ー日常ー街の住人達【10】
ー常春の国エメラダ:ミハイル宮殿ー
面会を申し込んでから一時間後……。
チコ「殿下」
ミハイル「さっそく返事が来たか」
チコ「却下されました」
ミハイル「ニャニおう!?」
チコ「聞こえませんでしたか却下です。キャッカ。」
ミハイル「カタカナでいわんでもわかるわい。却下とはどういう事だ」
チコ「訴訟、請願などを取り上げないで、さし戻すことです。」
ミハイル「誰が辞典そのままに答えろと言った。おかしいじゃないかちゃんとした手順を踏んだんだろうな。」
ムーン1「はい。外交ルートを通じてエメラダ国王から公爵妃への面会要請を送りました。」
ミハイル「手続きはきちんとしてるな……。何かの間違いかもしれない。もう一度申し込んでみろ。」
それからさらに一時間後……
チコ「再却下です。」
ミハイル「どうなってるんだ!!いやしくも一国の王が正式に申請しているのに理由の説明もなく一方的に却下とは!騒いでる場合か!」
マリア「騒いでるのは殿下ひとりですけどね。」
ミハイル「考えてみれば何も直接会う必要はないんだ。伯母上に電話をかけろ!」
チコ「着信拒否です!」
ミハイル「こっこっこうなったら手紙を書くから」
マリア「手紙もダメじゃないでしょうか」
ミハイル「ミサイルに貼りつけてルプセンにぶちこめ!」
ムーン1「殿下無茶ですよー!」
ミハイル「あの優しい伯母上が僕からの電話を拒否するはずがないじゃないかー!」
ザナドゥー「わたしの請願が却下されたのと同じらしいな。」
ミハイル「……誰かが妨害をしていると?」
ザナドゥー「うむ」
ミハイル「調査しろ!ルプセン公国はヨーロッパの小国で、これまでさしたるニュースも聞こえてなかったところから、平和に統治されているものだと思っていたがそうではないのかも知れん!ザナドゥーの件といい、なにかきな臭い事件が起きている可能性がある!伯母上が嫁いだのは!?」
ムーン1「26年前です!」
ミハイル「26年前から今日に至るまでの公国と伯母上に関するあらゆる情報を集めろ!」
殿下の命令によりムーンたちは一斉に公国の調査に乗り出した。
そうしていると何の騒ぎなのかと医務局の職員が顔を出した。
「おい、何の騒ぎだ?」
チコ「それが……」
「ふーん。」
「なにを騒いでたんだ?」
「ルプセン公国とコサージュ公妃のことを調べるんだとさ医務局の我々には関係ないな」
「コサージュ公妃?どっかで見たような……」
面会を申し込んでから一時間後……。
チコ「殿下」
ミハイル「さっそく返事が来たか」
チコ「却下されました」
ミハイル「ニャニおう!?」
チコ「聞こえませんでしたか却下です。キャッカ。」
ミハイル「カタカナでいわんでもわかるわい。却下とはどういう事だ」
チコ「訴訟、請願などを取り上げないで、さし戻すことです。」
ミハイル「誰が辞典そのままに答えろと言った。おかしいじゃないかちゃんとした手順を踏んだんだろうな。」
ムーン1「はい。外交ルートを通じてエメラダ国王から公爵妃への面会要請を送りました。」
ミハイル「手続きはきちんとしてるな……。何かの間違いかもしれない。もう一度申し込んでみろ。」
それからさらに一時間後……
チコ「再却下です。」
ミハイル「どうなってるんだ!!いやしくも一国の王が正式に申請しているのに理由の説明もなく一方的に却下とは!騒いでる場合か!」
マリア「騒いでるのは殿下ひとりですけどね。」
ミハイル「考えてみれば何も直接会う必要はないんだ。伯母上に電話をかけろ!」
チコ「着信拒否です!」
ミハイル「こっこっこうなったら手紙を書くから」
マリア「手紙もダメじゃないでしょうか」
ミハイル「ミサイルに貼りつけてルプセンにぶちこめ!」
ムーン1「殿下無茶ですよー!」
ミハイル「あの優しい伯母上が僕からの電話を拒否するはずがないじゃないかー!」
ザナドゥー「わたしの請願が却下されたのと同じらしいな。」
ミハイル「……誰かが妨害をしていると?」
ザナドゥー「うむ」
ミハイル「調査しろ!ルプセン公国はヨーロッパの小国で、これまでさしたるニュースも聞こえてなかったところから、平和に統治されているものだと思っていたがそうではないのかも知れん!ザナドゥーの件といい、なにかきな臭い事件が起きている可能性がある!伯母上が嫁いだのは!?」
ムーン1「26年前です!」
ミハイル「26年前から今日に至るまでの公国と伯母上に関するあらゆる情報を集めろ!」
殿下の命令によりムーンたちは一斉に公国の調査に乗り出した。
そうしていると何の騒ぎなのかと医務局の職員が顔を出した。
「おい、何の騒ぎだ?」
チコ「それが……」
「ふーん。」
「なにを騒いでたんだ?」
「ルプセン公国とコサージュ公妃のことを調べるんだとさ医務局の我々には関係ないな」
「コサージュ公妃?どっかで見たような……」