ｰ???:会議室ｰ

柏「各自、資料に目を通したな?」

「「「はい(御意、うっす)」」」

柏「これより任務を分配する」

光臣「なお、この部屋を出るときにはすべて回収し焼却する。内容を憶えれない奴は任務に就かさん。覚えられない奴は今すぐこの部屋から出ていけ」

金剛「……えと」

柏「お前は初めから同席させただけだ。そこに居ろ」

金剛「……はい」

柏「まず、AAA(ノーネーム)は出所と小売師、蒼天塔と長江の関係の調査。ただし、蒼天塔については深入りを禁ずる。インビジブルも抜けてるからな……炎(パイロキネシス)をリーダーに候補生組を少し鍛えろ」

火車「そーれはいいっけど、リーダーは猫さんが良くねっすか?」

柏「病(ウィルススパイス)は匣とマリアンとともに成分調査と砕の治療任務だ。」

猫「ハイサイですにゃ。城ヶ島ちゃん、ちゃーんと先輩らしいことを指示しないと爪刺すからにゃ」

火車「へ、へーい…。」

柏「最後、光臣及びミハイルの二名は俺と同行だ。金剛、お前は鍛錬に戻れ」

光臣「御意」

ミハイル「……」

金剛「分かった。」

柏「では、各自解散。動けっ!」

ザッ!!

柏「……ナニカ言いたげだな」

ミハイル「うむ。空気を読んで黙っていた。」

柏「お前に空気を読むことができたなんてな」

ミハイル「好きなように言え。」

柏「それで何が言いたい」

ミハイル「悠をなぜ使わない。アイツは街に通じてるプロだ。」

柏「ふん、ヤツは俺とは無関係者だ」

ミハイル「お前らは一度関係を見直せ。使える物を使わないのは損だ」

光臣「ミハイル殿。我々はあのような下賤のものより優秀で……」

ミハイル「優秀か?」

柏「お前は余計なことを口にしなくていい。金は払ってるんだいわれたとおりに働け」

ミハイル「人使いの荒さはそっくりだ」

柏「なにか言ったか?」

ミハイル「いいやなーんにもん」

柏「ちっ。」

光臣「柏様、それで我々はどう動きます?」

柏「ライフ狩りだ」

光臣「また、ライフの情報が?」

柏「ああ、それも二件。」

ミハイル「一件は僕の国だ。」

光臣「……」

柏「察してるとは思うがコイツを雇う契約の中にライフの捕獲も含まれている。」

光臣「なるほど……。どちらから?」

柏「ふざけた方から済ませたい。今夜発って明日の夜には戻るぞ」

光臣「御意」

ミハイル「ふざけているというのが気になるが僕の方で高速戦闘爆撃機phantomを用意してあるそれに乗れば一時間もかからないぞ」

柏「テメーが乗って先に帰ってろ」

ミハイル「そんなものに乗って無事で済むわけ無いのに嫌じゃ」

柏「覚えとけ……つぎ、俺にくだらない冗談をいったら裂くぞ」