ｰ常春の国エメラダ:ミハイル宮殿ｰ

マリア「えーと化石化石生きてる化石シーラカンス……違いますね。珍しい化石をキーワードにすると……あっ、ヒットした。うん?ええっ、このサイトなんだろう」

ミハイル「こら、ひとりで何か言ってないで説明しろ。」

マリア「殿下、珍しい化石のオンパレードです。」

ミハイル「ほほう、探してみるもんだな。どんなものがある?」

マリア「人魚の化石」

「「「ええっ!?」」」

ミハイル「あっ、そうか。すまん聞き間違えてしまった。先史時代の土偶のような人形が化石になっているのか」

マリア「違います。人魚です。マーメイドです。」

「「「ええぇぇっーー!!」」」

チコ「そんなものあるわけないんじゃ……。」

マリア「それが写真が載ってるんです。」

おマリがパソコンの画面を向ける。

「「「……」」」

ミハイル「ほんとだ。まちがいなく人魚の化石だ。」

マリア「他にも、もっと珍しい化石があります。」

ミハイル「ちょっと待て人魚より珍しい化石なんてものがあるのか」

マリア「不死鳥の化石、ゴブリンの化石、千年ドラゴンの化石」

ミハイル「みんな伝説上の存在じゃないか!化石なんかあるわけが……ハッ!」

チコ「どうしました?」

ミハイル「そうかわかった!何年か前、英国(イギリス)で宇宙人の骨の化石が見つかって大騒ぎになったことがある!しかし、良く調べたら近所の学生たちのイタズラだったのだこの化石達も誰かのイタズラに違いない!」

マリア「残念ながら世界考古学協会が真正の化石だと認定しています。」

ミハイル「いったいどーゆーことなんだー!」

ムーン1「誰がこんな化石を発見したんだ?」

マリア「あーと、アメリカの著名な考古学者スワンソン博士ですね。博士は神の目を持つといわれていて地相をじっと見て、ここにこーゆー化石があると断言して掘ると本当に出てくるらしいです。この資料によると去年日本の京都で坂本龍馬の化石を発見して話題になったそうです。」

ミハイル「竜馬の化石ー?!」

マリア「ドブの中で前のめりになって死んでいる化石のようです。」

ミハイル「あるわけがない!!」

マリア「でもあるんです。」

ミハイル「わけがわからないーーー……いや」

チコ「いや?」

ミハイル「あるはずがないものがあるのは……なにか理由があるからだ。」

チコ「理由、ですか。」