな……」
紅「ちょっと聞いてみよーぜ」
弩躬「だな、おーい、ちょっとそこの君」
包帯を巻いた少女「え、はい?」
紅「ちょーっと話し聞かせて欲しいんだけど」
包帯を巻いた少女「……なんですか?」