ー日常ー街の住人達【8】
ー常春の国エメラダ:ミハイル宮殿ー
チコ「殺人事件でも強盗事件でも現場のリアルな映像が流れるんです。だから誰がどうやって殺したか、どこへ逃げてどこに隠れてるか、すぐにわかっちゃうんですよ。」
ミハイル「待て、どうしてそんなことになるんだ。」
チコ「わかりません」
ミハイル「現場の映像が流れるということは誰かが何処で事件が起きるか前もって知っていて撮影したことになる。そんなことが可能か?」
チコ「そういわれると……不可能なような気もします。」
ミハイル「唯一可能性があるとするとやらせか。」
チコ「やらせ?」
ミハイル「自称名探偵がわざと事件を起こさせてそれを撮影していたと考えれば理屈は通る。しかし、なぜそんなことをする。強盗はともかくやらせで殺人?不自然過ぎないか?その映像を手に入れろ」
ムーン1「ハッ」
ミハイル「ついでに犯人たちの素性とか、できるだけのことを調べろ」
ムーン1「ハハッ」
迅速に集められた情報と映像をミハイルがチェックする。
チコ「いかがですか?」
ミハイル「犯人たちに共通した点はないなということはやらせではありえないな。この映像だが……妙に綺麗だ。カメラの視点も常に移動してるし、どうやって撮影してるのか見当もつかない。」
MC【殿下ヨロシイデスカ?】
ミハイル「MC?」
チコ「マザーコンピューター?」
ミハイル「なにか意見があるのか!」
MC【勝手ナガラ映像ヲ解析サセテイタダイタトコロ信ジラレナイヨウナコトガワカリマシタ】
チコ「マザーコンピューターが信じられないようなことを言うのは珍しいですね。」
ミハイル「なんだ!」
MC【コノ映像ハ百兆画素ノかめらデ撮影サレテイマス】
チコ「ひゃっ、百兆!?」
ミハイル「そんなカメラがあるのか!」
MC【マダアリマセンコレハ未来ノてくのろじーデス】
ミハイル「今回の事件は未来人が関わっているというのか!」
MC【マチガイアリマセン】
チコ「殿下、これはいったい……」
ミハイル「待てよ~~なんとなくわかってきたぞ~未来人ということはそいつがいる時代にはタイムマシンとまでいかなくても少なくとも部分的に時間を超越できるテクノロジーがあるはずだ」
チコ「はあ…」
ミハイル「MC、いつ頃だろう?」
MC【オオザッパニ言ッテ二百年ホド先デハナイカト】
ミハイル「なぜそう思う」
MC【直観デス】
ミハイル「ほんと人間的だなぁ」
チコ「殺人事件でも強盗事件でも現場のリアルな映像が流れるんです。だから誰がどうやって殺したか、どこへ逃げてどこに隠れてるか、すぐにわかっちゃうんですよ。」
ミハイル「待て、どうしてそんなことになるんだ。」
チコ「わかりません」
ミハイル「現場の映像が流れるということは誰かが何処で事件が起きるか前もって知っていて撮影したことになる。そんなことが可能か?」
チコ「そういわれると……不可能なような気もします。」
ミハイル「唯一可能性があるとするとやらせか。」
チコ「やらせ?」
ミハイル「自称名探偵がわざと事件を起こさせてそれを撮影していたと考えれば理屈は通る。しかし、なぜそんなことをする。強盗はともかくやらせで殺人?不自然過ぎないか?その映像を手に入れろ」
ムーン1「ハッ」
ミハイル「ついでに犯人たちの素性とか、できるだけのことを調べろ」
ムーン1「ハハッ」
迅速に集められた情報と映像をミハイルがチェックする。
チコ「いかがですか?」
ミハイル「犯人たちに共通した点はないなということはやらせではありえないな。この映像だが……妙に綺麗だ。カメラの視点も常に移動してるし、どうやって撮影してるのか見当もつかない。」
MC【殿下ヨロシイデスカ?】
ミハイル「MC?」
チコ「マザーコンピューター?」
ミハイル「なにか意見があるのか!」
MC【勝手ナガラ映像ヲ解析サセテイタダイタトコロ信ジラレナイヨウナコトガワカリマシタ】
チコ「マザーコンピューターが信じられないようなことを言うのは珍しいですね。」
ミハイル「なんだ!」
MC【コノ映像ハ百兆画素ノかめらデ撮影サレテイマス】
チコ「ひゃっ、百兆!?」
ミハイル「そんなカメラがあるのか!」
MC【マダアリマセンコレハ未来ノてくのろじーデス】
ミハイル「今回の事件は未来人が関わっているというのか!」
MC【マチガイアリマセン】
チコ「殿下、これはいったい……」
ミハイル「待てよ~~なんとなくわかってきたぞ~未来人ということはそいつがいる時代にはタイムマシンとまでいかなくても少なくとも部分的に時間を超越できるテクノロジーがあるはずだ」
チコ「はあ…」
ミハイル「MC、いつ頃だろう?」
MC【オオザッパニ言ッテ二百年ホド先デハナイカト】
ミハイル「なぜそう思う」
MC【直観デス】
ミハイル「ほんと人間的だなぁ」