ー日常ー街の住人達

ー池袋:とあるアパートー

スリショッ子「あ゛~~~」
ぐでぇ

ソープ子「……」

スリショッ子「あ゛っづ~。ちょークーラーはどうしたのよクーラーはー。ひとがせっかくクソみたいな部屋に遊びに来てやってるのになにこの仕打ち」

ソープ子「うっるせーなー。ぎゃーぎゃーわめくなあつくるしい。こちとらたまの休みだってのに余計な体力使わすな」

スリショッ子「まだあのソープで働いてんのーもっと高いところ紹介しょっか?」

ソープ子「お前の世話だけには絶っ対ぇならねぇ。せいぜいポールの周りぐるぐる回ってろ」

スリショッ子「なんだとこのチビ」

ソープ子「ずるるるっ」

スリショッ子「あっ!なにひとりで食ってんの。よこせ」

ソープ子「…何様?」

スリショッ子「ってか何よソレ」

ソープ子「冷やしラーメンだよ」

スリショッ子「うっわ、超いらねぇ」

ソープ子「(このブタがぁ…)冷やしラーメンは美味いだろうが!」

スリショッ子「まずいっつーの!!なんだよ「冷やし」って!!」

ソープ子「この味が分からんとはカワイセウに……毎年夏の楽しみなのに……」

スリショッ子「もうすぐ秋だし、のびきったカップめん食って美味い美味いいってたやつ信用できるか」

ソープ子「違いますーカップめんは1分で食うの3分ジャストで食うのと30分かけて食う3種類の味を楽しめるようになってるんですー」

スリショッ子「あんただけだっつーの!!そうやってジャンクフードばっか食ってっから日に日に貧相になってんじゃないの?」

ソープ子「…そりゃお前はいーもん食ってんでしょーよ。ブヨブヨブヨブヨ肉付きやがっていつごろ出荷すんの?」

ばしゃ!
スリショッ子「どお?冷えた?」

ソープ子「わ・り・と……つーか、開けたばっかりのビールかけんな」

スリショッ子「ぷはっ!美味し!」

ソープ子「しかもお前が飲むなよ!はぁ、まーそりゃさー巨乳好きな男は多いし客付きも良くなるかもだけどなぁ。だからって「胸が無きゃダメ」なんてのには出くわしたことねーしなーーだから別にこのままでいーし……いやマジで」

スリショッ子「……」

ソープ子「マジマジ。すっ……フー。あっつーー……あー……SEXしてー」

スリショッ子「男呼ぶ?」

ソープ子「あっマジでっ呼んで!!呼んで!!」


~~


ぴんぽーん!

スリショッ子「あっ来…」

ソープ子「おっしゃきた!!」

スリショッ子「なにそのハイテンションマジで引くんだけど……。今開けるねー」

悠「どーもー」

ソープ子「いらっしゃい」

スリショッ子「いらっしゃい」

むわあぁぁぁ~

ソープ子「ほらベッドベッド行くよベッド!」

悠「っ!?」
ドザッ!

ソープ子「んひっ」

スリショッ子「ちょっとー乱暴にしないでよー」

ソープ子「んふー、きけ。さ、Hにする❤SEXにする❤それともワタシタチ❤」
にじり

スリショッ子「同じよねそれ」

ソープ子「…なんだよ。お前犯(や)んないの?」

スリショッ子「んーっれろぉ❤」



ー食堂ー

緋斗「……」

悠「という感じで普通に喰われたことならある。まぁ、きっちり後攻めで喰いかえしたけど」

緋斗「……」

ドスッ!ドスッ!
悠「なんでおれ殴られてんの?ん?やんのか?」



ー池袋:とあるアパートー

ソープ子「くぁ……ぁ…すぅくぅ…」

スリショッ子「今日はごめんめ。いきなり呼びつけたりしちゃって……でも、来てくれて嬉しかったよ。ありがと。また……汗かいちゃったね。シャワー…ふたりで❤一緒に、ね❤」
にちゃあ

~~

ソープ子「で、人が寝てる隙によろしくやってたわけですか」

スリショッ子「よろしくってあんたもさんざんしてたじゃん」

ソープ子「まーそうなんだけどー」

スリショッ子「それより今日どうすんの?」

ソープ子「今日?今日ジャンプの発売日じゃね?コンビニ行こーぜコンビニ!!」

スリショッ子「コンビニ大好きよねーあんた」



ー食堂ー

悠「という後日談があったな。そういえば…」

メキキッ!
緋斗「捥げる!腕が捥げる!大技決めるんはやめてえぇぇぇ!!」
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