ー日常ー街の住人達

ー二年教室ー

緋斗「自分からそんな情報小出ししといて刺すとかないわぁ」

悠「うるせぇハゲ」

緋斗「禿げてへん!!」

悠「っか、おれだって毎日顔合わしてるわけじゃないのに知ってることなんて少ないに決まってるだろ」

緋斗「ほんならしっとること話してよ」

悠「んー……本名を出すのはアレだから仮名でいうとソープ子のほうは小さくてスレンダーっていうかかなりガリで華奢。おかっぱとまでは言わないけどショートで控え目にいって可愛い。スリリングショっ子のほうはおれと同じくらいタッパがあって胸も尻もデカイ、腹筋もうっすらより濃い程度に割れてる。髪も相当長い控え目にいって美人。」

緋斗「ちょい待ってソープ子は」

悠「さんをつけろよデコすけ野郎」

緋斗「ソープ子さんは何となく想像でけたけど……スリリングショッ子さんのスリリングショッ……ってなに?」

悠「スリリングショット知らないのか?ほとんど紐程度しかない水着だよ。武器のほうじゃないぞ。おれが見たときはソープ子はベビードール、スリショっ子はスリリングショットの格好しかみたことないんだよ」

緋斗「なにその羨ましいいやらしい状況……泣いてええ?」

悠「お前が泣く意味が分からん」

緋斗「羨ましいてにきまっとるやろ!しばくでホンマ!」

悠「あ゛?」

緋斗「すんません!」





ー池袋:とあるアパートー

スリショッ子「ふあぁ……ねむっ……」

ソープ子「よいしょ」

スリショッ子「なに運んでるの?」

ソープ子「あの子がいっぱい野菜くれたんだよ。なんか家庭菜園趣味でしてるからって」

スリショッ子「ふーん、にしてもすごい量ね。まぁでもジャンクフードばっか食ってるアンタにはちょうど良いわね」

ソープ子「失敬な。私だって野菜とか食べる時もあるっつーーの!!その……キャベツとか」

スリショッ子「(生でだな。しかも手でムシって食ってるな)」

ソープ子「(生で食うとかおもってやがるな。……あってるけど!!)」

スリショッ子「でっ!それはともかく、中身はなにかなー」

くぱぁ

ソープ子「あっ、てめぇ勝手に開けるな!あたしんだぞ」

スリショッ子「あ、トウモロコシじゃない。これって種類なんだっけ?野菜だっけ」

ソープ子「モロコシは穀物だね。米とか小麦とか」

スリショッ子「あーそっか、「子種」の部分食べるのよねそういえば」
くりくり

ソープ子「なにしてん。っていうか子種言うな「種子」な「種子」!!」

スリショッ子「精子?」

ソープ子「種子ってんだろ!」

スリショッ子「それにしてもすごく大きい…」
ぬちっ!

ソープ子「胸に挟んでんじゃねぇ!!」

スリショッ子「えー素直な感想言っただけなのにー」

ソープ子「うるせぇ」

スリショッ子「あとは何があるかな?あっ、ゴーヤ」

ソープ子「げっ、マジ!?」

スリショッ子「え?ナニ?ゴーヤ苦手なの?」

ソープ子「んー、ちょっとね。食べれないことはないんだけどさー」

スリショッ子「へー、そういわれると無理矢理にでも口にねじ込みたくなるわね。ぐぽぐぽって」
にじり

ソープ子「やめろ!よるなっ!」

スリショッ子「他にはナスとかキュウリとかかーわりとオーソドックスなやつねー……なんかこのラインナップ見てるとさ」

ソープ子「なによ」

スリショッ子「あの子の邪な願望をひしひしと感じるわよね……」

ソープ子「なにがだっ!ただ夏野菜ってだけでしょっ!!」

スリショッ子「今のうちに拡張しといてあげよっか?ん?」

ソープ子「なに言ってっかゼンゼンワカリマセン」

スリショッ子「あっ!その後それで作った料理をあの子にもってくってのはどう?」

ソープ子「オマエアタマオカシイ」

スリショッ子「win-winの関係になるじゃない張り方(バイブ)だけに、なんちて」

ソープ子「凍えて死ね!」
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