ー新伝ー伝説を継ぐもの【2】
ーとある事務所ー
拳二「なんだと……ゴラァ!」
悠「空気読まない!デリカシーが無い!どう考えても馬鹿だろうが!!」
崇「お前がよくそのセリフ吐けるな……」
熊彦「でも、それがどうして「小鳥遊悠」を名乗ることになったんだ?」
窈「……小鳥遊の苗字を貰った際、一生涯遊んで暮らせるような金も届いてな。その金で外国にいかないかとオフクロにずっといわれてたんだ。」
崇「「小鳥遊」の苗字を送ったのは何かあっても良い様にか」
拳二「手切れ金じゃねーのか?」
窈「……」
悠「出てけ」
崇「本郷」
本郷「ふっ」
拳二「ちょ、悪かった!!今のは本当に悪かったって!!黙ってから!!」
崇「……本郷」
本郷「ふっ」
悠「なんていうか……」
窈「いや、いいんだ。それに……母は本気で弥一さんを愛してたんだと思う。俺がいうのもなんだけどかなりの美人なんだ。それでも弥一さんが最初で最後の男だといってたし……」
悠「……」
崇「昔話はそのくらいにして前に進めて貰おうか」
窈「ああ、俺はアメリカに行くことは断ったんだ。理由は……小鳥遊弥一に憧れたから……かな。男だったら生まれて一度は最強っていうものに憧れるだろ。それから身体も鍛えまくったし勉強もした……でも実際は会う勇気が無くてな。少しづつでも近づこうと就職先は小鳥遊系列の企業へ就こうかと思った矢先……小鳥遊弥一は亡くなった。」
悠「数年前だな…」
窈「実はその葬儀に俺参加したんだよ……。そうしたら不思議な物でね。一瞬、見とれちゃったんだよ。悠キミにね」
悠「おれ?」
崇「何かしてたのか?」
悠「いやいやーなーんもしてないっすよ」
拳二「……なにしちまったんだよ」
悠「……柏と親父が来て最後にちょっとだけ喧嘩した」
崇「ちょっと?」
悠「……だいぶ?」
拳二「具体的には?」
悠「…………柏と通算2899回目の殴り合いで2899戦0勝0敗2899引き分けで終わった。止めようとした参列人約80人、親父のSP19人、壁3枚、襖8、車1台」
凍夜「ちょっと?」
熊彦「個人の喧嘩の規模か?」
悠「……」
崇「それを見たのか?」
窈「それも見たよ。見とれたのはその前……焼香前に、喪主を見た。それが初めて会ったのに、凄い存在感を感じたんだ」
崇「こんな髪してたらな」
悠「うっせーよ。」
窈「その後はキミのファンになったよ。ストーカーみたいな事を言うかもしれないが、かなり調べたよ。キミは中間の立ち位置にいて、裏の世界、少年の世界、警察の世界も自由に動き回っている。犯罪ともいえない街の小さな事件から大犯罪までいくつもの事件を解決してる。しかも、極力殺人という最悪をほぼ回避してね」
悠「たまたまだよ。それに別におれは何もしちゃいない。話を聞いて歩きまわってるだけだ。」
窈「ふふ、だとしてもだよ。どんな相手でもフラットな関係でいられて、誰に会っても態度が変わることが無い。対等で人を見ている。」
悠「礼儀がなってないだけさ」
窈「いいや、その楽観的な姿勢が素晴らしいんだよ。そして地位も名誉も金にも執着しない」
悠「貧乏が染みついてて大金にアレルギーがあるだけ、ただのガキだし」
窈「あはは、そうか……本物はこんなにもひねくれているんだね」
悠「誰がひねくれ天の邪鬼だ!」
凍夜「其処まではいってないよ」
拳二「なんだと……ゴラァ!」
悠「空気読まない!デリカシーが無い!どう考えても馬鹿だろうが!!」
崇「お前がよくそのセリフ吐けるな……」
熊彦「でも、それがどうして「小鳥遊悠」を名乗ることになったんだ?」
窈「……小鳥遊の苗字を貰った際、一生涯遊んで暮らせるような金も届いてな。その金で外国にいかないかとオフクロにずっといわれてたんだ。」
崇「「小鳥遊」の苗字を送ったのは何かあっても良い様にか」
拳二「手切れ金じゃねーのか?」
窈「……」
悠「出てけ」
崇「本郷」
本郷「ふっ」
拳二「ちょ、悪かった!!今のは本当に悪かったって!!黙ってから!!」
崇「……本郷」
本郷「ふっ」
悠「なんていうか……」
窈「いや、いいんだ。それに……母は本気で弥一さんを愛してたんだと思う。俺がいうのもなんだけどかなりの美人なんだ。それでも弥一さんが最初で最後の男だといってたし……」
悠「……」
崇「昔話はそのくらいにして前に進めて貰おうか」
窈「ああ、俺はアメリカに行くことは断ったんだ。理由は……小鳥遊弥一に憧れたから……かな。男だったら生まれて一度は最強っていうものに憧れるだろ。それから身体も鍛えまくったし勉強もした……でも実際は会う勇気が無くてな。少しづつでも近づこうと就職先は小鳥遊系列の企業へ就こうかと思った矢先……小鳥遊弥一は亡くなった。」
悠「数年前だな…」
窈「実はその葬儀に俺参加したんだよ……。そうしたら不思議な物でね。一瞬、見とれちゃったんだよ。悠キミにね」
悠「おれ?」
崇「何かしてたのか?」
悠「いやいやーなーんもしてないっすよ」
拳二「……なにしちまったんだよ」
悠「……柏と親父が来て最後にちょっとだけ喧嘩した」
崇「ちょっと?」
悠「……だいぶ?」
拳二「具体的には?」
悠「…………柏と通算2899回目の殴り合いで2899戦0勝0敗2899引き分けで終わった。止めようとした参列人約80人、親父のSP19人、壁3枚、襖8、車1台」
凍夜「ちょっと?」
熊彦「個人の喧嘩の規模か?」
悠「……」
崇「それを見たのか?」
窈「それも見たよ。見とれたのはその前……焼香前に、喪主を見た。それが初めて会ったのに、凄い存在感を感じたんだ」
崇「こんな髪してたらな」
悠「うっせーよ。」
窈「その後はキミのファンになったよ。ストーカーみたいな事を言うかもしれないが、かなり調べたよ。キミは中間の立ち位置にいて、裏の世界、少年の世界、警察の世界も自由に動き回っている。犯罪ともいえない街の小さな事件から大犯罪までいくつもの事件を解決してる。しかも、極力殺人という最悪をほぼ回避してね」
悠「たまたまだよ。それに別におれは何もしちゃいない。話を聞いて歩きまわってるだけだ。」
窈「ふふ、だとしてもだよ。どんな相手でもフラットな関係でいられて、誰に会っても態度が変わることが無い。対等で人を見ている。」
悠「礼儀がなってないだけさ」
窈「いいや、その楽観的な姿勢が素晴らしいんだよ。そして地位も名誉も金にも執着しない」
悠「貧乏が染みついてて大金にアレルギーがあるだけ、ただのガキだし」
窈「あはは、そうか……本物はこんなにもひねくれているんだね」
悠「誰がひねくれ天の邪鬼だ!」
凍夜「其処まではいってないよ」