ー日常ー街の住人達【8】
ー常春の国エメラダ:ミハイル宮殿ー
しかし、その後の休憩時間も仕事が終わった後も誰ひとりの同僚と会うこともなかった。
ベタボメ号「みんなどこにいるんだー!」
「『さけられてるんじゃないか?』」
ベタボメ号「ハッ!ほめ神様!なぜ避けられてるんです!」
「『熱くなりすぎたんだ。』」
ベタボメ号「えっ」
「『お前が熱くなればなるほどみんなは引いてしまうのだ』」
ベタボメ号「また…失敗したのか」
ミハイル「どうもお前はやり過ぎる傾向にあるようだな。」
物陰から出てきたミハイルの姿を見てベタボメ号はおどろいた。
ベタボメ号「陛下!ほめ神様は陛下だったんですか!僕はどうしたらいいんでしょう!」
ミハイル「前回お前は無駄に褒め過ぎた。今回は熱く語りすぎてみんなに避けられてしまった。わかるか?お前は言葉に頼りすぎてるんだ。言葉を発すればそれだけで人を変えられると思っている。そこが違うんじゃないか?」
そう伝え終わると殿下はベタボメ号を残してその場から離れた。
ベタボメ号「言葉…」
それ以来、朝早く起きて掃除をして、いつもの30分前に仕事を始め、食事が終わったら食器を洗い、いつもより30分長くまた仕事……とにかく何も言わず真面目な生活を続けていると、そのうち仲間が戻ってきて、みんなベタボメ号を見習って真面目に生きるようになりました。
ミハイル「背中で引っ張るそれが正解だ。偉大なる真理に気付いたようだな。人の上に立つ国王として勉強させられる。」
しかしあまりにも全員が真面目になったものですから……。
チコ「殿下、書類にハンコを……」
ミハイル「退屈だ」
ムーン1「退屈なら書類にハンコをください」
ミハイル「遊ぼ」
チコ「仕事中です。」
ミハイル「ちょっとだけ」
ムーン1「ダメです」
ミハイル「ちょっとぐらいいいじゃないか!今までちゃんと遊んでくれたのにどうして急に態度を変えるんだ!」
チコ「みんな彼を見習ったからですよ。」
ベタボメ号「ど、どうも///。これもぜんぶ陛下のアドバイスのおかげ……」
ミハイル「アホーー!お前が背中で引っ張ったりするからだ!余計なことをするなーー!」
ベタボメ号「ええええぇっ!?」
あいかわらずめちゃくちゃなミハイルです。
しかし、その後の休憩時間も仕事が終わった後も誰ひとりの同僚と会うこともなかった。
ベタボメ号「みんなどこにいるんだー!」
「『さけられてるんじゃないか?』」
ベタボメ号「ハッ!ほめ神様!なぜ避けられてるんです!」
「『熱くなりすぎたんだ。』」
ベタボメ号「えっ」
「『お前が熱くなればなるほどみんなは引いてしまうのだ』」
ベタボメ号「また…失敗したのか」
ミハイル「どうもお前はやり過ぎる傾向にあるようだな。」
物陰から出てきたミハイルの姿を見てベタボメ号はおどろいた。
ベタボメ号「陛下!ほめ神様は陛下だったんですか!僕はどうしたらいいんでしょう!」
ミハイル「前回お前は無駄に褒め過ぎた。今回は熱く語りすぎてみんなに避けられてしまった。わかるか?お前は言葉に頼りすぎてるんだ。言葉を発すればそれだけで人を変えられると思っている。そこが違うんじゃないか?」
そう伝え終わると殿下はベタボメ号を残してその場から離れた。
ベタボメ号「言葉…」
それ以来、朝早く起きて掃除をして、いつもの30分前に仕事を始め、食事が終わったら食器を洗い、いつもより30分長くまた仕事……とにかく何も言わず真面目な生活を続けていると、そのうち仲間が戻ってきて、みんなベタボメ号を見習って真面目に生きるようになりました。
ミハイル「背中で引っ張るそれが正解だ。偉大なる真理に気付いたようだな。人の上に立つ国王として勉強させられる。」
しかしあまりにも全員が真面目になったものですから……。
チコ「殿下、書類にハンコを……」
ミハイル「退屈だ」
ムーン1「退屈なら書類にハンコをください」
ミハイル「遊ぼ」
チコ「仕事中です。」
ミハイル「ちょっとだけ」
ムーン1「ダメです」
ミハイル「ちょっとぐらいいいじゃないか!今までちゃんと遊んでくれたのにどうして急に態度を変えるんだ!」
チコ「みんな彼を見習ったからですよ。」
ベタボメ号「ど、どうも///。これもぜんぶ陛下のアドバイスのおかげ……」
ミハイル「アホーー!お前が背中で引っ張ったりするからだ!余計なことをするなーー!」
ベタボメ号「ええええぇっ!?」
あいかわらずめちゃくちゃなミハイルです。