ー日常ー街の住人達

ー小鳥遊邸:悠の部屋ー

悠(女)「うぇへへ、黒い娘と白い娘かぁいいなぁ」

黒奈「抱きかかえるのやめてもらえないかな」

白奈「私より、黒奈の方がさわり心地はいいですよ。」

黒奈「姉を売るんじゃない!」

悠(女)「大丈夫。あーしの腕は少女二人くらいなら余裕で抱き締められる」

ゆうな「お母さん、気にいったみたい」

黒奈「私たちは不満だ」

白奈「まだそんなに言葉を交わしていないのに危機を感じている」

ゆえ「おかあさんはやさしいよ……?」

悠(女)「それで、今日からウチで暮らすのか?この二人は」

黒奈「どうしてそうなった」

悠(女)「いや、あーしの娘になりたいから捕まったんだろ?」

白奈「私達やっぱり捕まってるんだ」

ゆうな「酷いお母さん、私達だけじゃ不満なの?」

悠(女)「馬鹿をいうな。」

ゆうな「あたしはゆうな!」

黒奈「シリアスでいくのかボケるのかどっちかにしろ」

悠(女)「ゆうなとゆえだって……「妹」欲しいだろ?」

ゆうな「……」

ゆえ「……」

ゆうな「黒奈と白奈は今日からここで暮らします」

ゆえ「これからはゆうなおねえさま、ゆえねーちゃんとよんでね……」

黒奈「私達を置き去りにしてドンドン話しを進めるな」

白奈「お姉さまってネクタイを直してくれたり、背景に百合の花が咲いたりしそうだよね」

悠(女)「そういうのが好きなのか?」

黒奈「白奈は腐ってるから」

白奈「黒奈は太ってる」

黒奈「ストレートにいうなッ!」

スパァン!
白奈「あべしっ!?」

悠(女)「おっと、逃げられた」

白奈「で、できれば今はちゃんと拘束しておいてほしかった……」

黒奈「とりあえず、娘にはなりません」

悠(女)「じゃあ……肉体関係になる?」

黒奈「ならねーよ!」

スパァン!
悠(女)「あはは、黒奈ちゃんはなかなか元気がいいな」

黒奈「くらってない?!」

ゆうな「お母さんとお父さんはツッコミマスター級のツッコミじゃないと効果薄いよ」

ゆえ「もしくはれべるをあげてぶつりでなぐるか……」

黒奈「RPGの王道戦法か」

ゆうな「最近一番効果的だったのは?」

悠(女)「頭を掴んでブン投げられたのは痛かった」

白奈「タイラントにでも襲われたの?」

悠(女)「タイラントでないけど龍であり神であり姫であるお方かな」

黒奈「なにその裏ボス的存在」


~広間~

神姫「はっ……ふしゅん!」

京「神姫姉、大丈夫?」

神姫「ちょっとむずむずしただけよ」

悠「ふしゅんって可愛いな。ふしゅんって」

神姫「……」

ガシッ!ミシッミジジジジジ!
悠「のおぉぉぉぉ!割れる!頭蓋骨が割れるぅゥゥ!!」
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