ｰファミレスｰ

独「何処でミスったかな……。」

白嶺「なにが?」

独「いや……」

白嶺「あぁ、ナイショで京とデートしようとした矢先に私と」

雫「がりゅーちゃんドリンクバーいこー」

京「どりんくばぁ?」

雫「コップに色んな飲み物を自由に淹れて飲んでいいとこだよ。」

京「おぉー!なんかすごそうだ!」

白嶺「姫島さんに見つかった事がミスだと?」

独「そんな全部説明してくれなくていいし。」

白嶺「ってことは私と姫島さんに会った事をミスだと認めるのね。京とデートしてたと認めるのね?」

独「……え、なにこれ、俺尋問されてるの?イジメ?」

白嶺「面白いから突いてるのは確かね」

独「うーわ、面白半分でいじられてるよ……。」

白嶺「めんどくさいの嫌いだから言うけど…」

独「淡々と真面目モードに移行しないでくれ。白嶺の場合つねにそんな感じだから区別がつきにくいんだよ」

白嶺「京が好きなのは、悠センパイよ?ゾッコンの本気で……そんな相手をデートに誘うのって……どう考えても厄介なことになるわよ。絶対に」

独「いや……そ、そういうんじゃなくてさ。あれ?」

白嶺「なに?」

独「前まで「小鳥遊センパイ」って呼んでなかったか?」

白嶺｢…………それ、誤魔化してるの?」

独「そ、そうじゃなくてだな」

雫「なに仲良ししてるの?」

白嶺「普通よ」

独「普通だよ」

雫「ほら仲良しだ!」

京「仲良しなのはいいことだぞ?」

独「そうだな……。」

京「だろ!」

白嶺「ふふ。」

京「二人はなにしてたんだ?」

白嶺「私はただお昼ごはん食べようとたまたま此処に入ろうとしただけ」

雫「あたしはね、お休み中はい～っぱい色んなところの写真撮ってたの!あ、そうそう最近すっごい珍しいものとったんだよ!見てみて」

独「珍しい物?」

雫「うん、この写真!」

白嶺「猫?」

雫「うん!」

独「ん?んん?デカくね?」

雫「おっきいでしょ!!人間の赤ちゃんより大きいの!」

白嶺「確かにでっかいわね」

京「……」

独「がりゅー、どした?」

京「この写真……すごく可愛いな!!」

雫「でしょー!!」

独「がりゅーは猫好きなのか?」

京「うん、昔ちゅうごくでせんせいが虎を飼ってたんだ」

独「ブッ!!」

白嶺「虎?トラ猫じゃなくて虎?」

京「うん!でっかい虎だ!」

雫「中国ってペットのスケールも違うんだね」

独「そうじゃないだろ」