ー新伝ー伝説を継ぐもの【2】

ー和龍軒ー

氷室「お待たせしました」

崇「別に待っては無いが……。」

窈「……」

崇「よもやそいつを呼んだのはなぜだ?」

氷室「ついさっきそこで会いました」

崇「……そうか」

窈「まぁ、よろしく」

拳二「そこであったてのにちゃあ……なんの集まりかよぉくわかってるみてぇだな」

氷室「集まりってただの食事会じゃないですか」

崇「いいからかけろ」

氷室「そうですね」

窈「……」

千夜「ご注文は?」

氷室「和龍すぺしゃる四つ」

千夜「まいど」

窈「それで食事会のお題目は?」

崇「……次のエントリーまでに時間がない今日中にメンツを揃える。ウチからはキラーズーからひとり出す」

窈「殺しの動物園?」

氷室「S・ウルフのチームのひとつで武闘派で有名です。」

窈「へー…。」

氷室「私からは優秀な方をひとり、セカンドにひとり出します」

千夜「俺ですか?」

氷室「いえ、別口です。千夜君はまた今度にしましょう」

千夜「……」

拳二「選手がひとり足りねぇな」

窈「アンタは?」

拳二「俺ぁ、財務大臣と代表だ。お前らのチームを申請して、手元に用意した金五百万を全額かける。」

窈「じゃ……あとひとりは俺で良いな?」

崇「……紅を出させるか」

窈「ちょい…」

崇「なんだ?」

窈「俺がでるっていってるだろ」

崇「……」

窈「……出させてくれ。」

崇「……」

窈「……出させてください。お願いします」

崇「分け前は無しだ」

窈「無しかよ?!」

氷室「私3、崇3、拳二さんが4で話しが済んでいますからね。」

窈「1くれたらいいじゃないか。3:3:3:1で!」

拳二「金を出すのと、申請係を兼ねてるからな。少しでも多くもらえる権利はあるんだよ。俺ぁにはな」

氷室「チーム戦だと特定の方しか申請出来ませんからね」

崇「0ならお前をチームに加えてやってもいい」

窈「まったく……得なしだな。アンタ、それを分かってて俺を呼んだんだろ」

氷室「なんのことやら」

窈「熊を誘ってる時点でおかしいは思ったんだよな……。まぁいい、その話し乗るぜ」

崇「決定だな」

拳二「うっし、じゃあ今夜申請しておいてやるから後でそいつらの印鑑と写真持ってこい」

崇「任せろ。飛脚に走らせる。仕事が出来たぞ、走」

走「了解っ!お任せくださいっ!」
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