ー日常ー街の住人達【9】
ー常春の国エメラダ:ミハイル宮殿ー
次の日
ミハイル「今朝も残りのシチューを食べて美味かったな」
チコ「そうですね。」
ミハイル「シチュー……シチュー引き回しのうえに打ち首獄門」
殿下は懐からネタ帳を取りだして書き込みだした。
チコ「書き残すほどのシャレですか今の…?」
ミハイル「しかし、今日も魚が降らないかなぁ。でもそんなに現象は続かないだろうなぁ。」
などと言いながら空を見上げるとビタンッと殿下の顔に魚が落ちてきた。それに続くように大量の魚が落ちてくる。
チコ「続いた!?」
ミハイル「神さまだか仏さまだか知らないが今日もプレゼントが届いた。半分は塩焼き、半分は刺身にして食べよう。」
「「「バンザーイ」」」
そしてさらに次の日
ミハイル「今日も魚をお願いします。」
そう願うと当然のように魚が降ってきた。
チコ「絶対おかしい…」
この現象は数日続きました。
ミハイル「食費が助かってありがたいがさすがに魚が続くと飽きる。今日は肉をお願いします。」
チコ「そんな無茶な」
空を見上げていると何か黒い点が見えた。それは徐々にスピードを増して近づいてきて、ついには地面に落下した。
鈍い衝撃、まさか牛でも落ちてきたのかとスプラッタを覚悟したが、そこにあったのは巨大な肉。スーパーなどで売ってあるスライスされてある赤身肉である。
加工肉が落ちてくるのも異常だがその大きさもおかしい。牛丸々一頭ほどもあるサイズなのだ。
ムーン1「なんです。この巨大な肉は!」
ミハイル「わからん。とりあえず中へもっていけ」
「「「は、はい!」」」
宮殿内に運び込み殿下が調べてみると
ミハイル「ふーむ、組成は羊の肉に似ているが、こんな大きな羊がいるわけがない、しかし毒性はないしアミノ酸も豊富だから食べたらうまいだろう。」
そして、夕飯はその肉を使ったジンギスカンになった。
ムーン1「実にうまい!」
ムーン2「ジンギスカンなんて贅沢だなぁ」
チコ「なんのお肉かわからないところがちょっと怖いんですけど…」
そしてまた次の日…
チコ「殿下、魚や肉は手に入ってますけど野菜が不足してます。」
ミハイル「今日は野菜だ」
手慣れたもので空に訴えかけるとニンジン、キャベツ、ジャガイモ、大根……緑黄色野菜が大量に降ってきた。
チコ「大丈夫なんでしょうか…」
ミハイル「願ったものが降ってくる。なんて便利な現象だろう。」
チコ「便利というか話がうますぎる気がします。」
次の日
ミハイル「今朝も残りのシチューを食べて美味かったな」
チコ「そうですね。」
ミハイル「シチュー……シチュー引き回しのうえに打ち首獄門」
殿下は懐からネタ帳を取りだして書き込みだした。
チコ「書き残すほどのシャレですか今の…?」
ミハイル「しかし、今日も魚が降らないかなぁ。でもそんなに現象は続かないだろうなぁ。」
などと言いながら空を見上げるとビタンッと殿下の顔に魚が落ちてきた。それに続くように大量の魚が落ちてくる。
チコ「続いた!?」
ミハイル「神さまだか仏さまだか知らないが今日もプレゼントが届いた。半分は塩焼き、半分は刺身にして食べよう。」
「「「バンザーイ」」」
そしてさらに次の日
ミハイル「今日も魚をお願いします。」
そう願うと当然のように魚が降ってきた。
チコ「絶対おかしい…」
この現象は数日続きました。
ミハイル「食費が助かってありがたいがさすがに魚が続くと飽きる。今日は肉をお願いします。」
チコ「そんな無茶な」
空を見上げていると何か黒い点が見えた。それは徐々にスピードを増して近づいてきて、ついには地面に落下した。
鈍い衝撃、まさか牛でも落ちてきたのかとスプラッタを覚悟したが、そこにあったのは巨大な肉。スーパーなどで売ってあるスライスされてある赤身肉である。
加工肉が落ちてくるのも異常だがその大きさもおかしい。牛丸々一頭ほどもあるサイズなのだ。
ムーン1「なんです。この巨大な肉は!」
ミハイル「わからん。とりあえず中へもっていけ」
「「「は、はい!」」」
宮殿内に運び込み殿下が調べてみると
ミハイル「ふーむ、組成は羊の肉に似ているが、こんな大きな羊がいるわけがない、しかし毒性はないしアミノ酸も豊富だから食べたらうまいだろう。」
そして、夕飯はその肉を使ったジンギスカンになった。
ムーン1「実にうまい!」
ムーン2「ジンギスカンなんて贅沢だなぁ」
チコ「なんのお肉かわからないところがちょっと怖いんですけど…」
そしてまた次の日…
チコ「殿下、魚や肉は手に入ってますけど野菜が不足してます。」
ミハイル「今日は野菜だ」
手慣れたもので空に訴えかけるとニンジン、キャベツ、ジャガイモ、大根……緑黄色野菜が大量に降ってきた。
チコ「大丈夫なんでしょうか…」
ミハイル「願ったものが降ってくる。なんて便利な現象だろう。」
チコ「便利というか話がうますぎる気がします。」