ー日常ー街の住人達【9】
ー常春の国エメラダ:ミハイル宮殿ー
チコ「殿下ー、たいへんです!さつ」
ミハイル「さつまあげか、札入れか!」
チコ「は?」
ミハイル「いつだったかあっただろ。」
チコ「違います!さつ」
ミハイル「まさか、またさつきちゃんじゃないだろうな!」
チコ「違いますってば!」
ミハイル「じゃあなんなんだ!」
チコ「殺人事件です!」
ミハイル「うーん、そうきたか。……殺人事件だと!!それはめでたい!いや、一大事じゃないか!ガイシャは!現場は!犯人は!」
チコ「被害者は市内の水道工事業者!現場はハラヒレホテル!そして肝心の犯人は……お前だ!」
ミハイル「わーーっ、僕が悪かったー!って、やめんか。僕はノリがいいんだ。」
チコ「知っててやったんです。」
ミハイル「なかなかやるようになってきたじゃないか。で?」
チコ「はい、事件は2時間ほど前に起きたらしいんです。」
ミハイル「ふむ。」
チコ「ホテルの関係者が死体を発見して、すぐ警察に通報ひこからただちに警察が宮殿に連絡してきたんです。」
ミハイル「警察が良く気をきかせたものだな。」
チコ「殺人事件が起きて殿下に知らせなかったらどんな目にあわされるかみんな知ってるからですよ。」
ミハイル「僕が国民にいかに愛されているかということだな。」
チコ「どうぞご自由に」
ミハイル「ハッハッハッハッ、では、現場に行くか」
チコ「はぁ…」
~~
現場であるハラヒレホテル前につくと刑事がひとりで迎えた。
ケージ「殿下、ご苦労様です。エメラダ警察のケージ刑事です。」
ミハイル「けーじ啓示?」
ケージ「さとしめしてるわけではありません。」
ミハイル「ああ、掲示か。」
ケージ「かかげしめしてもいません。」
ミハイル「わかっとるわい!冗談で言ってるんだ。事件の説明をしろ!」
ケージ「市内の水道工事事業者がホテルのボイラーの修理に来たんですが、その業者から一階から地下のボイラー室に通じる階段で殴り殺されてるのが発見されたんです。」
ミハイル「事件が起きたのは2時間前だそうだが、どうしてハッキリいえるんだ。」
ケージ「業者が2時間前ホテルに入るのをベルボーイが見ています。」
ミハイル「ふむ」
ケージ「すぐボイラー室に向かったはずですから事件が起きたのはホテルに入った直後だと思われるわけです。」
ミハイル「なるほどな。」
チコ「殿下ー、たいへんです!さつ」
ミハイル「さつまあげか、札入れか!」
チコ「は?」
ミハイル「いつだったかあっただろ。」
チコ「違います!さつ」
ミハイル「まさか、またさつきちゃんじゃないだろうな!」
チコ「違いますってば!」
ミハイル「じゃあなんなんだ!」
チコ「殺人事件です!」
ミハイル「うーん、そうきたか。……殺人事件だと!!それはめでたい!いや、一大事じゃないか!ガイシャは!現場は!犯人は!」
チコ「被害者は市内の水道工事業者!現場はハラヒレホテル!そして肝心の犯人は……お前だ!」
ミハイル「わーーっ、僕が悪かったー!って、やめんか。僕はノリがいいんだ。」
チコ「知っててやったんです。」
ミハイル「なかなかやるようになってきたじゃないか。で?」
チコ「はい、事件は2時間ほど前に起きたらしいんです。」
ミハイル「ふむ。」
チコ「ホテルの関係者が死体を発見して、すぐ警察に通報ひこからただちに警察が宮殿に連絡してきたんです。」
ミハイル「警察が良く気をきかせたものだな。」
チコ「殺人事件が起きて殿下に知らせなかったらどんな目にあわされるかみんな知ってるからですよ。」
ミハイル「僕が国民にいかに愛されているかということだな。」
チコ「どうぞご自由に」
ミハイル「ハッハッハッハッ、では、現場に行くか」
チコ「はぁ…」
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現場であるハラヒレホテル前につくと刑事がひとりで迎えた。
ケージ「殿下、ご苦労様です。エメラダ警察のケージ刑事です。」
ミハイル「けーじ啓示?」
ケージ「さとしめしてるわけではありません。」
ミハイル「ああ、掲示か。」
ケージ「かかげしめしてもいません。」
ミハイル「わかっとるわい!冗談で言ってるんだ。事件の説明をしろ!」
ケージ「市内の水道工事事業者がホテルのボイラーの修理に来たんですが、その業者から一階から地下のボイラー室に通じる階段で殴り殺されてるのが発見されたんです。」
ミハイル「事件が起きたのは2時間前だそうだが、どうしてハッキリいえるんだ。」
ケージ「業者が2時間前ホテルに入るのをベルボーイが見ています。」
ミハイル「ふむ」
ケージ「すぐボイラー室に向かったはずですから事件が起きたのはホテルに入った直後だと思われるわけです。」
ミハイル「なるほどな。」