ー新伝ー伝説を継ぐもの【2】
ーとあるトレーニングジムー
悠(?)「ひゅー……ひゅ……ぅ…」
伊達「やめとけ……。もう限界だ」
悠(?)「ょ……ゅ……ぅ……」
伊達「馬鹿言うな。どれだけ汗かいてると思ってる。ほら、肩貸してやるから立て。おぃ、獅子丸、手かせ」
獅子丸「仕方ないな。うーっわ……びちゃびちゃじゃん」
悠(?)「……」
獅子丸「おい、死んでないか?」
伊達「脱水で口の中にも水気が無くて喋れないんだろ。ほら、飲む点滴だ」
獅子丸「ポカリスエットっていえよ」
悠(?)「ンッ…ンンッ……ァッ……ンッ」
獅子丸「減量中の力石みたいな飲み方してるよ」
悠(?)「ふはっーー……げふっ」
伊達「どうなってやがる……」
獅子丸「二リットル一気飲みしたな」
伊達「違う。よく見ろ。馬鹿」
獅子丸「見ろって……あれ、今バカっていっか?」
悠(?)「ふー……うぇっ…」
獅子丸「うわっ?!」
悠(?)「んんっ………むんーーーングッ。はぁはぁ……セーフ」
獅子丸「よ、よく持ちこたえて飲みこんだな。こっちが貰いゲロしそうになったけど」
悠(?)「今は一マイクロミリリットルでも栄養は逃したくない。怪我の治りが遅れる」
伊達「それだよ。アンタ……手足治ってないか?」
獅子丸「そういえば……」
悠(?)「我を……通した…だけだ。」
獅子丸「は?」
悠(?)「怪我が治るように我儘を通して、意地を通した……。怪我が根負けしたんだろ。俺の勝ちだ」
獅子丸「……いやいや、そんな馬鹿な」
伊達「……負傷した部分に更に負担を与え肉体に対応させちまうってのは古流武術にはいくつもの実証例があるらしいが……。こんな……いや、俺は体験主義者だ。目で見えちまった物は信じるしかない」
悠(?)「伊達さんのトレーナーとしての才能ですよ」
伊達「は……はは、見てるだけしかできなかった俺にそれは嫌味だぜ」
悠(?)「いや……俺の愚行を黙って見ていてくれた。いや、やらせてくれたからだ。いや、なんにしても……ここでこうしていられるのはアナタのおかげです。ありがとうございます」
伊達「そこまでいわれちゃ……そういうことにしとくよ。」
悠(?)「はい。」
獅子丸「っで、アンタ何もんなんだ?」
悠(?)「ただのプロデューサーさ」
獅子丸「既に珍しいよ」
悠(?)「プロデューサーというのは別に珍しくないさ。教師だっていいかえればプロデューサーみたいなものだし。伊達さんだって肉体のプロデューサーさ」
伊達「誤解されそうだから止めてくれ。」
悠(?)「はは。さて……手足はだいぶマシになった。次は……交渉だな」
伊達「行くのか?」
悠(?)「色々と時間が無くてね。礼はまた後日させてもらうよ」
獅子丸「ちょっと待った」
悠(?)「なに?」
獅子丸「俺の同級に小鳥遊悠ってのがいるんだけど……アンタ親戚かなにかか?」
悠(?)「……さぁね。ただ、おれもタカナシユウだよ」
獅子丸「あんなのが何人も居られると困るんだけどな」
悠(?)「俺もそう思うよ」
伊達「どういう事だ?なんの話しをしてる?」
獅子丸「ただの世間話だ。」
悠(?)「そう世間話。」
伊達「あ?あぁ?」
悠(?)「ひゅー……ひゅ……ぅ…」
伊達「やめとけ……。もう限界だ」
悠(?)「ょ……ゅ……ぅ……」
伊達「馬鹿言うな。どれだけ汗かいてると思ってる。ほら、肩貸してやるから立て。おぃ、獅子丸、手かせ」
獅子丸「仕方ないな。うーっわ……びちゃびちゃじゃん」
悠(?)「……」
獅子丸「おい、死んでないか?」
伊達「脱水で口の中にも水気が無くて喋れないんだろ。ほら、飲む点滴だ」
獅子丸「ポカリスエットっていえよ」
悠(?)「ンッ…ンンッ……ァッ……ンッ」
獅子丸「減量中の力石みたいな飲み方してるよ」
悠(?)「ふはっーー……げふっ」
伊達「どうなってやがる……」
獅子丸「二リットル一気飲みしたな」
伊達「違う。よく見ろ。馬鹿」
獅子丸「見ろって……あれ、今バカっていっか?」
悠(?)「ふー……うぇっ…」
獅子丸「うわっ?!」
悠(?)「んんっ………むんーーーングッ。はぁはぁ……セーフ」
獅子丸「よ、よく持ちこたえて飲みこんだな。こっちが貰いゲロしそうになったけど」
悠(?)「今は一マイクロミリリットルでも栄養は逃したくない。怪我の治りが遅れる」
伊達「それだよ。アンタ……手足治ってないか?」
獅子丸「そういえば……」
悠(?)「我を……通した…だけだ。」
獅子丸「は?」
悠(?)「怪我が治るように我儘を通して、意地を通した……。怪我が根負けしたんだろ。俺の勝ちだ」
獅子丸「……いやいや、そんな馬鹿な」
伊達「……負傷した部分に更に負担を与え肉体に対応させちまうってのは古流武術にはいくつもの実証例があるらしいが……。こんな……いや、俺は体験主義者だ。目で見えちまった物は信じるしかない」
悠(?)「伊達さんのトレーナーとしての才能ですよ」
伊達「は……はは、見てるだけしかできなかった俺にそれは嫌味だぜ」
悠(?)「いや……俺の愚行を黙って見ていてくれた。いや、やらせてくれたからだ。いや、なんにしても……ここでこうしていられるのはアナタのおかげです。ありがとうございます」
伊達「そこまでいわれちゃ……そういうことにしとくよ。」
悠(?)「はい。」
獅子丸「っで、アンタ何もんなんだ?」
悠(?)「ただのプロデューサーさ」
獅子丸「既に珍しいよ」
悠(?)「プロデューサーというのは別に珍しくないさ。教師だっていいかえればプロデューサーみたいなものだし。伊達さんだって肉体のプロデューサーさ」
伊達「誤解されそうだから止めてくれ。」
悠(?)「はは。さて……手足はだいぶマシになった。次は……交渉だな」
伊達「行くのか?」
悠(?)「色々と時間が無くてね。礼はまた後日させてもらうよ」
獅子丸「ちょっと待った」
悠(?)「なに?」
獅子丸「俺の同級に小鳥遊悠ってのがいるんだけど……アンタ親戚かなにかか?」
悠(?)「……さぁね。ただ、おれもタカナシユウだよ」
獅子丸「あんなのが何人も居られると困るんだけどな」
悠(?)「俺もそう思うよ」
伊達「どういう事だ?なんの話しをしてる?」
獅子丸「ただの世間話だ。」
悠(?)「そう世間話。」
伊達「あ?あぁ?」