ー新伝ー伝説を継ぐもの
ーとある事務所ー
悠(?)「社長」
高木「どうぞ」
悠(?)「失礼します」
高木「はぁ……なんというか……酷い…怪我だね」
悠(?)「お見苦しい姿で申し訳ない。この恰好では背広を着る事もままならなくて」
高木「いや、その怪我で動いてるだけで大したものだよ。よく退院できたね。」
悠(?)「病院の先生に怒られましたよ。どうなってもウチでは責任とらないと……」
高木「そこまでして……出てきたのか」
悠(?)「このくらいの怪我、怪我のうちに入りませんから、俺は小鳥遊悠ですからね」
高木「……」
悠(?)「それで、社長今回は少しお願いがありまして」
高木「聞かせて貰おうか」
悠(?)「ちょっと、長い休みをいただきたいんです」
高木「ふむ……」
悠(?)「幸い……俺が居なくても仕事に穴が開く事はないです。みな十分成長していますし、マネージャーの方々も優秀です。私(わたくし)個人の我儘となりますが……休暇をいただけないでしょうか」
高木「もし……ダメだといったら、君は辞表を出す気かい?」
悠(?)「……よく、気づかれましたね。」
高木「君のことは良く分かってるつもりだよ。口が上手く、派手で軽率で苦労知らずの女ったらしの優男」
悠(?)「はは、耳が痛い」
高木「だが、そんな上っ面の下、とんでもない量の汗に支えられている。走りまわって彼女ら(アイドル達)の仕事を見つけて、スケジュールを管理、時間があれば雑務諸々……。そして……いつでも強くなるために身体を作っていた。」
悠(?)「社長……ご存じだったんですか」
高木「……少し触らせてもらってもいいかね?」
悠(?)「どうぞ……壊れかけですが」
むにっ……
高木「よく鍛えこんである。私も昔はならしたものだよ。故に分かる」
悠(?)「はい?」
高木「地位、名誉、財……今の生活を手にするために、失った物。男なら誰しも一度はあこがれる最強という称号」
悠(?)「……」
高木「強さの最小単位は、我儘を通す力、意思を貫く力……君はそれを通した。長期休暇を許可しよう。」
悠(?)「ありがとうございます!」
高木「……小鳥遊くん、私は君に黙っていた事がある」
悠(?)「はい?」
高木「私は小鳥遊弥一と知り合いだ。」
悠(?)「!?」
高木「その反応……やはり、君と関係あるんだな。まさかとは思っていたが……」
悠(?)「……」
高木「まぁ、その話しはいいとして……君の対戦相手は誰なんだ?」
悠(?)「相手は……」
高木「秘密という訳か……じゃあ、せめていつ何処でやるのかくらいは教えてもらえんかね?」
悠(?)「それが……分かりません」
高木「んん?」
悠(?)「いつになるか……どうかも……まだ」
コンコンっ
悠(?)「おっと……」
高木「誰かね?」
小鳥「すいません。あの、タカナシさんにお客様が見えて……その、緊急だからすぐに会わせろと……あっ、ちょ!」
崇「無礼を承知で失礼する」
悠(?)「アンタ……」
崇「取り込み中の様だから用件だけ言う。小鳥遊悠がお前の挑戦を受諾した。ただし条件はベストコンディション。最高の状態で来い、なら相手してやる。悠の言葉だ。」
悠(?)「ベスト……コンディション」
崇「携帯を置いていく、俺に連絡を取りたければこれを使え。」
悠(?)「社長」
高木「どうぞ」
悠(?)「失礼します」
高木「はぁ……なんというか……酷い…怪我だね」
悠(?)「お見苦しい姿で申し訳ない。この恰好では背広を着る事もままならなくて」
高木「いや、その怪我で動いてるだけで大したものだよ。よく退院できたね。」
悠(?)「病院の先生に怒られましたよ。どうなってもウチでは責任とらないと……」
高木「そこまでして……出てきたのか」
悠(?)「このくらいの怪我、怪我のうちに入りませんから、俺は小鳥遊悠ですからね」
高木「……」
悠(?)「それで、社長今回は少しお願いがありまして」
高木「聞かせて貰おうか」
悠(?)「ちょっと、長い休みをいただきたいんです」
高木「ふむ……」
悠(?)「幸い……俺が居なくても仕事に穴が開く事はないです。みな十分成長していますし、マネージャーの方々も優秀です。私(わたくし)個人の我儘となりますが……休暇をいただけないでしょうか」
高木「もし……ダメだといったら、君は辞表を出す気かい?」
悠(?)「……よく、気づかれましたね。」
高木「君のことは良く分かってるつもりだよ。口が上手く、派手で軽率で苦労知らずの女ったらしの優男」
悠(?)「はは、耳が痛い」
高木「だが、そんな上っ面の下、とんでもない量の汗に支えられている。走りまわって彼女ら(アイドル達)の仕事を見つけて、スケジュールを管理、時間があれば雑務諸々……。そして……いつでも強くなるために身体を作っていた。」
悠(?)「社長……ご存じだったんですか」
高木「……少し触らせてもらってもいいかね?」
悠(?)「どうぞ……壊れかけですが」
むにっ……
高木「よく鍛えこんである。私も昔はならしたものだよ。故に分かる」
悠(?)「はい?」
高木「地位、名誉、財……今の生活を手にするために、失った物。男なら誰しも一度はあこがれる最強という称号」
悠(?)「……」
高木「強さの最小単位は、我儘を通す力、意思を貫く力……君はそれを通した。長期休暇を許可しよう。」
悠(?)「ありがとうございます!」
高木「……小鳥遊くん、私は君に黙っていた事がある」
悠(?)「はい?」
高木「私は小鳥遊弥一と知り合いだ。」
悠(?)「!?」
高木「その反応……やはり、君と関係あるんだな。まさかとは思っていたが……」
悠(?)「……」
高木「まぁ、その話しはいいとして……君の対戦相手は誰なんだ?」
悠(?)「相手は……」
高木「秘密という訳か……じゃあ、せめていつ何処でやるのかくらいは教えてもらえんかね?」
悠(?)「それが……分かりません」
高木「んん?」
悠(?)「いつになるか……どうかも……まだ」
コンコンっ
悠(?)「おっと……」
高木「誰かね?」
小鳥「すいません。あの、タカナシさんにお客様が見えて……その、緊急だからすぐに会わせろと……あっ、ちょ!」
崇「無礼を承知で失礼する」
悠(?)「アンタ……」
崇「取り込み中の様だから用件だけ言う。小鳥遊悠がお前の挑戦を受諾した。ただし条件はベストコンディション。最高の状態で来い、なら相手してやる。悠の言葉だ。」
悠(?)「ベスト……コンディション」
崇「携帯を置いていく、俺に連絡を取りたければこれを使え。」