ー日常ー街の住人達【10】
ー常春の国エメラダ:ミハイル宮殿ー
チコ「殿下ー!」
ミハイル「早いな、なにかわかったか?」
チコ「ビックリしました!」
ミハイル「おお、なににびっくりした!」
チコ「資料が少ないんです!」
ミハイル「は?」
チコ「ルプセンより小さいとなりのケサラン共和国とくらべても、資料が1/10もありません!」
マリア「これは、いわゆる情報統制……ですね。
チコ「されているとしか考えられない状況です!」
ミハイル「やっぱりなにかあるな。」
ムーン1「こうなりゃ絡め手でいくしかない。CIAの公開情報サイトからルプセン公国をピックアップしました。それによると同国の人民最高議会、議長は30年前から同じ人物がつ止めています!」
ミハイル「30年!30年も最高権力をにぎっていたら議会の議長も名前が変わるぞ。」
チコ「なんと変わります?」
ミハイル「独裁者だ!」
マリア「独裁者!」
ムーン2「殿下、いささか古い話ですが!」
ミハイル「かまわん、報告しろ」
ムーン2「コサージュ公妃は、学生時代英国の大学でルプセンのヨーステン侯爵と言う人物と同級生でした!」
ザナドゥー「父上と?」
ムーン2「なお、当時の学友の話では二人は恋人同士だったそうです!」
ザナドゥー「……」
ミハイル「……」
ムーン3「殿下ー!隣国のケサラン共和国には小さいながら強力な軍隊があり、その関係で黒ムーンが潜入しているのですがルプセンに関する色んな情報をもっているそうです電話がつながっています!」
ミハイル「もしもし?情報があるのか?」
黒ムーン『はい、おとなりですからウワサ話が流れてきます。最高議会が恐怖政治をしていてたくさんの国民が粛清されたとか』
ミハイル「なぜ報告しない」
黒ムーン『ルプセンの事を調べろとは命令されてませんが』
ミハイル「気がきかない奴め!」
黒ムーン『そんなこと言われても……。あっ、そうだ。だいぶ以前の話になりますが最高議会の議長が自分の権力を高めるのに、邪魔者の処分を……』
ミハイル「それは元首の公爵が関係しているのか?」
黒ムーン『いえ、関係ありません。平凡なボーっとした人物らしいですから……それより侯爵家の次の家柄だった切れ者の侯爵その人が議長に殺されたんじゃないかという今でもまことしやかに……。』
ザナドゥー「自殺じゃ……なかったのか!」
チコ「殿下ー!」
ミハイル「早いな、なにかわかったか?」
チコ「ビックリしました!」
ミハイル「おお、なににびっくりした!」
チコ「資料が少ないんです!」
ミハイル「は?」
チコ「ルプセンより小さいとなりのケサラン共和国とくらべても、資料が1/10もありません!」
マリア「これは、いわゆる情報統制……ですね。
チコ「されているとしか考えられない状況です!」
ミハイル「やっぱりなにかあるな。」
ムーン1「こうなりゃ絡め手でいくしかない。CIAの公開情報サイトからルプセン公国をピックアップしました。それによると同国の人民最高議会、議長は30年前から同じ人物がつ止めています!」
ミハイル「30年!30年も最高権力をにぎっていたら議会の議長も名前が変わるぞ。」
チコ「なんと変わります?」
ミハイル「独裁者だ!」
マリア「独裁者!」
ムーン2「殿下、いささか古い話ですが!」
ミハイル「かまわん、報告しろ」
ムーン2「コサージュ公妃は、学生時代英国の大学でルプセンのヨーステン侯爵と言う人物と同級生でした!」
ザナドゥー「父上と?」
ムーン2「なお、当時の学友の話では二人は恋人同士だったそうです!」
ザナドゥー「……」
ミハイル「……」
ムーン3「殿下ー!隣国のケサラン共和国には小さいながら強力な軍隊があり、その関係で黒ムーンが潜入しているのですがルプセンに関する色んな情報をもっているそうです電話がつながっています!」
ミハイル「もしもし?情報があるのか?」
黒ムーン『はい、おとなりですからウワサ話が流れてきます。最高議会が恐怖政治をしていてたくさんの国民が粛清されたとか』
ミハイル「なぜ報告しない」
黒ムーン『ルプセンの事を調べろとは命令されてませんが』
ミハイル「気がきかない奴め!」
黒ムーン『そんなこと言われても……。あっ、そうだ。だいぶ以前の話になりますが最高議会の議長が自分の権力を高めるのに、邪魔者の処分を……』
ミハイル「それは元首の公爵が関係しているのか?」
黒ムーン『いえ、関係ありません。平凡なボーっとした人物らしいですから……それより侯爵家の次の家柄だった切れ者の侯爵その人が議長に殺されたんじゃないかという今でもまことしやかに……。』
ザナドゥー「自殺じゃ……なかったのか!」