ー新伝ー伝説を継ぐもの【2】
ー池袋西口三番街ー
紅「……うん、ダメだ。電話通じナッシング」
弩躬「凄いな……十分以上コールしっぱなす紅も、それに出ない悠も」
紅「携帯不携帯に評定があるからな」
弩躬「携帯の意味ねぇー」
紅「だよなぁ。」
弩躬「どーする?」
紅「ボーリングいくか」
弩躬「もう完全に遊ぶモードだな」
紅「まっ、ちょっとひと仕事してからな」
弩躬「なんかあんのか?」
紅「問題児が……ほら居た。」
弩躬「んん?なにあれ?露天商?」
夢「ラッキーカラーは黄色で、ラッキーアイテムは帽子よ」
女性「ありがとうございます。」
夢「はい、三千円ね。まいどあり。」
紅「すいませーん。アナタの今日の運勢はどうだ?」
夢「げっ…」
紅「おまえさぁ……反省全然してないよなこんなところでよぉ。」
夢「うっさいなぁ……春休みは稼ぎ時なの。」
紅「詐欺まがいでいつかポリに捕まるぞ」
夢「詐欺じゃねーし。私の占いは本物よ」
紅「あっそ……じゃ、その占いで吸血鬼みつけてくれ」
夢「吸血鬼って……あの連続事件の?」
弩躬「え、知ってんの?」
夢「結構有名だもん。被害者は全員女の子で歳は16~20。みんな夜道でいきなり襲われてる」
紅「なんでそんなに詳しい」
夢「携帯のコミュニティサイトで今その話題かなり盛り上がってるもの」
弩躬「そういや……センセもなんか携帯サイトとかいってたな」
紅「……うーむ、ちょっとホントに興味でてきちゃったな」
揚羽「ゆーめー、お昼たべいこー……げっ」
弩躬「あっ……」
紅「なんか、他に知ってることないか?」
夢「他にって……そういえば被害者全員がある雑貨店の近くで襲われてるらしいわね。偶然かもだけど」
紅「雑貨店?」
夢「ヲユミヤライっていう小物雑貨店。」
紅「どーいう意味だ?」
弩躬「ヲユミは分からないけどヤライっていうのは木や竹を交叉させて作った仮の囲いのことだな。」
紅「変わった名前の店だな」
夢「私はいったことないけどそこそこ有名らしいわよ。」
紅「ふーん……なんか妖しいな」
夢「知ってることは教えてあげたんだから見逃してよね」
紅「あぁ、いいぞ。けど、ほどほどにしとけよ。そっちは何かあるか」
弩躬「えーと……関わるの面倒だから見なかったことにする」
揚羽「それはそれでムカつく……。」
夢「あれ、知り合い?」
揚羽「まぁね」
弩躬「他人です」
揚羽「こぉらっ!!!」
紅「雑貨店か……いってみるか」
弩躬「あいよ、いってみましょ」
紅「……うん、ダメだ。電話通じナッシング」
弩躬「凄いな……十分以上コールしっぱなす紅も、それに出ない悠も」
紅「携帯不携帯に評定があるからな」
弩躬「携帯の意味ねぇー」
紅「だよなぁ。」
弩躬「どーする?」
紅「ボーリングいくか」
弩躬「もう完全に遊ぶモードだな」
紅「まっ、ちょっとひと仕事してからな」
弩躬「なんかあんのか?」
紅「問題児が……ほら居た。」
弩躬「んん?なにあれ?露天商?」
夢「ラッキーカラーは黄色で、ラッキーアイテムは帽子よ」
女性「ありがとうございます。」
夢「はい、三千円ね。まいどあり。」
紅「すいませーん。アナタの今日の運勢はどうだ?」
夢「げっ…」
紅「おまえさぁ……反省全然してないよなこんなところでよぉ。」
夢「うっさいなぁ……春休みは稼ぎ時なの。」
紅「詐欺まがいでいつかポリに捕まるぞ」
夢「詐欺じゃねーし。私の占いは本物よ」
紅「あっそ……じゃ、その占いで吸血鬼みつけてくれ」
夢「吸血鬼って……あの連続事件の?」
弩躬「え、知ってんの?」
夢「結構有名だもん。被害者は全員女の子で歳は16~20。みんな夜道でいきなり襲われてる」
紅「なんでそんなに詳しい」
夢「携帯のコミュニティサイトで今その話題かなり盛り上がってるもの」
弩躬「そういや……センセもなんか携帯サイトとかいってたな」
紅「……うーむ、ちょっとホントに興味でてきちゃったな」
揚羽「ゆーめー、お昼たべいこー……げっ」
弩躬「あっ……」
紅「なんか、他に知ってることないか?」
夢「他にって……そういえば被害者全員がある雑貨店の近くで襲われてるらしいわね。偶然かもだけど」
紅「雑貨店?」
夢「ヲユミヤライっていう小物雑貨店。」
紅「どーいう意味だ?」
弩躬「ヲユミは分からないけどヤライっていうのは木や竹を交叉させて作った仮の囲いのことだな。」
紅「変わった名前の店だな」
夢「私はいったことないけどそこそこ有名らしいわよ。」
紅「ふーん……なんか妖しいな」
夢「知ってることは教えてあげたんだから見逃してよね」
紅「あぁ、いいぞ。けど、ほどほどにしとけよ。そっちは何かあるか」
弩躬「えーと……関わるの面倒だから見なかったことにする」
揚羽「それはそれでムカつく……。」
夢「あれ、知り合い?」
揚羽「まぁね」
弩躬「他人です」
揚羽「こぉらっ!!!」
紅「雑貨店か……いってみるか」
弩躬「あいよ、いってみましょ」