ー日常ー街の住人達【8】
ー常春の国エメラダ:ミハイル宮殿ー
ミハイル「……」
ムーン1「あっ、いた!殿下大変です!さつ」
ミハイル「殺人事件か!」
ムーン1「いえ、さつまあげです。」
ミハイル「はあ?」
ムーン1「おいしいさつまあげをたくさんいただいたんです。食べませんか?」
ミハイル「ちょっと待てそれのどこがたいへんなんだ。」
ムーン1「さつま揚げをたくさんいただくなんて、滅多にありません。ですから大変ですと」
ミハイル「意味か」
ムーン2「殿下ー!大変です!さつ」
ミハイル「殺人事件か!!」
ムーン2「いいえ、札入れをひろったんです。殿下のじゃありませんか?」
ミハイル「僕は小銭入れしか持ってない。」
ムーン2「ですよねぇ。おかしいなぁ誰のだろう。」
ミハイル「なんなんだ」
チコ「殿下ー!さつ」
ミハイル「さつまあげか札入れか!」
チコ「いえ、さつきちゃんです。」
ミハイル「誰だっ!」
チコ「エメラダ小学校の女の子が面会に来てるんですよ。」
ミハイル「なぜ」
チコ「殿下に何かお願いがあるとかで」
ミハイル「いちいちそんな子供のお願いを聞いていたらキリがないぞ。国民は僕がどれだけヒマだと思ってるんだ。」
チコ「まあまあ、せっかく来てくれたんですからお話だけでも……」
ミハイル「うーむ。しかたない、それにしてもわが国の女の子でさつきという名前は珍しいな」
チコ「親がトトロが好きだったんじゃないですか」
二人は応接室に向かった。
ミハイル「お待たせした。」
中へ入ると黒髪の少女がひとりソファーについていた。ミハイルを見るといった。
さつき「まあどうしてここにジャニーズがいるの?」
ミハイル「ほほう!」
チコ「……いや、エメラダ国王ミハイル殿下」
さつき「えー!国王様ってこんな立派な方なんですか!こんなにも気品あふれる素敵な方なんですか!」
ミハイル「ほほほほーーう!」
どんな下手なお世辞でも受け止めて煽てられるのが大好きなミハイルはこれでもかというほどうれしそうに胸を張っている。張りすぎて海老ぞりになっているぐらいだ。
チコ「(うまいな、この子)」
ミハイル「おい、なにをボーっとしている。一番いいお茶をお出ししろチーズケーキも忘れずにな。」
チコ「はあ…」
ミハイル「さっちゃんだったね。願い事があるそうだね。国民の願いを聞き届けるのは国王の役目だ言ってごらん。」
ミハイル「……」
ムーン1「あっ、いた!殿下大変です!さつ」
ミハイル「殺人事件か!」
ムーン1「いえ、さつまあげです。」
ミハイル「はあ?」
ムーン1「おいしいさつまあげをたくさんいただいたんです。食べませんか?」
ミハイル「ちょっと待てそれのどこがたいへんなんだ。」
ムーン1「さつま揚げをたくさんいただくなんて、滅多にありません。ですから大変ですと」
ミハイル「意味か」
ムーン2「殿下ー!大変です!さつ」
ミハイル「殺人事件か!!」
ムーン2「いいえ、札入れをひろったんです。殿下のじゃありませんか?」
ミハイル「僕は小銭入れしか持ってない。」
ムーン2「ですよねぇ。おかしいなぁ誰のだろう。」
ミハイル「なんなんだ」
チコ「殿下ー!さつ」
ミハイル「さつまあげか札入れか!」
チコ「いえ、さつきちゃんです。」
ミハイル「誰だっ!」
チコ「エメラダ小学校の女の子が面会に来てるんですよ。」
ミハイル「なぜ」
チコ「殿下に何かお願いがあるとかで」
ミハイル「いちいちそんな子供のお願いを聞いていたらキリがないぞ。国民は僕がどれだけヒマだと思ってるんだ。」
チコ「まあまあ、せっかく来てくれたんですからお話だけでも……」
ミハイル「うーむ。しかたない、それにしてもわが国の女の子でさつきという名前は珍しいな」
チコ「親がトトロが好きだったんじゃないですか」
二人は応接室に向かった。
ミハイル「お待たせした。」
中へ入ると黒髪の少女がひとりソファーについていた。ミハイルを見るといった。
さつき「まあどうしてここにジャニーズがいるの?」
ミハイル「ほほう!」
チコ「……いや、エメラダ国王ミハイル殿下」
さつき「えー!国王様ってこんな立派な方なんですか!こんなにも気品あふれる素敵な方なんですか!」
ミハイル「ほほほほーーう!」
どんな下手なお世辞でも受け止めて煽てられるのが大好きなミハイルはこれでもかというほどうれしそうに胸を張っている。張りすぎて海老ぞりになっているぐらいだ。
チコ「(うまいな、この子)」
ミハイル「おい、なにをボーっとしている。一番いいお茶をお出ししろチーズケーキも忘れずにな。」
チコ「はあ…」
ミハイル「さっちゃんだったね。願い事があるそうだね。国民の願いを聞き届けるのは国王の役目だ言ってごらん。」