ー新伝ー伝説を継ぐもの【2】
ーとある事務所ー
崇「……」
『池袋最大規模ギャング:KING』
凍夜「……」
『池袋の駆け込み寺:金融業者』
悠(?)「……」
『謎の敗北者:アイドルプロデューサー』
熊彦「……」
『小規模チームトップ:喧嘩屋』
高木「……」
『社長:社長』
悠「……」
『狂爛怒濤:トラブルシューター(他)』
拳二「これで全員そろった訳だな」
『喧嘩の超魔王:一ノ瀬組渉外部長』
悠「なんでお前が仕切ってんねん!っか、なんでいる!」
拳二「たまたま金貸しの所に顔出してたんだよ。っていうか……お前、どれだけ俺ぁが心配したのか分かってるのか!!ああぁん?!」
悠「うっとおしいなぁ……」
崇「おい、馬鹿と大馬鹿、茶番なら後でやれ。話を始めさせろ。」
拳二「おう、そうだったな」
悠「どっちが馬鹿で大馬鹿なのかは後で問い詰めるとして……」
崇「拳二が馬鹿でお前が大馬鹿だ」
悠「答えんな!それと、おれの方が大馬鹿かよ!!」
高木「いや……愉快なひと達だね」
凍夜「はは、みたいですね」
小鳥「皆さん、お茶です。どうぞ」
凍夜「これはどうもです。いやー、しっかし圧巻だぁ。東京の中で裏と表を牛耳る方々と顔を突き合わせることになるなんて……それに、こんなに近くで生アイドルに会えるなんてね。CMで見たことある子まで居る。」
高木「本来はオフなんですが……彼が顔を見せなくて皆、自然とここへ来ましてね。」
悠(?)「……」
凍夜「流石敏腕プロデューサー……けど、これからする話を聞かせるのは……」
悠(?)「いや、聞いていて貰ったほうがいい。それを伝えるのも俺の仕事だ。」
凍夜「っていってますけど?」
高木「君たち……聞く勇気がある人だけ残っていなさい」
アイドル達「「「……」」」
凍夜「誰も引かないか……。なかなか強い心を持ってるようですね。それじゃ……誰から話しましょうか」
悠(?)「俺の本名は小鳥遊悠じゃない」
凍夜「あ、もう、核心から入るんだ」
窈「石川窈(いしかわよう)だ」
悠「それが最初の旧姓か……」
崇「旧姓?既婚者なのか?」
窈「いや、中学になる前くらいかな、石川から小鳥遊に苗字が変わった。父親からのせめてもの贈り物だったのかもしれない」
凍夜「どうゆうこと?」
悠「……」
窈「その顔は知ってるんだね」
悠「あぁ、小鳥遊窈の父親は…………小鳥遊弥一。おれの爺。祖父だ。」
「「「なっ?!」」」
崇「弥一は……亡くなってるんだろ?」
悠「二十年前なら生きてる。おれが産まれる二年前に生まれたのが窈って事さ……。」
拳二「じ、じゃじ、じゃあなにか?窈は悠の……」
窈「叔父……だね」
悠「親父の異母兄弟……おれにとっては叔父、爺が今でも生きてるのならこの手で地獄に叩き落としてやってるような話だよ」
凍夜「えーと……差し支え無ければ聞いていいかな。悠の……いや、窈のお母さんは?」
窈「48歳、健在で今はヨーロッパでパン屋をしながら余生を過ごすらしい」
凍夜「48歳?!若い……え、ちょっと待って、大雑把に23年前に君が出来たとして25歳と……お爺さんの年は?」
悠「……正確なのは分からんけど20年差っ引いても60か70だ。」
拳二「加藤茶並の歳の差だな……。この場合ジイさんの精力がヤバいのか、そんなジイさんと寝て孕んで産んだ母親がアレなのか」
窈「……」
拳二「あ、す、スマン」
悠「言葉を選べ馬鹿!ヴァーカ!ド馬鹿ゴリラ!」
崇「……」
『池袋最大規模ギャング:KING』
凍夜「……」
『池袋の駆け込み寺:金融業者』
悠(?)「……」
『謎の敗北者:アイドルプロデューサー』
熊彦「……」
『小規模チームトップ:喧嘩屋』
高木「……」
『社長:社長』
悠「……」
『狂爛怒濤:トラブルシューター(他)』
拳二「これで全員そろった訳だな」
『喧嘩の超魔王:一ノ瀬組渉外部長』
悠「なんでお前が仕切ってんねん!っか、なんでいる!」
拳二「たまたま金貸しの所に顔出してたんだよ。っていうか……お前、どれだけ俺ぁが心配したのか分かってるのか!!ああぁん?!」
悠「うっとおしいなぁ……」
崇「おい、馬鹿と大馬鹿、茶番なら後でやれ。話を始めさせろ。」
拳二「おう、そうだったな」
悠「どっちが馬鹿で大馬鹿なのかは後で問い詰めるとして……」
崇「拳二が馬鹿でお前が大馬鹿だ」
悠「答えんな!それと、おれの方が大馬鹿かよ!!」
高木「いや……愉快なひと達だね」
凍夜「はは、みたいですね」
小鳥「皆さん、お茶です。どうぞ」
凍夜「これはどうもです。いやー、しっかし圧巻だぁ。東京の中で裏と表を牛耳る方々と顔を突き合わせることになるなんて……それに、こんなに近くで生アイドルに会えるなんてね。CMで見たことある子まで居る。」
高木「本来はオフなんですが……彼が顔を見せなくて皆、自然とここへ来ましてね。」
悠(?)「……」
凍夜「流石敏腕プロデューサー……けど、これからする話を聞かせるのは……」
悠(?)「いや、聞いていて貰ったほうがいい。それを伝えるのも俺の仕事だ。」
凍夜「っていってますけど?」
高木「君たち……聞く勇気がある人だけ残っていなさい」
アイドル達「「「……」」」
凍夜「誰も引かないか……。なかなか強い心を持ってるようですね。それじゃ……誰から話しましょうか」
悠(?)「俺の本名は小鳥遊悠じゃない」
凍夜「あ、もう、核心から入るんだ」
窈「石川窈(いしかわよう)だ」
悠「それが最初の旧姓か……」
崇「旧姓?既婚者なのか?」
窈「いや、中学になる前くらいかな、石川から小鳥遊に苗字が変わった。父親からのせめてもの贈り物だったのかもしれない」
凍夜「どうゆうこと?」
悠「……」
窈「その顔は知ってるんだね」
悠「あぁ、小鳥遊窈の父親は…………小鳥遊弥一。おれの爺。祖父だ。」
「「「なっ?!」」」
崇「弥一は……亡くなってるんだろ?」
悠「二十年前なら生きてる。おれが産まれる二年前に生まれたのが窈って事さ……。」
拳二「じ、じゃじ、じゃあなにか?窈は悠の……」
窈「叔父……だね」
悠「親父の異母兄弟……おれにとっては叔父、爺が今でも生きてるのならこの手で地獄に叩き落としてやってるような話だよ」
凍夜「えーと……差し支え無ければ聞いていいかな。悠の……いや、窈のお母さんは?」
窈「48歳、健在で今はヨーロッパでパン屋をしながら余生を過ごすらしい」
凍夜「48歳?!若い……え、ちょっと待って、大雑把に23年前に君が出来たとして25歳と……お爺さんの年は?」
悠「……正確なのは分からんけど20年差っ引いても60か70だ。」
拳二「加藤茶並の歳の差だな……。この場合ジイさんの精力がヤバいのか、そんなジイさんと寝て孕んで産んだ母親がアレなのか」
窈「……」
拳二「あ、す、スマン」
悠「言葉を選べ馬鹿!ヴァーカ!ド馬鹿ゴリラ!」