ー日常ー街の住人達【8】
ー常春の国エメラダ:ミハイル宮殿ー
ミハイル「しかしムーン同士仲が悪いと聞いたら国王としてほっとくわけにはいかない。仲良くさせよう。」
ムーン1「どうですかねー…」
ミハイル「なにがどーですかだ。」
ムーン1「できますかねーという意味です。」
ミハイル「やってみなくちゃわからんだろう。」
ムーン1「ではやってみたください。」
ミハイル「キ号ちょっと来い」
キ号「はい?」
ミハイル「おまえケ号と仲が悪いそうだな」
キ号「あんな奴の名前なんか聞きたくもありません。」
ミハイル「あっ、思ったより重症だ」
ムーン1「ねっ?」
だがここでひるむわけにはいかないと殿下は毅然としていった。
ミハイル「キ号よっく聞け。そもそも精鋭ムーン部隊はチームワークを旨として……」
うんたらかんたら、なんたらかんたらと珍しく真面目に説教を始める殿下だったのだが。
キ号「失礼します」
キ号は殿下の胸元に両手を伸ばした。
ミハイル「なんだ?」
キ号「ネクタイが少し曲がっていたので。」
ミハイル「……」
無言ではあるが殿下の顔にはイラッ、イライラッとイラつきが現れ出す。
チコ「あっ殿下が怒った…」
ミハイル「キ号きをつけ!」
キ号「ハッ!?」
号令でビシッと姿勢を正すキ号。殿下は今しがた直されたネクタイをわざと崩した。
それを見て動こうとしたキ号。
ミハイル「動くな!じっとしてろ!動いたらただでは置かんぞ!国王命令だ!」
キ号「ああああ、あ、ああ、ああああっ!」
プップッと汗が吹き出し始める。
ムーン1「まがったネクタイが直せない」
チコ「キ号さん大丈夫ですか?」
キ号「ああああああぁぁあぁぁっ……ブブブブッ!!」
ついにはガタガタ、ぶるぶると震え出したと思えば泡を吹きだし始めた。
ムーン1「殿下!危険です!!」
ミハイル「えっ!?」
キ号「あ゛ぶぶぶぶぶぁ゛!」
痙攣、白目、泡を吹きだして今にも倒れそうになっている。
ミハイル「キ号許す!ネクタイを直していいぞ!」
飛びかかるような勢いで殿下のネクタイに手を伸ばして歪みをキッチと直すと同時にキ号はぶっ倒れてしまった。
チコ「……気絶してます」
ミハイル「あーめんどくさい!!そればゃケ号だ!ショックを与えてケッペキを直してやる!」
ムーン1「どうするんです?」
ミハイル「コエダメに叩きこんでやる!」
チコ「大丈夫ですかショックが大きすぎて死んじゃいませんか?」
ミハイル「死ねばケッペキは直る!」
チコ「そんな無茶な…」
ミハイル「しかしムーン同士仲が悪いと聞いたら国王としてほっとくわけにはいかない。仲良くさせよう。」
ムーン1「どうですかねー…」
ミハイル「なにがどーですかだ。」
ムーン1「できますかねーという意味です。」
ミハイル「やってみなくちゃわからんだろう。」
ムーン1「ではやってみたください。」
ミハイル「キ号ちょっと来い」
キ号「はい?」
ミハイル「おまえケ号と仲が悪いそうだな」
キ号「あんな奴の名前なんか聞きたくもありません。」
ミハイル「あっ、思ったより重症だ」
ムーン1「ねっ?」
だがここでひるむわけにはいかないと殿下は毅然としていった。
ミハイル「キ号よっく聞け。そもそも精鋭ムーン部隊はチームワークを旨として……」
うんたらかんたら、なんたらかんたらと珍しく真面目に説教を始める殿下だったのだが。
キ号「失礼します」
キ号は殿下の胸元に両手を伸ばした。
ミハイル「なんだ?」
キ号「ネクタイが少し曲がっていたので。」
ミハイル「……」
無言ではあるが殿下の顔にはイラッ、イライラッとイラつきが現れ出す。
チコ「あっ殿下が怒った…」
ミハイル「キ号きをつけ!」
キ号「ハッ!?」
号令でビシッと姿勢を正すキ号。殿下は今しがた直されたネクタイをわざと崩した。
それを見て動こうとしたキ号。
ミハイル「動くな!じっとしてろ!動いたらただでは置かんぞ!国王命令だ!」
キ号「ああああ、あ、ああ、ああああっ!」
プップッと汗が吹き出し始める。
ムーン1「まがったネクタイが直せない」
チコ「キ号さん大丈夫ですか?」
キ号「ああああああぁぁあぁぁっ……ブブブブッ!!」
ついにはガタガタ、ぶるぶると震え出したと思えば泡を吹きだし始めた。
ムーン1「殿下!危険です!!」
ミハイル「えっ!?」
キ号「あ゛ぶぶぶぶぶぁ゛!」
痙攣、白目、泡を吹きだして今にも倒れそうになっている。
ミハイル「キ号許す!ネクタイを直していいぞ!」
飛びかかるような勢いで殿下のネクタイに手を伸ばして歪みをキッチと直すと同時にキ号はぶっ倒れてしまった。
チコ「……気絶してます」
ミハイル「あーめんどくさい!!そればゃケ号だ!ショックを与えてケッペキを直してやる!」
ムーン1「どうするんです?」
ミハイル「コエダメに叩きこんでやる!」
チコ「大丈夫ですかショックが大きすぎて死んじゃいませんか?」
ミハイル「死ねばケッペキは直る!」
チコ「そんな無茶な…」